2020年度業績

 新型コロナウイルスに翻弄された1年だった。総長として最後の入学式に臨むべく、ずいぶん時間をかけて式辞を練ったのだが、いつものように都メッセで全新入生を前に読むことができなかった。やむなくビデオメッセージとして発信したのだが、やはり新入生たちに新しい人生を京都大学で迎える誇りと緊張を直接与えたかった。その後、何度か感染は収まりかけたものの、学生諸君が自由にキャンパスを出入りするまでには至らなかった。痛恨の極みである。京都大学はあらゆる手を尽くして学生支援に勤めたし、オンラインの講義を完備して学業の進展を図ったが、学生たちの暮らしはどうだったであろうか。とても心配である。9月の総長退任へ向けて、新しい総長選挙が始まった。6年間にわたって研究担当理事を務めてくれた湊長博氏が新総長に選ばれたことをとてもうれしく思う。私がやってきたことをしっかりと引き継ぎ、新たな京大を率いてくれることを切に願う。同じ時期に会長を退任予定の日本学術会議でも、第24期を締めくくる成果として1~3部の研究者による『未来からの問い―日本学術会議100年を構想する』を仕上げた。コロナ禍で対面のシンポジウムを開けず、オンラインで会員や一般の方々の意見を聞いたり、会長と副会長による有識者とのオンライン対談を加えたり、ずいぶん工夫を重ねたが、とてもいい特集が組めたと思う。CSTI(総合科学技術・イノベーション会議)や文部科学省の「国立大学の戦略的経営実現へ向けた検討会議」でも、未来のイノベーション戦略や大学改革について9月の任期終了まで熱心に論じたが、おおむねいい方向へ向かっていると感じた。ただ、日本学術会議会長を退任する直前に、それまで1年をかけて慎重に選んできた新会員候補者105名のうち6人を、総理が任命拒否するという通知が内閣府より届いた。急遽私の会長名でその理由を尋ねたが全く回答はなく、今に至るまで会員に欠員が生じるという問題が続いている。これはゆゆしき問題で、理由もつけずに会員候補者が任命を拒否されるようなことが定着すれば、あらゆるところで政府の都合のいい人事がまかり通ることになりかねない。民主主義の根幹を揺るがすことになり、とくに学術は政治とは距離を置いてその成果を社会に発信する責務を置いているのだから、その自律性は何としても確保しなければならないと思う。10月からはコロナの影響も少し収まったので、北海道から九州まで求めに応じて気ままな旅をさせてもらった。日本列島がこれほど多様だということを改めて確認するとともに、都市の景観がどこでも似たようになっていることにだんだんと地域の個性が失われつつある危惧を感じた。新しい年を久し振りにのんびりと京都で迎えたが、新型コロナウイルスの勢いは収まらず、3月の総合地球環境学研究所(地球研)の新旧所長交代式も参加者を制限して実施された。関係者のほとんどと顔を合わせる機会もなく、4月から新所長として着任したが、マスクをつけたままで新しい人間関係を築かねばならずなかなか苦労する毎日となっている。

 新しい職場でまだ何ができるかはっきりはしていないが、これまで通りゴリラの力を借りて猛獣たちの調整に励んでいこうと思う。

英語論文

1.Yamagiwa J (2020) Resilient Features Which Humans Inherited from Common Ancestors with Great Apes and Strengthened. In : Nara Y and Inamura T (eds), Resilience and Human History : Multidisciplinary Approaches and Challenges for a Sustainable Future. Springer, pp. 1-11.

著書

中沢新一・山極寿一, 2020. 「未来のルーシー」、青土社

養老孟司・山極寿一, 2020. 『虫とゴリラ』、朝日新聞出版

山極寿一, 2020. 『スマホを捨てたい子どもたち―野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』、ポプラ新書.

山極寿一, 2020.「人類の終末は物語の消滅と共にやってくる」、山極寿一・村瀬雅俊・西平直編『未来創成学の展望―逆説・非連続・普遍性に挑む』、ナカニシヤ書店、pp. 321-331.

