変化の激しい年だった。3月22日に旧来の友人であり、尊敬すべき先達であった松井孝典氏が亡くなった。私は4月5日の千葉工業大学の入学式で歓迎の言葉を述べることになっていたのだが、学長だった松井さんを悼んでの祝辞となった。松井さんは長年「地球学」を開催して、この地球で人間がどう生きるかを学際的に検討してきた。多くの研究者が分野を超えてここに集った。私もいい経験をさせていただいたと思っている。後任の学長にはMITメディアラボ前所長の伊藤穣一氏が就任。松井さんの後を継いで地球学を牽引してほしいと思う。4月15日には札幌で環境大臣が集まるG7会合が開かれ、「かんきょう広場ほっかいどう」のイベントで、映像作家のAmiy Mori、環境省次官の中井徳太郎さん、リサイクル技術を開発した環境ベンチャー代表の岩元美智彦さんと鼎談。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場したデロリアンを岩元さんが展示し、ごみを燃料にして動かすことで大きな話題を呼んだ。10月には「ごみ研究者」として名高い浅利美鈴さんが地球研の教育担当教授として就任したので、強い縁を感じた。4月末には鹿児島で薩摩会議があり、姶良市の新留小学校で「ふつうの学校」プロジェクトのワークショップに参加。統廃合や不登校児が激増する日本の教育問題について学ぶことが多かった。5月にはJT生命誌研究館30周年で館長の永田和宏さん、作家の小川洋子さんと鼎談。6月には千葉大学で開かれた日本高等教育学会第36回大会で基調講演をして、環境学を教育界に普及させる必要性を痛感した。現在、さまざまな教育関連の審査委員をやっているが、その経験を活かして教育界にも発言していこうと思う。7月に京都府教育委員会主催の校長講座で「教育の原点とは何か」という基調講演をしたり、日本学術会議主催で環境教育シンポジウムを開催したのはその出発点でもある。9月には「日本に健全な森を作り直す委員会」15周年シンポがあり、久しぶりに委員長の養老孟司さんとお会いできた。また、9月末には念願のルワンダ行が実り、火山国立公園でマウンテンゴリラと対面できた。昔親しく付き合ったタイタスはもう亡くなったが、その息子で立派なシルバーバックになったセカシラに会えた。ゴリラと過ごした日々が蘇ってきて、『共感革命』(河出新書)、『森の声、ゴリラの目』(小学館新書)を一気に出版した。さらに、鳥類学者の若き旗手である鈴木俊貴さんとの対談本『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)も刊行できた。10月には上廣倫理財団と地球研に寄付研究部門をつくる構想を話し合い、夢が大きく膨らんだ。11月は委員長を務めるコスモス国際賞やKYOTO地球環境の殿堂の表彰式があって忙しく過ごし、12月には旭川工業専門学校で探求学習の講義、金沢の21世紀美術館で開催された「新たなエコロジーと芸術上の実践」と題するシンポジウムで哲学者のティモシー・モートンさんと篠原雅武さん、館長の長谷川祐子さんと鼎談した。年が明けて1月には京都市動物園開園120周年シンポジウムで名誉園長として基調講演、日本の世界自然遺産5地域会議で基調講演、校長を務める「こども大学くにたち」で基調講演、2月は宮城県教職員組合で講演、信州大学で講義や実習に参加した。3月には第五福竜丸平和協会主催のビキニ水爆実験被災70年「3・1ビキニ記念のつどい」に参加して人類の未来について私見を述べた。また、私が京都大学総長時代に酒井敏教授の立案により立ち上げた「京都大学変人講座」の発展形である「変人學會」のキックオフシンポジウムが京都であり、参加して期待を述べた。日本のアカデミアも教育界ももっと遊びを増やして自由な発想ができるようにしなければならない。その思いを強くした1年であった。
論文
山極壽一, 2023. 「共感力の再考―コロナ後の時代へ向けて」、ユング心理学研究 15 : 15-44.
山極壽一, 2023. 「今西錦司の思想に西田哲学を見る」、西田哲学会年報、第25号、PP. 1-19.
著書
山極壽一, 2023. 「ゴリラ・ツーリズム」、松田素二編『アフリカを学ぶ人のために』、世界思想社、pp. 256-257.
山極壽一, 2023. 「地球環境問題は人間の文化の問題? 人類学を起点にSDGsの本質を探る」、佐和隆光監修、泉美智子著『SDGsの超基本』、朝日新聞出版, pp.158-161.
山極壽一, 2023. 「ニホンザル研究小史」、日本霊長類学会編『霊長類学の百科事典』、pp. 10-13.
山極壽一, 2023.「日本霊長類学会」、日本霊長類学会編『霊長類学の百科事典』、pp. 40-41.
