2018年度業績


 今年度で最もうれしかったことは、やはり本庶佑特別教授のノーベル医学・生理学賞の受賞であった。私の総長在任中にぜひノーベル賞をと願っていたので感激もひとしおだった。本庶先生といっしょに記者会見をして、文部科学大臣、厚生労働大臣にも報告に行き、12月にストックホルムで開かれた授賞式にも参列した。反響は大きく、本庶先生が基礎研究の重要性を強調してくれたおかげで科研費の増額が予算に組み込まれた。さらに、柏原正樹特任教授のチャーン賞と京都賞の受賞、長尾真元総長の文化勲章受章など、大賞の受賞が相次いだ。これまでの京都大学の研究成果が世に認められたということで、未来に託す大きな遺産となる。ぜひともこの勢いを増していきたいと思う。この1年、総長のほかに国立大学協会の会長、日本学術会議の会長という重職を担ってきて、もう限界だなあと感じるこの頃であるが、こういう快挙に接すると疲れも吹っ飛んでしまう。ただ、財政制度審議会の秋のレビューで「国立大学運営費交付金の1割を共通の指標に基づいて評価して傾斜配分すべき」という結論が出されたことを受け、文部科学省が2019年度の運営費交付金の7%をその対象としたことは返す返すも残念でならない。第3期の中期目標・中期計画期間の中途で、十分な検証や話し合いもないまま、しかも文科省がもっている資料を共通指標に用いるという、いかにもおっとり刀での評価を根拠にしていた。文科省が予算編成に取り掛かり始めてからあまりにも時間がなく、国大協としては強く抵抗し、財務省まで押しかけて抗議したのであるが、結果的に押し切られてしまった感がぬぐえない。慙愧に耐えない。財務省や政府にはどうやら国立大学はもっと競争させれば質が上がる、とくに研究力が上がるという大きな誤解がある。法人化以来一貫して研究力が低下しているのは、運営費交付金を減らして研究者の数と研究時間を減らしてきたせいであることはどんな統計資料を見ても自明なのに、なぜ資金を減らし負担を増やしてさらに競争を強めようとするのか理解できない。日本学術会議会長の充て職として毎週内閣府で開かれる総合科学技術・イノベーション会議に出席しているが、大学改革が大きな焦点になっている。ここでぜひ正しい方向へ政策を導いていきたい。この1年を振り返ると、総長任務の一環としてブラジルとブータンに渡航できたことはとても幸せであった。アマゾン川流域に幸島司郎教授が推進するSATREPSの研究ステーションができたことは今後の研究協力に大きく貢献してくれるし、一昨年来日されたブータンのスナム・ワンチュク王女の招待でジグメ・ワンチュク第4代国王に面会できたことも素晴らしい経験になった。他にも総長としてインドネシアのボゴール大学と台湾の国立台湾大学を訪問した。自然と文化の調和を図ってこれから日本の未来を考える上でとても参考になったと思う。欧米の出張は国際担当の理事や副学長にお任せしてあるが、ワシントンDCに待望の北米拠点が設立された。開所式にはぜひ訪問して、学生・研究者交流の一層の進展を図りたい。9月にはひと・健康・未来財団によるシンポジウム「物語はどう作られるのか―虚構と現実のはざまで」が開かれ、歴史学者の藤原辰史さん、作家のいしいしんじさん、漫画家の竹宮恵子さんと鼎談した。長年温めてきたテーマだったし、会場が上七軒の歌舞練場というのも振るっていた。いい話ができたと思う。そういえば、今年はベストファーザー賞という賞をいただいた。長年ゴリラのシルバーバックをモデルにして理想の父親像を考えてきたせいかもしれない。まあ私がいい父親とは決して思えないので、大変気おくれのする受賞ではあった。研究の面ではゴリラからはすっかり遠ざかってしまったが、違う分野の識者といろいろ話をする機会が持てたことは貴重な財産になった。風土学のオーギュスタン・ベルクさん、宗教学者の中沢新一さん、牧師でキリスト教神学者の小原克博さん、解剖学者の養老孟司さん、作家の小川洋子さん。ベルクさんとは2019年の6月にパリでまた対談する予定であるし、他の方々との対談は本になる。小川さんとの本『ゴリラの森 言葉の海』がこの4月に刊行された。ぜひ読んでいただきたいと思う。

 

英語論文

1. Yamagiwa J, Iwata Y, Ando C, Basabose AK (2019) Use of swamp and riverside forest by eastern and western gorillas. In : Nowak K, Barnett AA, Matsuda I (eds), Primate in Flooded Habitats : Ecology and Conservation, Cambridge University Press, Cambridge, Pp. 184-194.
2. Yamagiwa J (2019) The Headwaters of the ‘Exploration University’. In : Tanaka K (ed), The Explorer Sven Hedin and Kyoto University : Central Asia Fosters Waste-West Cultural Exchange. Kyoto University Press, Kyoto, pp. 147-151.

