2016年度業績

総長就任後2年を経過して、大学という組織の実態や文部科学省その他の行政機関、産業界と大学との関係がだいたいわかってきた。まあ、大学のことは別の機会に述べることにして、ここではこの1年に実施した私の研究活動について記す。まず、今年は科学研究費補助金基盤研究A「アフリカ類人猿のコミュニティの構造と進化」の5年目で最後の年に当たり、これまでの成果をまとめた。分担者の村山美穂さん(京都大学野生動物研究センター教授)、湯本貴和さん(京都大学霊長類研究所所長)、藤田志保さん(鹿児島大学総合科学域総合教育学系准教授)、井上英治さん(東邦大学理学部講師)にはそれぞれの研究成果をまとめてもらった。ゴリラとチンパンジーが同所的に共存する赤道アフリカの高地と低地で、両種のコミュニティの構造を生態、生殖、生活史、コミュニケーション、行動、社会といった観点から総合的に調べ上げた結果である。低地ではゴリラとチンパンジーは生態的によく似た特徴を持ちながら、採食を介した社会交渉が大きく異なり、それは、果実が少ない高地で顕著になることが判明した。しかし、興味深いことに、生態環境が大きく違っていても、メスが集団間を渡り歩くという非母系的な特徴は不変であり、社会構造が遺伝的な特性に基づく性交渉や繁殖特徴によって制御されていることが強く示唆された。これらの成果のうち、これまでよく分かっていなかったゴリラの行動文化の地域差について、欧米の研究者たちと資料を出し合い、論文を出版できたことは大きな成功だった。しかし、低地のガボン共和国ムカラバ国立公園のニシローランドゴリラは人付けして行動データを取り出してからやっとまだ12年。次々に新しい発見がある。今年も群れのリーダーオスが姿を消し(おそらく死亡)、新しいオスが入ってきたり、メスがこぞって他の群れに移籍したりと、大きな社会変動が観察された。そのため急遽大学院生の坪川桂子さんを現地に派遣して観察記録を採った。今後も目が離せないので、何とか研究を継続できないものかと思っている。幸い、これまで調査をともにしてきた竹ノ下祐二さん(中部学院大学看護リハビリテーション学部准教授)がムカラバの研究体制の中心となってくれたので、私は当分支援の立場に回ろうと思う。もう一つの調査地であるコンゴ民主共和国のカフジ・ビエガ国立公園も同様で、こちらは内戦状態が続き、コンゴ人の同僚バサボセ・カニュニさんに調査の指揮をとってもらっている。ゴリラと人の共存を目指すNGOポレポレ基金も順調に活動している。引き続き、日本から支援活動を展開したいと思う。調査に行けない代わりに、今年は自分とは違う分野の研究者と対話を試みた。医学、心理学、倫理学、社会学、哲学、文化人類学、工学、芸術などの研究者と交流し、さまざまな学会や研究会で発表した。旭山動物園の元園長の小菅正夫さんと『ゴリラは戦わない』という本も出版したし、私に大きな影響を与え続けている今西錦司先生と伊谷純一郎先生の学問と夢を語った記録も本にすることができた。自分の歩みを少し振り返ることができたように思う。これを機に、新しい視点で世界を見つめ直したいと思う。

英語論文

  1. Mangama-Koumba LB, Nakashima Y, Mavoungou JF, Akomo-Okoue EF, Yumoto T, Yamagiwa J, M’batchi B, 2016. Estimating diurnal primate densities using distance sampling method in Moukalaba-Doudou National Park, Gabon. Jounal of Applied Biosciences 99 : 9395-9404. ISSN : 1997-5902.
  2. Nkogue N Chiméne, Horie M, Fujita S, Ogino M, Kobayashi Y, Mizukami K, Masatani T, Ezzikouri S, Matsuu A, Mizutani T, Ozawa M, Yamato O, Ngomanda A, Yamagiwa J, Tsukiyama-Kohara K, 2016. Molecular epidemiogical study of adenovirus infecting western lowland gorillas and humans in and around Moukalaba-Doudou National Park. Virus Genes. DOI 10.1007/s11262-016-1360-8.
  3. Robbins MM, Ando C, Fawcett KA, Grueter CC, Hedwig D, Iwata Y, Lodwick JL, Masi S, Salmi R, Stoinski TS, Todd A, Vercellio V, Yamagiwa J, 2016. Behavioral Variation in Gorillas: Evidence of Potential Cultural Traits. PLOS ONE 11(9): e0160483. doi:10.1371/journal.pone.0160483