山極壽一, 2023. 「「人類」と自由」、ウスビ・サコ編『不自由な社会で自由に生きる―「自由論」講義録』、光文社新書, pp. 171-187.
山極壽一・鈴木俊貴, 2023. 『動物たちは何をしゃべっているのか?』、集英社.
山極壽一, 2023. 「共感革命―社交する人類の進化と未来」、河出新書.
山極壽一, 2024. 「ゴリラの視点から見た戦争と平和」、対談、坂田美雅子著『枯葉剤の傷跡を見つめて―ある映像作家の「失われた時」への歩み』、花伝社、pp. 118-138.
山極壽一, 2024. 『森の声、ゴリラの目―人間の本質を未来へつなぐ」、小学館新書
総論・報告
山極壽一, 2023. 「地球を元気にするには?」、木谷百花編『旅するモヤモヤ相談室』、世界思想社、pp. 168-185.
澤田昌人・山極壽一, 2023. 「ぼくらは、なにを、どうして心ときめかせたのか」、地球研ニュース No. 87, pp. 2-7.
山極壽一, 2023. 「ゴリラに学んだ人間の本質」、ACADEMIA No.190 : 18-31.
山極壽一, 2023. 「自然と文化は切り離すことができない」、森の声、ゴリラの目、BEPAL 4月号、No. 514, pp. 67-69.
山極壽一, 2023. 「京都市動物園と京都大学」、いのちかがやく京都市動物園構想2020、京都市動物園120周年に寄せて「私と京都市動物園」、動物園だより No. 196, pp. 4-5.
山極壽一, 2023. 「思春期とは何か―ゴリラからの提言」、桐光学園大学訪問授業高校生と考える危機の時代の必須教養『21世紀の突破口』、pp. 279-293.
山極壽一, 2023. 「人間が置き忘れたもの」、The Wisdom of Primates、Richesse 43 : 24-25.
山極壽一, 2023. 「共同の子育てが人間の社会力の源泉」、LD/ADHD&ASD 21巻2号、P 1.
山極壽一, 2023. 「ゴリラの老いは美しい」、明日の友263、pp.10-11.
山極壽一, 2023. 「動物に対する誤解から人間社会の本質を考える」、日本学術会議シンポジウム「人類学者と語る人間の「ちがいと差別」報告書、pp. 3-7.
山極壽一, 2023. 「京都市動物園と京都大学」、いのちかがやく京都市動物園構想2020 京都市動物園120周年に寄せて「私と京都市動物園」、動物園だより京都市動物園、No.196 p.4.
山極壽一, 2023. 「人新世の脱構築」、日仏文化、No. 92, pp.13-21.
山極壽一, 2023. 「分かち合う社会」、文部科学省検定済教科書 高等学校国語科用「論理国語」、pp.157-165.
山極壽一, 2023. 「家畜化の謎」、森の声、ゴリラの目、BEPAL第43巻、5号、pp. 59-61.
山極壽一, 2023. 「小説を書きながら音楽を奏で、踊っている」、「村上春樹」を読む、AERA 23.4.17, No.18, pp. 11-12.
山極壽一, 2023. 「コミュニケーションの進化と図書館の未来」、国立国会図書館月報、745号、pp. 6-7.
山極壽一, 2023. 「賀茂祭」、葵祭、賀茂御祖神社、pp. 18-19.
Yamagiwa J, Tachikawa E (2023) Redevelopment and Preservation: Urban Planning Lessons from the Past. Interview, YNK, Tokyo Tatemono.
山極壽一, 2023. 「人類はどこで間違ったのか、何を失ったのか、そしてこれから何を得るのか?」、MURYOJU Vol. 129, pp. 11-12.
山極壽一, 2023. 「やわらかい思考と実践の哲学者」、現代思想2023年5月臨時増刊号、総特集「鷲田清一」、pp. 153-157.
山極壽一, 2023. 「日本の真の国際化を目指して」、IDA 現代の高等教育 No. 650, pp. 2-3.
山極壽一, 2023. 「人間の本質と文明の行方」、森の声、ゴリラの目、BEPAL第43巻、6号、pp. 59-61.
山極壽一, 2023. 「島の未来可能性」、季刊iichiko特集「島の自然と文化学」、pp. 8-22.
山極壽一, 2023. 「「他者実現」が大事 だますより騙されろ」、日刊ゲンダイ、5月5日
山極壽一, 2023. 「保育者は「子どもの時間」をともに生きる存在であれ!」、あそびと環境0・1・2歳、2023.7月号、pp. 8-9.
山極壽一, 2023. 「「水をのむ」のはじまりって?」、新百姓001, pp. 90-91.