 

日本語論文

1. 山極寿一, 2018. 「ゴリラから見たヒトの進化と未来」、精神療法, 44 (6) : 818-822.

 

著書

1. 山極壽一, 2018. 『ゴリラからの警告―人間社会、ここがおかしい』、毎日新聞出版
2. 山極寿一, 2018. 「探検大学の源流」、田中和子編『探検家ヘディンと京都大学』、pp. 155-157.
3. 山極寿一, 2018. 「サルは何を食べてヒトになったか」、松井孝典編『全・地球学1996-2017 フォーラム「地球学の世紀22年134人の試み』、ウェッジ、pp. 174-175.
4. 山極寿一, 2018. 「老いの進化を考える―霊長類学から」、松井孝典編『全・地球学1996-2017 フォーラム「地球学の世紀22年134人の試み』、ウェッジ、pp. 388-389.
5. 山極寿一, 2018. 「霊長類からの進化過程にみえる人間がイノベーションを起こす理由」、松井孝典編『全・地球学1996-2017 フォーラム「地球学の世紀22年134人の試み』、ウェッジ、pp.476-477.
6. 奥本大三郎・山極寿一, 2018. 「ゴリラと虫から世界を見る」、奥本大三郎対談集『本と虫は家の邪魔』。青土社、pp. 213-228.
7. 樂吉左衛門・山極寿一, 2018. 対談⑤、樂吉左衛門著『観じる名椀―樂家相伝の美』、世界文化社、pp. 64-74.

 