山極寿一, 2020. 高校生公開授業『サル化する人間社会―ゴリラから学ぶこと』、みやぎ教育センターブックレットNo. 16.

山極寿一, 2020. 『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』、家の光協会

山極寿一, 2020. 「霊長類学から考える「つながり」と人間社会―共鳴力と共感力が築いた人類の歴史」、山田孝子編著『人のつながりと世界の行方―コロナ後の縁を考える』、英明企画編集、pp. 9-44.

山極壽一, 2020. 「ヒト以外の美意識―ゴリラから学ぶ」、高階秀爾編著『人の心を動かすことができなければ芸術ではない』、ミネルヴァ書房、pp. 141-165.

山極壽一, 2020. 「フィールドワークの美学とリテラシー」、高階秀爾編著『人の心を動かすことができなければ芸術ではない』、ミネルヴァ書房、pp. 383-405.

山極壽一, 2020. 「共生の智慧―今西自然学と日本人の自然観から未来の社会を構想する」、公益財団法人日独文化研究所編『共同研究 共生―そのエトス、パトス、ロゴス』、こぶし書房、pp. 13-45.

山極寿一, 2020. 「ともに食し、社会力を育む」、アノニマ・スタジオ編『暮らしのなかのSDGS-今と未来をつなげるものさし』、アノニマ・スタジオ、pp. 88-89.

山極壽一, 2021. 「サルやゴリラと歩いた私の修業時代」、上廣倫理財団編『私の修業時代』、光文堂、pp. 9-50. 山極壽一, 2021. 「食とコミュニケーションの進化」、池谷和信編『食の文明論-ホモ・サピエンス史から探る』、農文協、pp. 385-412.

総論その他

山極寿一, 2020. 「日本人の自然観と未来への展望」、月刊住職, 255 : 60-64.

山極寿一, 2020. 「死と生の「間」にいる高齢者の役割」、Voice令和2年3月号, pp. 18-25.

山極寿一, 2020. 「日本旧石器人研究の発展:沖縄の現場から」、学術の動向, 25 (2) : 33.

山極寿一, 2020. 「「小さきもの」遊ばせて吉」、科学季評、朝日新聞朝刊、2月13日.

山極寿一, 2020. 「発刊に寄せて」、学術会議叢書26『社会脳から心を探る』、公益財団法人日本学術協力財団、pp. 2-4.

平田晃久・山極寿一, 2020. 「集団の記憶と本の並びが結びつく―ここはジャングルで本はフルーツだ!」、つくる・すむ・ひらく「北大路ハウス」、新建築2020年3月増刊、pp. 130-131.

山極寿一, 2020. 「京都から新しい建築を考える」、つくる・すむ・ひらく「北大路ハウス」、新建築2020年3月増刊、pp. 132-133.

山極寿一, 2020. 「ゴリラから見た人間社会の少子化と子育て」、梅の実だより第50号、pp. 14-15.

山極寿一, 2020. 「人類の進化にあった教育とは何か」、季刊栄養教諭―食育読本―春59号、pp. 6-13.

山極寿一, 2020. 「コロナは巧妙に、現代社会の盲点を突く」、しりーず疫病と人間、毎日新聞朝刊、4月28日

山極寿一, 2020. 書評『モノ申す人類学』長谷川眞理子著、公明新聞、4月27日

山極寿一, 2020. 「「一緒に食事」の大切さ―「新型コロナ」で失われた社会力」、読売新聞朝刊、5月11日

Yamagiwa J (2020) Viruses caused by nature’s destruction show need for change post crisis. The Mainichi, Tuesday, May 12.

山極寿一, 2020. 「コロナ後の世界に向けて―社会的絆 失わぬ体制を」、科学季評、朝日新聞朝刊、5月14日

山極寿一, 2020. 「家族と共同体崩壊の危機―作れるか新たな共感社会」、佐賀新聞朝刊、5月18日

山極寿一, 2020. 「コロナは巧妙に、現代社会の盲点を突く」、疫病と人間シリーズ、アジア時報, 557 : 14-19.