山極壽一, 2023. 「共感力を鍛え、人々が寄り合い助け合う社会へ」、あらきとうりょう291、特集「コミュニケーションのゆくえ」、pp. 14-23.
山極壽一, 2023. 「保育者は「子どもの時間」をともに生きる存在であれ!」、あそびと環境0・1・2歳、2023.7月号、pp. 8-9.
山極壽一, 2023. 「「水をのむ」のはじまりって?」、新百姓001, pp. 90-91.
山極壽一, 2023. 「共感力を鍛え、人々が寄り合い助け合う社会へ」、あらきとうりょう291、特集「コミュニケーションのゆくえ」、pp. 14-23.
山極壽一・田中孝幸, 2023. Work Magic NARA #04, BONCHI(一般社団法人 TOMOSU)
山極壽一, 2023. 「山極先生、ゴリラは「ぼけ」るんですか?」、ちゃぶ台11, pp. 125-140.
山極壽一, 2023. 書評『Earth for All 万人のための地球』、学鐙 2023 夏号、pp. 56-58.
山極壽一, 2023. 「社交という不思議な空間」、The Wisdom of Primates、Richesse 44 : 26-27.
山極壽一, 2023. 「人間の持っている力を回復させ、レジリエントな未来を構築する」、産業新潮2023年7月号、pp. 6-14.
倉本聰・山極壽一・林原博光, 2023. 愚者の質問63総集編「人間」と「科学」の海抜ゼロを訪ねて、季刊富良野自然塾カムイミンタラ、pp. 50-61.
山極壽一・藤重貞慶, 2023. 「本当に幸福な未来をつくるには新しい価値観を見つけるための「気付き」、そして「共感力」が重要」、藤重貞慶のエースTOPインタビュー「未来のストーリーを語ろう第8回、ACE 2023 SUMMER No. 280, pp. 26-30.
山極壽一, 2023. 「驚きいっぱいのリヴィングストン」、リヴィングストン著『アフリカ探検記』ナビゲーション、pp. 1-7.
山極壽一, 2023. 「身体性―踊るんだ。踊り続けるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない。」、What is Energy ? 花椿2023年春夏号, p 24.
山極壽一, 2023. 「常識の壁を超える」、特集「視野を広げる」、やくしん2023年6月号、PP.18-121.
山極壽一, 2023. 「行為に価値を見出す「遊動する社会」の到来へ向けた未来可能性の追求」、東京経済特別号「SDGsに取り組む大学特集」Vol. 5, pp. 10-11.
山極壽一・鈴木俊貴, 2023. 「森で動物と暮らした研究者たちが語る「現代人が失ったもの」」、週刊プレイボーイ、No. 34/35, pp. 50-53.
山極壽一, 2023. 「ヒトの共感力」、特集「共に在る、共に生きる」、学鐙秋号、Vol. 120, No. 3, pp. 4-8.
山極壽一, 2023. 「森から見つめた”人間の本質“」、季刊読書のいずみ, 176 : 14-21.
山極壽一, 2023. 「「人間とは何か」を知るため密林に入り、ゴリラの国に留学する」、知の探究者、蛍雪時代2023年10月号、pp. 45-48
山極壽一, 2023. 「コミュニケーションの本質はリズムを同調させること」、SHORINJI KEMPO 2023 Autumn, pp. 22-25.
山極壽一, 2023. 「戦争は人間の本性ではない」、公研, 721 : 16-17.
山極壽一, 2023. 「対面の本当の意味」、The Wisdom of Primates、Richesse, 45 : 26-27.
山極壽一, 2023. 「大学の自治と学問の自由―危機の時代にこそ生きてくる」、全国革新懇ニュース、11月10日
山極壽一・松井薫, 2023. 「対談―町家とゴリラ」、松井薫著『京都の町家に学ぶたしかな暮らし』、学芸出版社、pp. 172-193.
山極壽一・伊藤雄馬, 2023. 「言語の起源は踊りだった―森で暮らしたふたりの研究者がたどり着いた大胆新説」、週刊プレイボーイ No. 47/48, pp. 54-57.
山極壽一, 2023. 「親離れと子離れの時期」、The Wisdom of Primates、リシェス 46号、pp. 32-33.
山極壽一, 2023. 「適切な社交による契約社会から信用社会への移行が安全と健康をもたらす」、地方公務員安全と健康フォーラム、vol. 126, pp. 2-3.
山極壽一, 2023. 「美徳と道徳の違いを超えて」、青淵 vol 897, pp. 3-4.
山極壽一, 2021. 「何が起こってもゴリラのように泰然自若」、文藝春秋「私が大切にしている10のこと」、2024年1月号、184-191.