著書

  1. 山極寿一, 2016. 「若者の意思が日本を変える」、岩波新書編集部編『18歳からの民主主義』、岩波新書、pp. 210-213.
  2. 山極寿一, 2016. 「狂放思考学」、奇光出版
  3. 山極寿一, 2016. 「「人間とは何か」を密林にたずねる」、中村桂子編『つむぐ』、新曜社、pp.154-179.
  4. ビートたけし・山極寿一, 2017. 「ゴリラから人間関係を学ぶ」、『たけしの面白科学者図鑑』、新潮文庫、pp. 11-34.
  5. 山極寿一・小菅正夫, 2017. 『ゴリラは戦わない―平和主義、家族愛、楽天的』、中公新書ラクレ
  6. 山極寿一, 2017. 「挫折から次のステップが開ける」、山中伸弥・羽生善治・是枝裕和・山極壽一・永田和宏著『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』、文春新書、pp. 149-175.
  7. 山極寿一・永田和宏, 2017. 「おもろいこと、やろうじゃないか」、山中伸弥・羽生善治・是枝裕和・山極壽一・永田和宏著『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』、文春新書、pp. 176-204.
  8. 山極寿一, 2017. 「二人の恩師の夢、今西錦司先生と伊谷純一郎先生」、上廣倫理財団編『わが師・先人を語る』、弘文堂、pp. 131-170.
  9. 山極寿一・吉川弘之, 2017. 「人類の進化が投げかける―科学コミュニケーションの行き先」、吉川弘之対談集『科学と社会の対話』、丸善出版、pp. 179-207.

その他の出版物

  1. 山極寿一, 2016. 「老年期の進化と人間社会の未来」、Chubu Institute for Advanced Studies, Studies Forum Series 95 : 4-19.
  2. 山極寿一, 2016. 「大学が直面する課題と京都大学が目指す教育」、第19回京都大学全学教育シンポジウム「京大流・未来を拓く人の育て方」報告書2015、pp. 7-20.
  3. 山極寿一, 2016. 「こころの在り処と広がり」、こころの未来 15, p.1
  4. 山極寿一・水野和夫, 2016. 「21世紀に求められる知性とは何か」、潮 June 2016. Pp. 82-89.
  5. 山極寿一・柳井正, 2016. 「世界に通用する若者の鍛え方」、日経ビジネス, 1838 : 46-50.
  6. 山極寿一, 2016. 「ゴリラのつくる独特の間から対面交渉を学ぶ」、日本の学童ほいく, 490 : 6-7.
  7. 山極寿一・諏訪元, 2016. 「プレ・ヒューマンへの想像力は何をもたらすか」、現代思想 44 (10) : 34-56.
  8. 山極寿一・中島京子, 2016. 「ゴリラは何でも教えてくれる」、中島京子の「扉をあけたら」第2回、本の窓2016年6月号、pp. 8-15.
  9. 山極寿一, 2016. 「泣かないゴリラの赤ちゃん」、日本の学童保育, 491 : 6-7.
  10. 山極寿一・鷲田清一, 2016. 「アートと言葉の起源を探る」、KOTOBA、24:222-227.
  11. 山極寿一, 2016. 「不在を許す心」、日本文藝家協会編『ベスト・エッセイ2016』、光村図書、pp. 192-195.
  12. 山極寿一, 2016. 「書評シンポジウム『家族進化論』」、「本書の構成」、『児童心理学の進歩』、日本児童研究所監修、金子書房、pp. 305-310.
  13. 山極寿一, 2016. 「書評シンポジウム『家族進化論』」、「批評に応えて」、『児童心理学の進歩』、日本児童研究所監修、金子書房、pp. 332-334.
  14. 山極寿一, 2016. 「ともにいる時間」、公研, 635 : 16-17.
  15. 山極寿一・神田眞人, 2016. 「超有識者場外ヒアリングシリーズ53 大学・科学編」、ファイナンス 56 (5) : 36-51.
  16. 山極寿一・釈徹宗, 2016. 「便利になった世の中で人間は「サル化」している」、Fole 168 : 26-30.
  17. 山極寿一, 2016. 「社会は「食事」によって作られた」、放送ベストセレクション「舌の記憶―あの時あの味」、NHKラジオ深夜便, 195 : 52-57.
  18. 山極寿一・末原達郎, 2016. 「学生時代ザイールの山中で二人はばったり出会う」、特別企画同窓対談, 龍谷, 82 : 15-17.
  19. 山極寿一, 2016. 「日本の学術外交を考える」、青淵, 812 : 11-12.
  20. 山極寿一, 2016.「類人猿はなぜ熱帯雨林を出られなかったのか」、現代思想第44巻22号特集「霊長類学の最前線」、pp. 30-41.
  21. 山極寿一・田中雅一, 2016.「性という謎から霊長類をまなざす」、現代思想第44巻22号特集「霊長類学の最前線」、pp. 42-62.
  22. 山極寿一, 2016. 書評『サピエンス全史』、中央公論2017年1月号、pp. 290-291.
  23. 山極寿一, 2016. 「ゴリラ虐殺の記憶を風化させないために」、JWCS通信 79 : 10-11.
  24. 山極寿一, 2016. 「表紙のことば」、モンキー 1(3) : 48.
  25. 山極寿一, 2017. 「京都エリートを育てるために」、IDE 2017年1月号、pp. 4-7.
  26. 山極寿一, 2017. 「新しい学びの場を創造する」、山岡育英会 会誌, 52 : 32-33.
  27. 山極寿一, 2017. 「グローバル時代のコミュニティ」、公研, 641 : 16-17.
  28. 中沢新一・山極寿一, 2017. 「人類の自然」、現代思想3月臨時増刊号、pp. 8-26.
  29. 山極壽一, 2017. 「大学が直面する課題と教育改革」、平成27年度学長会議第2回全体会議報告書、一般社団法人日本私立大学連盟, pp. 26-33.
  30. 山極寿一, 2017. 『美しいセオリーはときには危険な道を開く』、現代思想 45(5) : 54-56.
  31. 山極寿一, 2017. 「コミュニケーションの進化と家族の起源」、Engineering, 145 : 16-17.
  32. 山極寿一, 2017. 「霊長類からの進化過程にみえる人間がイノベーションを起こす理由」、新地球学の世紀、Wedge 29 (3) : 78-79.
  33. 山極寿一, 2017. 書評『ゴリラとピグミーの森』(伊谷純一郎著、岩波新書)、週刊朝日2017.3.3、p. 130.
  34. 山極寿一, 2017. 「子ども時代の残像」、ぼくはこうしてゴリラになった第1回、モンキー1巻4号:76-77.
  35. 山極寿一, 2017. 書評『チンパンジーは365日ベッドを作る』、この科学本が面白い、中央公論2017年4月号、pp. 234-235.
  36. 山極寿一, 2017. 「サル化する人間社会」、椙山女学園創立111周年記念椙山フォーラム「ヒト・人・ひと」、椙山人間学研究12 : 10-23.