山極寿一, 2020. 「対面減らさない工夫を」、コロナを生きる、中日新聞朝刊、6月23日.

山極寿一, 2020. 「資本主義は限界 誰もが...」新型コロナが問う日本と世界、しんぶん赤旗、6月20日.

山極寿一, 2020. 「音楽と人類の進化」、MUSASHINO for TOMORROW, Vol. 134 : 1-4.

山極壽一・東原敏昭, 2020. 「「幸せ」を中心に未来社会をデザインする―2050年の社会課題克服へ、大学と企業が果たす役割」、日立評論特別増刊号 Summer, 2020. Pp. 2-8.

山極寿一, 2020. 「地球環境問題は文化の問題だ」、公研 No. 683 : 16-17.

山極寿一, 2020. 「日本の強みを世界へ」、総長・学長が語るわが校のニューノーマル、週刊朝日, 7月24日、pp. 28-29.

山極寿一, 2020. 「科学技術や知恵によって人の輪を維持する」、特集「新型コロナ時代を生きる」、週刊金曜日、7月24日、p. 52.

山極寿一, 2020. 「信頼は、身体に根差すもの―0か1ではなく、「間」の発想をもって関わる」、Oggi, 2020 September, p.186.

山極寿一, 2020. 「対等をめざすゴリラの自己主張」、あすへのLesson、特別編「著者がとく」、朝日新聞朝刊、7月29日

山極寿一, 2020. 「「効率化できないもの」をたいせつにする社会へ今こそかじを切ろう」、山極壽一からの提言「コロナ時代の親と子へ」、家の光9月号、pp. 36-39.

山極寿一, 2020. 第9講 人間関係「ゴリラに学ぶコミュニケーション「ネットで仲間はできない」、週刊東洋経済 2020. 8/8-15合併号、pp. 57-59.

山極寿一, 2020. 「人として成長するために不可欠な対話力を大学までに身につけろ!」、教育と子育て編『親が知っておきたい学びの本質の教科書』、朝日新聞出版、pp. 134-151.

山極寿一監修, 2020. 『ゴリラのすべて―ゴリラ大図解』、廣済堂出版.

山極寿一, 2020. 「コロナ後のコミュニケーションの形―「分身」技術で活動広げよ」、科学季評、朝日新聞朝刊、8月6日

山極寿一・香田啓貴, 2020. 「「つながる」ヒトがもたらす禍いと恩恵」、公研, 682 : 58-71.

山極壽一・東原敏昭, 2020. 「「幸せ」を中心に未来社会をデザインする」、日立評論特別増刊号Summer 2020, pp. 1-8.

山極壽一, 2020. 「人類史の中に見る不安」、BEYOND SMART LIFE資本主義社会の先にある人間の新たな幸せとは? 日本経済新聞出版, pp.13-24.

山極壽一, 2020. 「「幸せ」を中心に未来社会をデザインする―2050年の社会課題克服へ、大学と企業が果たす役割」、BEYOND SMART LIFE資本主義社会の先にある人間の新たな幸せとは? 日本経済新聞出版, pp.284-298.

山極寿一, 2020. 「湯川日記が遺したもの」、小沼通二編『湯川秀樹日記―京都で記した戦中戦後』、pp. 197-198.

松井孝典・山極壽一, 2020. 特別対談「いま改めて、人間と生命について考える」、朝日新聞朝刊、9月1日

山極壽一, 2020. インタビュー「『スマホを捨てたい子どもたち』書いたのは私です」、週刊現代9月5日号、pp. 124-125.

山極寿一, 2020. 「共食によって信頼関係が生まれ、人類社会が発展してきた」、MSスクウェア, 50 : 4-5.

山極寿一, 2020. 「パティ、おまえってやつは!」、特集・失敗するこころ、こころの未来, 23 : 18-23.