山極壽一, 2023. 「多業・兼業の時代が。一日も早く自立して複数の自分を磨け」、「新しい時代」の生き方、働き方、ダイヤモンドセレクト1月号、pp. 34-35.
山極壽一, 2023. 「推薦のことば」、『世界農業遺産』、くもん出版、p. 3.
山極壽一, 2024. 「メッセージ」、動物園ランドスケープ No. 2, p. 3.
山極壽一, 2024. 「人間と動物の境界はどこにあるのか? 人間は時間を止めて文明を作った」、現代思想「ビッグ・クエスチョン―大いなる探求の時代」、2024 vol. 52-1, pp. 115-120.
山極壽一・梶田真章・日戸興史・塩瀬隆之・谷本有香, 2024. The « Question » Conference 未来会議の緊急提言!人を導く「問いの力」、Forbes 2024年3月号、No. 115, pp.18-25.
山極壽一, 2024. 「美しさがあるというのは、ケンカとか暴力、戦争なんかとは全く違う」、武道の可能性、SHORINJI KENPO、第43巻4号、pp. 22-25.
山極壽一, 2024. 「核の時代を超えて未来を創るために」、子どもの本棚2024年3月号(No.665)、pp. 21-23.
山極壽一, 2024. 「核の時代を超えて未来を創るために」、子どもの本棚2024年3月号(No.665)、pp. 21-23.
山極壽一, 2024. 「人間にとって学びとは何か―ゴリラの眼でみた人間社会 野生に学ぶ「未知の世界」の生き方」、鎌倉女子大学学術研究所報第24巻別冊、pp. 51-55.
山極壽一, 2024. 「ゴリラに学んだ人間の本質について」、おおやまと令和6年3月号、pp. 1-3.
山極壽一, 2024. 「信頼は時間の関数」、離島経済新聞社編『世界がかわるシマ思考―離島に学ぶ、生きるすべ』、pp. 97-102.
山極壽一, 2024. 「人は旅によって進化した」、未来社会の探求VOL. 1、Travel Journal 2024.4.1. p. 19.
山極壽一, 2024. 「人の遊び、ゴリラの遊び」、JAPONisme vol. 34 SPRING, pp. 4-7.
学会・シンポジウム発表
山極壽一, 2023. G7環境イベント「Think about Earth」、パネリスト、4月15日、札幌ドーム(札幌市)
山極壽一, 2023. 「人と自然の相互関係を屋久島から考える―進化の観点から文明の再考」、薩摩会議パネリスト、4月21日、島津藩島津家別邸「仙厳園」(鹿児島市)
山極壽一, 2023. 山尾三省記念会シンポジウム「アニミズムという希望ー山尾三省が遺したもの」パネリスト、5月3日、屋久島町役場(屋久島町)
山極壽一・永田和宏, 2023. 対談「科学のおもしろさをみんなと共有したい―答えより問いを求めて」、JT生命誌研究館創立30周年の集い「科学の未来と生命誌」、5月27日、浜離宮朝日ホール(東京)
山極壽一, 2023. 「日本の研究力向上へ向けて」、日本高等教育学会シンポジウム「大学の活性化と高等教育改革」講演、6月11日、千葉大学(千葉市)
山極壽一, 2023. 「共感革命とコロナ後の未来」、比叡山未来会議2023-人、社会、技術を照らす想像と創造―、基調講演、6月29日、比叡山延暦寺会館(大津市)
山極壽一, 2023. Q-1コンテスト審査員、7月16日、日本科学未来館(東京)
山極壽一, 2023. SWITCH CHAT for actions~Z世代が企業に期待するサステイナブルアクションとは? パネリスト、7月17日、渋谷スクランブルスクエア(東京)
山極壽一, 2023. 「人類の進化や文化と生物多様性の関り~暮らしの豊かさを支えるものとは~」、きょうと生物多様性センター設立記念イベント「京都の暮らしや文化と生物多様性の恵み」基調講演、7月21日、京都府立京都学・歴彩館(京都市)
山極壽一, 2023. 日本学術会議公開シンポジウム「ニンゲン学的環境教育の提案―ローカルとグローバルのはざまで」ディスカッサント、7月23日、事業構想大学院大学(東京)
山極壽一, 2023. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、令和5年度中部地区獣医師会大会特別講演、9月2日、ホテルグランヒルズ静岡(静岡市)