新聞

  1. 山極寿一, 2016. 「新生活を始める君へ―信頼築く原始の交流術」、産経新聞(夕刊)、4月4日
  2. 山極寿一, 2016. 「昨日読んだ文庫」、毎日新聞朝刊、7月10日
  3. 山極寿一, 2016. 「下のしつけは修練」、ヒトときどきゴリラ4、高知新聞、8月24日
  4. 山極寿一, 2016. 「食事が親しい関係つくる」、ヒトときどきゴリラ、山梨新聞、8月21日
  5. 山極寿一, 2016. ヒトときどきゴリラ「勝つことと負けないこと」、京都新聞朝刊、10月29日
  6. 山極寿一, 2016. 書評『ヒト―異端のサルの1億年』、公明新聞、10月31日
  7. 山極寿一, 2016. ヒトときどきゴリラ「泣かない赤ちゃん」、岩手日報、9月27日
  8. 山極寿一, 2016. ヒトときどきゴリラ「下のしつけの本当の意味」、山陰中央新報、10月3日
  9. 山極寿一, 2016. ヒトときどきゴリラ「ひとりでいる自由」、岩手日報、10月25日
  10. 山極寿一, 2016. ヒトときどきゴリラ「一緒に食べる」、山陰中央新報、10月31日
  11. 山極寿一, 2016. 「ゴリラに学ぶ共存 勝つより負けないを重視」、平和考、愛媛新聞、12月2日
  12. 山極寿一, 2016. 「多様な人の関わりを 共同子育てが共感性培う」、生物学からみたニンゲン子育て考、琉球新報、12月9日
  13. 山極寿一, 2017. 「極大化した不安 共に過ごす時間を」、オピニオン&フォーラム「私たちはどこにいるのか」、朝日新聞朝刊、1月1日