その他の出版物

1. 山極寿一, 2018. 「ゴリラの国をおびやかすもの」、みんな、ゴリラから教わった第37回、ちゃぐりん2018年5月号、pp. 74-75.
2. 山極寿一, 2018. 「ゴリラの目でヒトの健康な未来を展望する」、ひと・健康・未来Vol 16, pp. 28-34.
3. 山極寿一, 2018. 「ドラミングの誤解」、ゴリラレポート第1回、ひと・健康・未来Vol 16, p. 35.
4. 山極寿一・吉田憲司, 2018. 「人類文化の普遍性をさぐる―文化人類学と霊長類学」、季刊民族学、164 : 89-101.
5. 山極寿一, 2018. 「ゴリラから見た人間社会の未来」、ブリタニカ国際年鑑2018年版、pp.18-19.
6. 山極寿一・中村和男, 2018. 「ボーダレスな時代に異文化を経験し、自分の枠を広げる」、CPRESS 10 : 1-7.
7. 山極寿一, 2018. 「平成の大学改革を振り返る」、IDE, 600 : 2-3.
8. 山極寿一, 2018. 「ゴリラから見たAI社会」、MURYOJU, 109 : 5-6.
9. 山極寿一, 2018. 「知識の源泉は本と人だった」、ぼくはこうしてゴリラになった第6回、モンキー3巻1号:2-3.
10. 蓼沼宏一・山極寿一, 2018. 「希望の社会をつくる“知”と“学び”―国立市出身の一橋大学長・京都大学総長から時代へのメッセージ―」、「文教都市くにたち」市制施行50周年記念、国立市公民館
11. 山極寿一, 2018. 「ポレポレと仲間たち」、みんな、ゴリラから教わった第39回、ちゃぐりん2018.7月号、pp. 74-75.
12. 山極寿一, 2018. 「京都大学のガバナンス改革と今後の戦略」、平成29年度私学リーダーズセミナー講演録、日本私立学校振興・共済事業団、pp. 3-27.
13. 山極寿一, 2018. 「ハミングで楽しい気分満喫」、日本文藝家協会編ベスト・エッセイ2018、光村図書、pp. 115-117.
14. 山極寿一, 2018. 書評『島に棲む―口永良部島、火の島、水の島』、この科学本が面白い、中央公論2018.July、pp. 238-239. 
15. 山極寿一, 2018. 「食の進化と共生」、學士會会報, 931 : 60-73.
16. 山極寿一, 2018. 「ゴリラの太鼓腹の秘密」、ゴリラレポート第2回、ひと・健康・未来、17 : 31.
17. 山極寿一, 2018. 「となりの国の戦争」、みんなゴリラから教わった第40回、ちゃぐりん2018. 8月号、pp. 74-75.
18. 山極寿一, 2018. 「食文化の本質とは何か」、vesta, 111 : 35.
19. 山極寿一, 2018. 「アマゾンを歩く」、公研, 659 : 16-17.
20. 山極寿一, 2018. この人のこの本「再び自然の中に分け入り、直観力を取り戻せ」、AERA 2018.7.30 NO.36. p.75.
21. 山極寿一, 2018. 「国立大学法人化は失敗だった」、青淵, 834:2-3.
22. 山極寿一・小池一子, 2018. 「環境は生物の中にある」、くらし中心 No.20, pp. 24-27.
23. 中沢新一・山極寿一, 2018. 「生きられた世界を復元できるか」、現代思想第46巻13号、pp. 41-64.
24. 山極寿一・古田元夫, 2018. 「国立大学の意現状と生協への期待」、Campus Life, 56 : 1-3.
25. 山極寿一. 2018. 「ゴリラの目でアマゾンを歩く」、ぼくはこうしてゴリラになった第7回、モンキー第3巻2号, pp 30-31.
26. 山極寿一, 2018. 「ゴリラは声を立てて笑う」、ゴリラレポート第3回、ひと・健康・未来, 18 : 27.
27. 山極寿一, 2018. 「AIと格差社会」、人権と部落問題2018.10月号、pp. 4-5.
28. 山極寿一, 2018. 「ゴリラは人間を超えている」、DODO World News, 159 : 2-5.
29. 山極寿一, 2018. 「ゴリラは声を立てて笑う」、ゴリラレポート第3回、ひと・健康・未来, 18 , p. 27. 
30. 山極寿一, 2018. 「子どもたちの自然保護」、みんなゴリラから教わった第43回、ちゃぐりん2018.11月号、pp. 74-75.
31. 篠田謙一・山極寿一, 2018. 「人類がここに至る道を知ることが、人類が向かおうとしている未来を考える手がかりに」、巻頭対談、京都大学基金New Letter, 8 : 2-7.
32. 山極寿一, 2018. 「科学技術発展のリスク、AI社会、新たな世界観を」、小経済、69(9) : 59-62.
33. 永田和宏・山極寿一, 2018. 「AI時代に人間はどこにむかっていくのか」、武蔵野樹林 Vol 1, pp. 64-73.
34. 山極寿一, 2018. 「2050年の「暮らす」」、Forbes 2018.12. p. 67.
35. 山極寿一, 2018. 「サルを見てヒトを知り幸福な社会のあり方を探る」、時局2019年1月号、pp. 12-17.
36. 山極寿一, 2018. 「ゴリラ研究者がみたスマホ社会」、第9回子どもとメディア全国フォーラム「スマホ社会と子どもの育ち」報告書、NPO法人子どもとメディア、pp. 32-41.
37. 山極寿一, 2018. 「大学を未来のコミュニティの中心に」、IDE現代の高等教育, 607 : 4-8.
38. 山極寿一・藤井聡, 2018. 「日本の大学は今、「緊縮」と「改革」で滅びつつある」、クライテリオン, 2018. Nov, pp. 134-148.
39. 山極寿一, 2018. 「「食事」と「共同の子育て」は、人類誕生の原点」、食べもの通信, 575 : 2-4.
40. 山極寿一, 2018. 「自立のための孤独」、ゴリラレポート第4回、ひと・健康・未来, 19 : 38.
41. 池上彰・山極寿一, 2019. 「このままでは“技術立国”日本は滅ぶ」、池上彰のそこからですか!? 週刊文春、1月3日・10日号新年特大号、pp. 72-76.
42. 山極寿一・門脇健, 2019. 「ゴリラと人間に注目して、宗教の起源を探ってみよう」、同朋2019 JANUARY, pp. 6-13.
43. 角幡唯介・山極寿一, 2019. 「帰る場所があるから、冒険できる」、新連載記念対談「探検家、知者に会いに行く」、中央公論2019年1月号、pp. 173-181. 
44. 山極寿一, 2019. 「大きな夢で、小さな扉を開いて」、植村語録「植村直己さんがイノチをかけてつかんだコトバ」、豊岡市立植村直己冒険館、p.21. 
45. 山極寿一, 2019. 「ノーベル賞の授賞式」、公研, 665 : 16-17.
46. 山極寿一, 2019.「会長からの年頭メッセージ―日本学術会議70周年を迎えて―」、学術の動向, 24(1) : 7-8.
47. 山極寿一・吉川弘之・黒川清・土井範久, 2019. 「科学と社会、今後の日本学術会議の役割を考える」、会長座談会、学術の動向, 24(1) : 14-35. 
48. 山極寿一, 2019. 「暴力の由来、戦争の起源~霊長類の行動生体から考える~」、軽井沢夏期大学第70回記念誌、軽井沢町教育委員会・軽井沢夏期大学事務局、pp. 34-35.
49. 山極寿一, 2019. 「大学院教育をめぐる現状と課題」、第22回京都大学全学教育シンポジウム報告書、pp. 60-78.
50. 山極寿一, 2019. 「「物語」はどう作られるのか―虚構と現実のはざまで」、ひと・健康・未来, 20, p.4.
51. 山極寿一, 2019. 「人類の現れた「物語」を作る能力」、ひと・健康・未来, 20, pp. 6-9.
52. 山極寿一, 2019. 「言葉が取り残した世界」、佼成70巻5号、pp. 34-35.
53. 山極寿一, 2019. 「ゴリラの視点が生む人類の未来」、Next Challenge、週刊文春4月18日 60周年特大号、p. 98.