山極壽一, 2023. NPO法人「日本に健全な森を作り直す委員会」結成15周年記念シンポジウム「日本の進む道を示そう」、第2部「大地震が来るのに、日本は何をやっているのか」、パネリスト、9月10日、モンベル品川店ホール(東京)
山極壽一, 2023. 「生き物と人の持続的関係の再構築へ向けて」、日本建築学会大会 地球環境協議会シンポジウム「人新世時代におけ る気候変動への建築・都市・地域の応答」講演、9月13日、京都大学(京都市)
山極壽一, 2023. 「人類の本質と文明の行方」、第75回日本皮膚科学会西部支部学術大会特別講演、9月16日、沖縄コンベンションセンター(那覇市)
山極壽一, 2023. 「人類の飛躍と没落―共感社会と言葉のもたらした世界」、JT生命誌研究館3周年記念シンポジウム基調講演、9月30日、高槻城公園芸術文化劇場(高槻市)
山極壽一, 2023. JT生命誌研究館創立30周年記念シンポジウム「生命誌から生命科学の明日を拓くIV」,パネリスト、9月30日、高槻城講演芸術文化劇場(高槻市)
山極壽一, 2023. 「言葉を超える相互理解をするために」、第1回大阪大学外国語学部・外国学専攻シンポジウム=大阪大学大学院人文学研究科附属複言語・複文化共存社会研究センター設立記念=基調講演、10月21日、箕面市文化芸能劇場大ホール(箕面市)
山極壽一, 2023. NPO法人ウッドデッキシンポジウム2023「未来の仕事/秋田に学ぶ過去~現在~未来」パネリスト、11月1日、国際教養大学(秋田市)
山極壽一, 2023. 「共感社会の進化と第二のノマド時代」、学士会YELLシンポジウム「特別ダブル講演会“豊か”に生き抜く未来への道標」、11月5日、3X3 Lab Future(東京)
山極壽一, 2023. 京都環境文化学術フォーラム国際シンポジウム「地球という庭で私たちは生きる」パネリスト、11月18日、国立京都国際会館(京都市)
山極壽一, 2023. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、令和5年度中部地区獣医師会大会特別講演、9月2日、ホテルグランヒルズ静岡(静岡市)
山極壽一, 2023. NPO法人「日本に健全な森を作り直す委員会」結成15周年記念シンポジウム「日本の進む道を示そう」、第2部「大地震が来るのに、日本は何をやっているのか」、パネリスト、9月10日、モンベル品川店ホール(東京)
山極壽一, 2023. 「生き物と人の持続的関係の再構築へ向けて」、日本建築学会大会 地球環境協議会シンポジウム「人新世時代におけ る気候変動への建築・都市・地域の応答」講演、9月13日、京都大学(京都市)
山極壽一, 2023. 「人類の本質と文明の行方」、第75回日本皮膚科学会西部支部学術大会特別講演、9月16日、沖縄コンベンションセンター(那覇市)
山極壽一, 2023. 「人類の飛躍と没落―共感社会と言葉のもたらした世界」、JT生命誌研究館3周年記念シンポジウム基調講演、9月30日、高槻城公園芸術文化劇場(高槻市)
山極壽一, 2023. JT生命誌研究館創立30周年記念シンポジウム「生命誌から生命科学の明日を拓くIV」,パネリスト、9月30日、高槻城講演芸術文化劇場(高槻市)
山極壽一, 2023. 「言葉を超える相互理解をするために」、第1回大阪大学外国語学部・外国学専攻シンポジウム=大阪大学大学院人文学研究科附属複言語・複文化共存社会研究センター設立記念=基調講演、10月21日、箕面市文化芸能劇場大ホール(箕面市)
山極壽一, 2023. NPO法人ウッドデッキシンポジウム2023「未来の仕事/秋田に学ぶ過去~現在~未来」パネリスト、11月1日、国際教養大学(秋田市)
山極壽一, 2023. 「共感社会の進化と第二のノマド時代」、学士会YELLシンポジウム「特別ダブル講演会“豊か”に生き抜く未来への道標」、11月5日、3X3 Lab Future(東京)
山極壽一, 2023. 京都環境文化学術フォーラム国際シンポジウム「地球という庭で私たちは生きる」パネリスト、11月18日、国立京都国際会館(京都市)
山極壽一, 2023. 金沢21世紀美術館シンポジウム「新たなエコロジーと芸術上の実践」、パネリスト、12月17日、金沢市文化ホール(金沢市)
山極壽一, 2023. 「「サル化」する人間社会における大学の役割―観光学への期待」、大阪観光大学学術シンポジウム基調講演、12月20日、大阪観光大学(熊取町)