学会・シンポジウム講演

  1. 山極寿一, 2016. 「道徳の起源―共感から倫理へ」、国際ロータリー第2650地区2015-16年度地区大会記念講演、4月3日、ロームシアター京都(京都市)
  2. 山極寿一, 2016. 「ゴリラのベッドと眠り―睡眠進化論」、睡眠進化シンポジウム「新しい眠りに目を覚まそう―人類進化と眠りの多様性を求めて」、4月10日、京都大学時計台百周年記念ホール(京都市)
  3. 山極寿一, 2016. 「戦争の起源を考える」、スペシャルトーク「愚行の時代の文化と芸術」、5月20日、京都造形芸術大学(京都市)
  4. 山極寿一, 2016. 「ゴリラからみた人間のコミュニケーションと社会の進化」、第59回日本糖尿病学会年次学術集会特別講演、5月21日、国立京都国際会館(京都市)
  5. 山極寿一, 2016. 「言葉以前のコミュニケーションと道徳の起源」、日本文化人類学会第50回研究大会記念シンポジウム「人類の道徳性と暴力性をめぐって―隣接諸科学との対話」、5月28日、南山大学名古屋キャンパス(名古屋市)
  6. 山極寿一, 2016. 「家族と病気の起源を探る」、芝蘭会岐阜支部学術講演会、5月29日、岐阜会館(岐阜市)
  7. 山極寿一, 2016. 「コミュニケーションの進化と次世代のコミュニティ」、京都スマートシティエキスポ2016基調講演、6月1日、京都国際会議場(京都市)
  8. 山極寿一, 2016. 「フィールドワークの発想と京都大学」、京都大学東京オフィス移設開設記念講演、6月2日、京都大学東京オフィス(東京)
  9. Yamagiwa J, 2016. Human capital development to raise collaboration and competitiveness through innovation between ASEAN and Japan. ASEAN-Japan workshop in Thailand on innovation, science and technology for sustainable development. June 9, 2016, Dusit Thani Hotel (Bankok)
  10. Yamagiwa J, 2016. University role in conservation of biodiversity. 2nd JASTIP Symposium “Bioresources and biodiversity studies in ASEAN: contribution to our sustainable future”. June 11, 2016. Indonesian Institute of Sciences (LIPI)(Jakarta)
  11. 山極寿一, 2016. 「リーダーシップとチームワーク」、京都学生祭典実行委員会研修会、6月21日、キャンパスプラザ京都(京都市)
  12. 山極寿一, 2016. 「類人猿はなぜ熱帯雨林を出られなかったのか」、日本学術会議自然人類学分科会主催シンポジウム「人類1000万年史」、6月25日、東京大学理学部2号館大講堂(東京)
  13. Yamagiwa J. 2016. The 50-year history of African Studies. Symposium for 50th anniversary of promotion of science and technology cooperation between Africa and Japan, July 21, Serena Hotel (Nairobi, Kenya)
  14. Yamagiwa J, 2016. Role of universities in human resource development in Africa. TICAD VI Pre-Event on Higher Education “Higher Education Breakthrough for Human Resource Development and Innovation in Africa”, July 22, Assembly Hall of Jomo Kenyatta University of Agriculture and Technology (Nairobi, Kenya)
  15. Yamagiwa J, 2016. University’s role for human resource development in conservation of biodiversity and bioresources. Keynote speech at Kyoto-ASEAN Forum 2016, September 8, Pullman Kuala Lumpur City Center Hotel (Malaysia).
  16. 山極寿一, 2016. 「京都大学の教育体制を世界の大学のデータから展望する」、第20回全学教育シンポジウム、基調講演、9月9日、京都大学桂キャンパス船井哲良記念講堂(京都市)
  17. 山極寿一, 2016. 「二人の恩師の夢、今西錦司先生と伊谷純一郎先生」、上廣フォーラム~日本人の生き方「わが師・先人を語る」、9月11日、京都大学稲盛財団記念館3階大会議室(京都市)
  18. 山極寿一, 2016. 第2回京都こころ会議シンポジウム「こころの内と外」、討論者、10月10日、京都大学芝蘭会館稲盛ホール(京都市)
  19. 山極寿一, 2016. 「老いの美しさの秘密を探る」、第12回ひと・健康・未来シンポジウム「老いることの新発見!」、10月12日、中部大学春日井キャンパス三浦幸平メモリアルホール(春日井市)