山極寿一, 2020. 「霊長類から考える理想のリーダー像」、読売新聞朝刊、9月17日

山極寿一, 2020. 「働き方は岐路に立った」、朝日求人「仕事力」、朝日新聞朝刊、10月4日

山極寿一, 2020. 「都市でのキャリアは先細る」、朝日求人「仕事力」、朝日新聞朝刊、10月11日

山極寿一, 2020. 「現実を切り抜ける力とは」、朝日求人「仕事力」、朝日新聞朝刊、10月18日

山極寿一, 2020. 「人間の幸せからブレるな」、朝日求人「仕事力」、朝日新聞朝刊、10月25日

山極寿一, 2020. 「学問の自由とは何か」、天眼、京都新聞朝刊、10月25日

山極寿一, 2020. 「コロナ後のコミュニケーションの形―「分身」技術で活動広げよ」、昭和経済、第73巻11号、pp. 53-56.

山極寿一, 2020. コロナで変わる世界「国境超えた講義進む」、毎日新聞朝刊、12月16日

山極寿一, 2020. 著者に聞いてみた『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』、アサヒ芸能第75巻、46号、p. 93.

山極寿一, 2020.「ザイールでつくったアバコス」、行司千絵著『服のはなし』、岩波書店、pp. 124-127.

山極壽一, 2020. 「ポストコロナと人間の社会力」、いつでも元気, No. 350, p.1.

山極寿一, 2020. 「遊動の時代に向き合う」、週刊トラベルジャーナル2021,1/4,11合併号、pp.20-21. 山極壽一, 2020. 「日本学術会議が目指した対話」、青渕, 861 : 3-4.

山極壽一, 2020. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、技術と経済, 647 : 28-37.

山極壽一, 2020. 「オンライン授業の功罪―学び 他人と接触してこそ」、昭和経済第73巻1号、pp. 33-36.

山極寿一, 2021. 「地域の時代がやってきた」、天眼、京都新聞朝刊、1月17日.

山極寿一, 2021. 「自然人類学からみた家族の起源とその役割」、EN-ICHI FORUM, 362 : 4-11.

山極寿一, 2021. 「オリオン三星賞へ寄せて」、星座―屋久島の子どもたちの詩 第15回オリオン三星賞、山尾三省記念会, pp. 2-3.

山極壽一, 2021. 「体験から「知」を学ぼう」、未来を生きる君たちへ―山極壽一氏の特別授業、毎日新聞朝刊、1月19日

山極壽一, 2021. 「人間とは、社会とは何か」、未来を生きる君たちへ―山極壽一氏の特別授業、毎日新聞朝刊、1月20日

山極壽一, 2021. 「大学をコモンズの場に」、未来を生きる君たちへ―山極壽一氏の特別授業、毎日新聞朝刊、1月21日

山極壽一, 2021. 「一生懸け「問い」探す」、未来を生きる君たちへ―山極壽一氏の特別授業、毎日新聞朝刊、1月22日

山極壽一, 2021. 「人類の未来を拓く教育とは何か」、第24回全学教育シンポジウム報告書『京都大学の教育におけるニューノーマルを展望する』、pp. 68-82.

山極壽一, 2021. 「社交する人間」、公研, 690 : 16-17.

山極壽一, 2021. 「文化の力奪うオンライン―コロナ 縮む社交の場」、科学季評、朝日新聞朝刊、2月10日

山極壽一, 2021. 「コロナ時代に学んだ教育の原点」、信濃教育, 1611 : 1-13.

山極壽一・小林武彦, 2021. 「ウイズ・コロナ時代の先を見つめて―研究者をめざす若者がいまだから大事にしたいこと」、実験の医学, vol 39, No4, pp. 562-569.

山極壽一, 2021. 「勝つより負けないが大事」、プレジデントFamily「特集子育て新常識ベスト100」、pp. 32-35.

山極壽一, 2021. 「国立大学の新しい在り方を問う時代」、国立大学協会70年史、pp. 180-183.