山極壽一, 2024. 「屋久島で人間の本質を学ぶ」、薩摩会議屋久島合宿第1セッション、1月5日、オンライン
山極壽一, 2024. 「野生の窓としての動物園の歴史」、京都市動物園開園120周年基調講演、1月14日、京都市国際交流会館(京都市)
山極壽一, 2024. 「ゴリラのフンコロジー」、第2回排泄の自然誌を編む研究会「出すことと出たものへのまなざし」特別講演、2月10日、信州大学(松本市)
山極壽一・金井政明, 2024. 「第2のノマド時代と社会的共通資本」、京都大学人と未来研究院社会的共通資本と未来寄附研究部門特別シンポジウム「進化する社会的共通資本」基調対談、3月26日、京都大学百周年時計台記念館(京都市)
山極壽一・越前屋俵太・六井淳, 2024. 「変人×AI ~AI時代を生き残るのは「変人」!?~」、変人學会設立記念!第2回ヘンポジウム、3月30日、Fab Cafe Kyoto(京都市)
基調講演・招待講演・講義
山極壽一, 2023. 「人間らしい学びとは何か」、ポプラ社中高生向け講義、4月4日、ポプラ社(東京)
山極壽一, 2023. 「人間にとって学びとは何か」、千葉工業大学入学式特別講演、4月5日、幕張メッセ(千葉市)
山極壽一, 2023. 「人類はどこで間違えたのか―コロナ後の未来へ向けて」、サントリー文化財団至誠乃会講演、4月12日、国際文化会館(東京)
山極壽一, 2023. 「人間にとって学びとは何か?」、鳥羽高校特別講義、4月27日、鳥羽高校(京都市)
山極壽一, 2023. 「思春期と未来の社会」、香蘭女学校中等科特別講義、4月28日、香蘭女学校(東京)
山極壽一, 2023. 「人類の進化と文化のミスマッチ」、京都大学エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム、4月29日、京都大学橘会館(京都市)
山極壽一, 2023. 山尾三省記念会特別講演「「アニミズムという希望」と「ヤクシマザルを追って」について心に残ること」、5月5日、屋久島町役場(屋久島町)
山極壽一, 2023. 「人類はどこで間違ったか?」、京都大学経済学部同窓会東京支部総会講演、5月13日、学士会館(東京)
山極壽一, 2023. 「人間の共同性はどう進化したか」、和敬塾創立記念日塾祭講演、5月14日、和敬塾(東京)
山極壽一,2023. 「暴力はどこから来たか―進化と歴史から考える」、京都外国語大学特別講義、5月17日、京都外国語大学(京都市)
山極壽一, 2023. 「人間の本質とコロナ後の未来」、千葉大学大学院医学薬学府博士課程講義科目「卓越教養特論」、6月2日、千葉大学(千葉市)
山極壽一, 2023. 「人新世の意味をゴリラと考える」、千里ライフサエンスフォーラム講演、6月14日、千里ライフサイエンスセンター(豊中市)
山極壽一, 2023. 「暴力と戦争の起源と行方」、大阪倶楽部講演、6月21日、大阪倶楽部(大阪市)
山極壽一, 2023. 「人間的な成長とは何か~ゴリラから見た人間の子どもの不思議」、きたつな学童主催2023年度地域貢献イベント子育て講演会、6月24日、オンライン
山極壽一, 2023. 「ゴリラから見た人間の子どもの不思議」、令和5年度兵庫県小児科医会定時総会特別講演、7月1日、兵庫県医師会館(神戸市)
山極壽一, 2023. 「文化の本質とコロナ後の社会」、令和5年度京都市地域女性大会講演、7月5日、京都市呉竹文化センター(京都市)
山極壽一, 2023. 「コロナ後の社会と大学」、三重モーニングカレッジ、7月7日、ホテルグリーンパーク津(津市)
山極壽一, 2023. 「教育の使命―私が出会った先生たち」、兵庫教育大学上廣道徳教育アカデミー開設記念講演会、7月9日、ホテル北野プラザ六甲惣(神戸市)
山極壽一, 2023.「人間の本質とこれからの社会の在り方」、関西経済連合会評議員会講演、7月10日、中の島センタービルNCB会館(大阪市)
山極壽一, 2023. 「教育の原点とは何か」、令和5年度校長講座、7月14日、京都府総合教区センター(京都市)
山極壽一, 2023. 「AI時代に求められる人間の知恵」、大阪懇談会講演、7月27日、帝国ホテル大阪(大阪市)
山極壽一, 2023. 「言語の発生と戦争」、あいんしゅたいん「湯川博士の贈り物」講演、9月9日、オンライン