 

新聞

1. 山極寿一, 2018. 「屋久島を学びの島に」、朝日新聞朝刊、4月18日
2. 山極寿一, 2018. 「大絶滅時代を迎えた地球―種の保存野生の中でこそ」、科学季評、朝日新聞、5月12日
3. 山極寿一, 2018. 「おもろい挑戦で直観力を」、私のリーダー論、日本経済新聞夕刊、6月21日
4. 山極寿一, 2018. 「一線画す共通の指針を」、そこが聞きたい軍事研究規制の道筋、毎日新聞朝刊、6月4日
5. 山極寿一, 2018. 「「サル化」する人間社会を憂う」、しんぶん赤旗、7月29日日曜版
6. 山極寿一, 2018. 「共感力暴発 宗教が止めよ」、『時代を生きる 宗教を語る』、中外日報社、pp. 121-130. 
7. 山極寿一, 2018. 「AI社会 新たな世界観を」、科学季評、朝日新聞朝刊、8月8日
8. 山極寿一, 2018. 科学季評「真実につながる「物語」を」、朝日新聞朝刊、11月10日
9. 山極寿一, 2018. 「ドリトル先生アフリカゆき」、子どもに贈る本の森、日本経済新聞夕刊、11月14日
10. 山極寿一, 2018. 「人間の「白目」はなぜ発達したのか?」、ゴリラから見た笑いの進化とAI社会①、みやざき中央新聞、12月10日
11. 山極寿一, 2018. 「地域の未来支える核に」、大学考2018年問題、中日新聞朝刊、12月16日
12. 山極寿一, 2018. 「人間の脳はなぜ大きくなったのか?」、みやざき中央新聞、12月17日
13. 山極寿一, 2019. 「転換点の日本の大学―地域の産官と連携急務」、日本経済新聞朝刊、1月7日
14. 山極寿一, 2019. 「人間は、「嗅覚」「味覚」「触覚」の共感でつながる」、ゴリラから見た笑いの進化とAI社会③、みやざき新聞、1月1日
15. 山極寿一, 2019. 「増え広がる野生動物―共存の道 広い学識で探れ」、科学季評、朝日新聞、2月9日
16. 山極寿一, 2019. 「ゴリラに学ぶ新時代のインフラ論」、日本下水道新聞、4月3日

 