  20. 山極寿一, 2016. 「ゴリラから学んだ人類の進化」、日本学術会議近畿支部公開シンポジウム「アフリカの進化と文化―われわれがアフリカから学ぶこと―」、10月15日、京都大学国際科学イノベーション棟シンポジウムホール(京都市)
  21. 山極寿一,2016. 「サルからヒトへ、ヒトからサルへ―モンキーセンターの60年」、日本モンキーセンター創立60周年記念講演、10月16日、日本モンキーセンター(犬山市)
  22. 山極寿一, 2016. 第6回京大おもろトーク アートな京大を目指して「矛盾をはらんだ創造」、ディスカッサント、10月17日、京都大学国際科学イノベーション棟シンポジウムホール(京都市)
  23. 山極寿一, 2016. 「サルとゴリラを追った半世紀」、京都産業大学特別対談シリーズ「マイ・チャレンジ」、10月18日、京都産業大学神山ホール(京都市)
  24. 山極寿一, 2016. 「コミュニケーションの進化と家族の起源」、エンジニアリングシンポジウム2016、10月21日、日本都市センター会館(東京)
  25. 山極寿一, 2016. 「サル化する人間社会」、第88回琉球大学21世紀フォーラム、10月23日、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ(那覇市)
  26. 山極寿一, 2016. 「共感社会とコミュニケーションの進化」、第30回東京精神科病院協会学会特別講演、10月25日、京王プラザホテル新宿(東京)
  27. 山極寿一, 2016. 「サル化する人間社会と人工知能」、日立製作所イノベーションフォーラム、10月27日、東京国際フォーラム(東京)
  28. 山極寿一, 2016. 「ゴリラから学ぶ人間社会と教育」、神戸市医師会設立60周年記念講演、10月29日、ホテルオークラ神戸(神戸市)
  29. Yamagiwa J, 2016. Evolution of human socialities. RU11 Special lecture, November 7, Keio Gijuku University (Tokyo)
  30. 山極寿一, 2016. 「なぜ人間の赤ちゃんは泣くのか?」、日本子どもの虐待防止学会第22回学術集会おおさか大会基調講演、11月25日、大阪国際会議場(大阪)
  31. 山極寿一, 2016. 「ゴリラの目で人間の子どもの不思議を考える」、日本乳幼児教育学会第26回大会記念講演、11月26日、神戸ポートピアホテル(神戸市)
  32. 山極寿一, 2016. 「サル化する人間社会」、椙山女学園大学創立111周年記念椙山フォーラム「ヒト・ひと・人」人間性の起源とゆくえ―霊長類学と臨床哲学の対話、12月10日、椙山女学園大学(名古屋市)
  33. 山極寿一, 2016. 「ゴリラの世界から人間社会の本質を考える」、経団連フォーラム21、12月16日、経団連会館(東京)
  34. 山極寿一, 2016. 「老いの進化」、第20回生命科学シンポジウム「高齢化社会を科学する」、12月17日、学習院大学(東京)
  35. Yamagiwa J 2017. Comments and discussion on “Virunga” (Documentary Film), Conserv’ session: Conservation Documentary Nights, January 9, Clock Tower Centennial Hall, Kyoto University (Kyoto).
  36. 山極寿一, 2017. 「人類史1000万年を展望する」、フォーラム新・地球学の世紀、1月11日、ハイアット・リージェンシー(京都市)
  37. 山極寿一, 2017. 「自然と文化をつなぐものづくり」、京都ものづくり協力会新春講演、1月27日、京都市産業技術研究所(京都市)
  38. Yamagiwa J, 2017. World Heritage and Conservation of Biodiversity in Japan. Kyoto University International Symposium “Frontiers of Innovative Research towards Sustainable Society in Asia. February 4, Hotel Pullman Bangkok Grande Sukhumvit Asoke (Bangkok).
  39. 山極寿一, 2017. 「ゴリラは戦わない」、法然院夜の森の教室、3月3日、法然院(京都市)
  40. 山極寿一, 2017. 「家族の危機」、第1回ともいきフォーラム「家族とは?~わかち合いの心~」、3月4日、芝学園講堂(東京)
  41. 山極寿一, 2017. パネリスト「知のループを社会に広げるために」、シンポジウム「いま科学者の役割を考える 科学コミュニケーションのあり方」第2部、3月16日、コクヨホール(東京)
  42. 山極寿一, 2017. パネリスト「ひろげよう、フィールドの世界」、京都大学フィールド科学教育研究センター公開シンポジウム、3月19日、京都大学益川ホール(京都市)
  43. 山極寿一, 2017. 「ヒト以外の美意識~ゴリラから学ぶ」、連続講座「芸術は何処へ?」、3月20日、京都府立文化芸術会館ホール(京都市)
  44. 山極寿一・内丸幸喜, 2017. 「芸術と毒の微妙な関係」、第7回京大おもろトーク「アートな京大を目指して」、3月21日、京都大学百周年時計台記念館(京都市)