山極壽一, 2023. 「ゴリラに学ぶ子育てとコミュニケーション」、金沢大学金沢県立図書館特別講演、10月1日、金沢県立図書館(金沢市)
山極壽一, 2023. 「人間の本質とコロナ後の未来」、第38回保団連医療研究フォーラム記念講演、10月8日、都市センターホテル(東京)
山極壽一, 2023. 「動物園で人間の本質を学ぶ」、公益財団法人日本モンキーセンター第18回友の会講演、10月15日、日本モンキーセンター(犬山市)
山極壽一, 2023. 「ゴリラに学ぶ人間の本質」、NPO周防大島ふるさとづくり のん太の会 周防大島町文化振興会講演、10月17日、大島文化センター(周防大島町)
山極壽一, 2023. 「人類はどこで間違ったか―ゴリラから見た人間社会のゆくえ」、第25回構想日本アドバイザリー会議講演、10月25日、グランドアーク半蔵門ホテル(東京)
木下晋・山極壽一, 2023. 対談「人間の本質について」、第25回図書館総合展、10月25日、パシフィコ横浜(横浜市)
山極壽一, 2023. 「ゴリラに学ぶ人間の本質」、未来の里山研究会講演、10月28日、西粟倉村公民館(岡山県)
山極壽一, 2023. 「人間にとって学びとは何か―ゴリラの眼で見た人間社会 野生に学ぶ「未知の世界」の生き方」、鎌倉女子大創立80周年記念講演、11月4日、鎌倉女子大(鎌倉市)
山極壽一, 2023. 「人類の進化と文化のミスマッチ」、愛知県民医連学術運動交流会講演、ビデオ録画
山極壽一, 2023. 「人間にとって学びとは何か」、久留米市総合教育会議講演、11月10日、久留米市役所(久留米市)
山極壽一, 2023. 「ゴリラ訪問記」、関西たちばな同窓会講演、11月11日、ひと・まち交流館(京都市)
山極壽一, 2023. 「ゴリラから見た人間の本質」、大倭会文化講演会、11月12日、大倭大本宮拝殿(奈良市大倭町)
山極壽一, 2023. 「コスモス国際賞30回の歩み」、コスモス国際賞30周年記念のつどい・シンポジウム、11月14日、国際連合大学・ウ・タント国際会議場(東京)
山極壽一, 2023. 「人間社会の由来と未来」、第67回実践人京都研修会講演、11月19日、西本願寺聞法会館(京都市)
山極壽一, 2023. 「食の進化とコミュニケーション」、食の未来研究フォーラム「食の未来への架け橋」、11月24日、東洋大学白山キャンパススカイホール(東京)
山極壽一, 2023. 「食の進化とコミュニケーション」、GOLDRATTE講演、11月25日、楽月庵(京都市)
山極壽一, 2023. 「野生から考える人間の文化的な力と子どもたちの未来」、子どもみらいフォーラムおおさか記念講演、11月26日、グランフロント大阪北館(大阪市)
山極壽一・鈴木俊貴, 2023.『動物たちは何をしゃべっているのか』刊行記念対談、11月26H、隆祥館書店(大阪市)
山極壽一, 2023. 「私たちの社会について考える」、旭川工業高等専門学校EN講座、12月7日、旭川工業高等専門学校(旭川市)
山極壽一, 2023. 「学びの本質とは何か」、数研出版講演会、12月9日、数研出版関西本社(京都市)
山極壽一, 2023. 「人間の本質と情報通信革命」、慶應義塾夕学講演会」、12月12日、慶應丸の内シティキャンパス(東京)
山極壽一・越前屋俵太, 2023. 「ゴリラから見た人間の非常識―ゴリラは俺の先制だ」、京大変人講座 IN タダノ2023、12月15日、タダノ志度工場(さぬき市)
山極壽一・阿部知暁, 2023. 「ゴリラをみること、ゴリラを知ること」、東京都美術館上野アーティストプロジェクト「いのちをうつす―菌類、植物、動物、人間」講演会、12月16日、東京都美術館(東京)
山極壽一・森啓子, 2023. ゴリラにとり憑かれたふたりのほろ酔い対談「スマホを持たないゴリラたち」、12月21日、法然院(京都市)
山極壽一, 2024. 「デジタル社会を生き抜くために―豊かさの知恵をゴリラ学ぶ」、京都政経文化懇話会講演、1月15日、京都ブライトンホテル(京都市)
山極壽一, 2024. 「ゴリラがすすめる友だちとのつき合い方」、くにたちSDGSまつり、子ども大学くにたち講演、1月27日、国立学園小学校(国立市)
山極壽一, 2024. 「ゴリラといっしょにSDGSを考えてみよう」、くにたちSDGSまつり、子ども大学くにたち講演、1月27日、芸術小ホール(国立市)
山極壽一, 2024. 「人間にとって学びとは何か」、宮城県教職員組合講演、2月3日、松島町文化観光交流館(松島町)