学会・シンポジウム等の講演

1. 山極寿一, 2018. パネリスト「ジェンダー視点を考慮した科学技術を進めるために今後やるべきこと」、日本学術会議主催学術フォーラム「ジェンダー視点が変える科学・技術の未来―GS10フォローアップ」、6月14日、日本学術会議(東京)
2. 山極寿一, 2018. 「ゴリラ研究へ」、AACKシンポジウム「探検大学の誕生」、6月17日、京都大学国際科学イノベーション棟(京都市)
3. 山極寿一, 2018. 音楽の祭日・京都Paris姉妹都市60周年記念清水寺・世界友愛100本のトランペット記念座談会「音楽は国境を超える・世界友愛の祈り」パネリスト、6月21日、清水寺成就院(京都市)
4. 山極寿一・大沢真幸, 2018. 「家族の起源と進化」、インターディスィプリナリー研究会、7月12日、築地松竹ビル(東京)
5. 山極寿一, 2018. 「ゴリラから見た笑いの進化とAI社会」、第25回日本笑い学会大会記念講演、7月14日、関西大学堺キャンパス(堺市)
6. 山極寿一, 2018. 第5回京都大学―稲盛財団合同京都賞シンポジウム「生命の神秘とバランス」、パネリスト、7月22日、有楽町朝日ホール(東京)
7. 山極寿一, 2018. 平成30年度日本学術会議第3部夏季部会公開シンポジウム「AIとIOTが拓く未来の暮らし:情報化社会の光と影」、パネリスト、東北大学青葉山キャンパス工学部中央棟2階大講義室(仙台市)
8. 山極寿一, 2018. 「人間にとって安全・安心なコミュニティーとは何か―進化の視点から考える」、第20回日本災害看護学会年次大会特別講演、8月11日、神戸国際会議場(神戸市)
9. 山極寿一, 2018. 「大学院教育の現状と課題」、京都大学全学教育シンポジウム基調講演、9月7日、京都大学桂キャンパス船井ホール(京都市)
10. 山極寿一, 2015. 「これからのいきかた」パネリスト、第13回京都大学東京フォーラム、9月14日、パレスホテル東京(東京)
11. 山極寿一, 2018. 「人類に現れた「物語」を作る能力」、ひと・健康・未来財団主催シンポジウム「「物語」はどう作られるのか:虚構と現実のはざまで」、9月16日、上七軒歌舞練場(京都市)
12. Yamagiwa J, 2018. Role of science and technology education for society. Panelist, STS Forum 2018, October 7, Kyoto International Conference Center (Kyoto)
13. 山極寿一, 2018. 「企業が求めるイノベーション人材と大学連携」、パネリスト、京都大学・大阪大学・神戸大学3大学シンポジウム、10月19日、ホテル阪急インターナショナル(大阪市)
14. オギュスタン・ベルク・山極寿一, 2018. 「今西自然学の今日的意義」、2018年コスモス国際賞記念シンポジウム「日本列島の自然観」、10月21日、京都大学国際イノベーション棟(京都市)
15. 山極寿一, 2018. 「明治の精神と知恵を今と未来に活かす事業」パネリスト、明治改元150年記念シンポジウム、10月22日、ロームシアター京都(京都市)
16. 山極寿一, 2018. 「人間と社会の由来―超スマート社会を迎えるために」、錯体化学会特別企画シンポジウム「いま学界に何を求めるか。基礎研究か応用研究か?」、10月24日、タワーホール船堀(千葉市)
17. 山極壽一, 2018. 「文明の生成パラダイム―海と法からの視点」コメンテータ、日独文化研究所主催第28回公開シンポジウム、11月25日、京都教育文化センター(京都市)
18. 山極寿一, 2018. 「人間と地球の未来―霊長類学の視点から」、地球システム・倫理学会第14回学術大会、11月26日、京都大学稲盛財団記念館(京都市)
19. Yamagiwa J, 2018. Quest for coexistence between human and wildlife. The 18th SCA Joint Session “Beyond SDGs: Under the era of the Anthropocene”, December 6, Science Council of Japan (Tokyo).
20. 山極寿一, 2018. シンポジウム「挑戦し続ける伝統」座長、佐竹美都子、林宗一郎、矢島里佳、山本太郎、京都文化プロジェクト第3回推進フォーラム、12月12日、ロームシアター京都(京都市)
21. 山極寿一・藤原辰史, 2019. 「ゴリラ・ナチス・キッチン」、ピースフラッグプロジェクト連続講座新春スペシャル「暮らしたい社会を描くレッスン」、1月5日、ひと・まち交流館京都(京都市)
22. 山極寿一・ウスビ・サコ, 2019. 「人間的差別の問題」、京都精華大学アセンブリーアワー講演会第500回、1月11日、京都精華大学明窓館(京都市)
23. 山極寿一, 2019. 「共感社会の由来―ゴリラとマーモセットの比較から」、第8回マーモセット研究会特別講演、2月6日、日本橋ライフサイエンスハブ(東京)
24. 山極寿一・クリスティアナ・フィゲレス・山折哲雄・末吉竹二郎, 2019. パネルディスカッション「新たな常識―気候変動に立ち向かう」、京都環境文化学術フォーラム国際シンポジウム、2月9日、国立京都国際会館(京都市)
25. 山極寿一, 2019. 「調理はヒトに何をもたらしたか―ゴリラの食生活から」、和食文化学会第1回研究大会招待講演、2月23日、京都府立京都学・歴彩館(京都市)
26. 山極寿一, 2019. 「アートの起源」、京都大学・ロンドン大学ゴールドスミス校アートサイエンス国際シンポジウム、3月15日、京都大学百周年時計台記念館(京都市)