山極壽一, 2024. 「AI時代に求められる人類の役割」、昇絆会講演、2月13日、神戸ポートピアホテル(神戸市)
山極壽一, 2024. 「人間の本質とコロナ後の未来」、同朋学会2023年度学術大会講演、2月18日、同朋大学(名古屋市)
山極壽一, 2024. 「人間にとって学びとは何か」、博報堂教育財団EDUCATOR GATHERING講演、2月23日、虎ノ門グローバルスクウェアコンフェレンス(東京)
山極壽一, 2024. 「人間の性の進化と家族の行方」、乳房文化研究会「乳房とWELL-BEING」記念講演、2月24日、ワコール本社ビル(京都市)
山極壽一, 2024. 「「人新世」のわたしたち~人類の未来をともに考える」、ビキニ水爆実験被災70年「3・1ビキニ記念のつどい」講演、3月3日、明治学院大学(東京)
山極壽一, 2024. 「共感社会と言葉のもたらした世界―戦争は人類の本性か」、中日新聞~中日懇話会講演、3月6日、ANAクランプラザホテルグランコート名古屋(名古屋市)
山極壽一・森山未來, 2024. 異種間クロストーク、IHJ CULTURAL LOBBY、3月8日、国際文化会館(東京)
山極壽一, 2024. 「人新世を生き抜くために―豊かさの知恵をゴリラに学ぶ」、日本工業倶楽部講演、3月14日、日本工業倶楽部会館(東京)
新聞記事
山極壽一, 2023. 「人類の歴史・哲学学ぼう―技術の過信戒め未来描く」、日本経済新聞朝刊、4月26日
山極壽一, 2023. 「地域が力を持つ時代」、天眼、京都新聞朝刊、5月7日
山極壽一, 2023. 「農薬規制で生物多様性守れ、現論、京都新聞朝刊、5月16日。
山極壽一, 2023. 「戦争止める真摯な姿勢を―「スポンサーから一言」の教訓」、科学季評、朝日新聞朝刊、6月15日
山極壽一, 2023. 「人新世と環境正義」、天眼、京都新聞朝刊、7月23日
山極壽一, 2023. 「人新世と環境正義」、天眼、高知新聞朝刊、8月7日
山極壽一, 2023. 「元京大総長が10代に語る「学びの本質」」、不登校新聞、8月1日
山極壽一, 2023. 「人間と地球の関係 読み解く力を―人新世に人類学者がすべきこと」、季評、朝日新聞朝刊、9月14日
山極壽一, 2023. 「通り過ぎる街から憩う街へ」、天眼、京都新聞朝刊、10月8日.
山極壽一, 2023. 「世界自然遺産を実践教材に」、現論、京都新聞朝刊、11月21日。
山極壽一, 2023. 「「難関大を目指す」教育 見直す時」、季評、朝日新聞朝刊、12月14日
山極壽一, 2023. 「地球を庭として考える」、天眼、京都新聞朝刊、12月24日
山極壽一, 2023. 「2023年 私の3冊」、公明新聞、12月25日
山極壽一, 2024. 「今の世界の常識を疑え―混迷の時代 人間のあり方見直す契機に」、毎日新聞朝刊、2月10日
山極壽一, 2024. 「新たな社交で文化再構築」、中日懇話会「人類学者山極壽一さん」、中日新聞朝刊、3月7日
山極壽一, 2024. 「自然の時間を無視した文明―先取りした未来は訪れるのか」、科学季評、朝日新聞朝刊、3月14日
山極壽一, 20243. 「京大変人講座から変人學会へ」、京都新聞朝刊、3月24日
山極壽一, 2024. 「産学の人材交流盛んに」、国立大学法人化20年を聞く㊦、日本経済新聞朝刊、3月26日
山極壽一, 2024. 「地域住民との協力大切―先駆者の功罪から学ぶ」、おかげさんで今「ゴリラ研究し40年 山極壽一」、徳島新聞朝刊、3月19日
メディア出演
山極壽一, 2023. 「アートの起源」、ヒューマニエンス、NHKBS1、3月28日
山極壽一,2023. 「“友情”集団で生きるための発明」、ヒューマニエンス、NHKBS1、5月9日
山極壽一, 2023. 関口宏サンデーモーニング、コメンテータ、TBS、5月28日
山極壽一, 2023. 関口宏サンデーモーニング、コメンテータ、TBS、8月13日
山極壽一, 2023. NHKスペシャル・選「ヒューマンエイジ 人間の時代 第2集 戦争 なぜ殺し合うのか」、コメンテータ、8月15日
山極壽一、2023. KKB鹿児島放送「山極さんと歩く屋久島 世界遺産登録30年記念番組」、11月19日、https://www.kkb.co.jp/jisya/tokuban/2023/aruku_yakushima/