山極壽一, 2021. 「個性を生かす社会に」、四国新聞朝刊企画特集「ポストコロナ時代の人財輩出へ」、3月7日

山極壽一, 2021. 「五神総長のリーダーシップ」、淡青, 42 : p. 22.

山極壽一, 2021. 「屋久島の交尾期につかんだ新発見」、ぼくはこうしてゴリラになった17回、モンキー5巻4号, pp. 86-87.

山極壽一, 2021. 「コロナ、縮む社交の場、文化の力奪うオンライン」、昭和経済73巻、2・3号、pp. 49-52.

山極壽一, 2021. 「卒業式の式辞」、天眼、京都新聞朝刊、3月28日

山極壽一, 2021. 「ニューノーマルをつくる世代に伝えたい体感と対話のある学びの面白さ」、OPINION 国立大学, Vol 59, pp. 2-5.

山極壽一, 2021. 『第26代総長 山極壽一 活動報告書 おもろい大学の歩み』、京都大学

山極壽一・山口創, 2021. 「繋がりを結ぶために―想いを伝えるコミュニケーション」、WINDS, No. 53, pp. 1-6.

学会発表

山極寿一, 2020. 「フィールドワークから見たCOVID-19感染拡大に関して」、日本学術会議学術フォーラム「COVD-19とオープンサイエンス」、6月3日、インターネット公開

山極寿一, 2020.学術フォーラム・ディスカッサント「人生におけるスポーツの価値と科学的エビデンス」、オンライン、6月18日

山極寿一, 2020. 問題提起「ポスト真実の時代とメディア」、日本学術会議主催学術フォーラム「メディアが促す人と科学の調和―コロナ収束後の公共圏を考える」、7月16日、日本学術会議(東京)

山極寿一, 2020. 基調講演「食の進化とコミュニケーション―ポストコロナの時代を見据えて」、京都府食育シンポジウム「Withコロナ社会の食を考える」、8月1日、京都リサーチパーク(京都市)

山極寿一, 2020. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、科学技術と経済の会講演、9月13日、軽井沢プリンスホテル(軽井沢)

山極寿一, 2020. 問題提起、日本学術会議主催学術フォーラム「生きる意味」、9月20日、日本学術会議講堂(東京)

養老孟司・山極寿一, 2020. 養老孟司と学「森里川海連環」、ケンモリッジ大学、10月10日、モンベル品川店(東京)

山極寿一, 2020. 「暴力と戦争の由来―ゴリラの視点から人類の進化を考える」、被爆75年 記念特別シンポジウム特別講演、長崎大学核兵器廃絶研究センター、11月25日、NBCビデオホールとオンライン(長崎市)

安藤忠雄・山極寿一, 2020. 直島レクチャー、直島パークホール(直島)

山極寿一, 2020. 「パンデミック状況下で〈人類〉の文明の行く末について考える」、社会デザイン学会15回大会、12月6日、オンライン

山極壽一, 2021. 「コロナ後の人と自然の関係について考える」、第55回日本水環境学会年会特別講演、3月11日、オンライン

Yamagiwa J (2021) Nishida’s logic and Japanese primatological concept on nature and culture. The 5th Conference for Japanese Philosophy 2021 (IAJP Conference 2021) “95 Years after the Birth of Nishida Philosophy -‘Basho’ as Symbiosis of Non-Human and Human”. March 24, Nanzenji (Kyoto)

特別講義・講演

山極寿一, 2020. 「SDGs問答」、SDGs Kyoto Times、オンライン、7月4日

山極寿一・ふしはらのじこ・手塚賢至, 2020. 鼎談「ヤクシマザルを追って」、オンライン、7月17日

山極寿一, 2020. 「ポストコロナをどう生きるか」、メトロポリタンアカデミー、オンライン、7月31日

山極寿一, 2020. 「ポストコロナの教育・家族政策の提言―人類学から見た家族の起源とその役割から」、IPP政策研究会講演、11月12日、アルカディア市谷(東京)

山極寿一, 2020. 「コロナ後の人間社会を考える」、豊橋技術大学講演、12月2日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール(豊橋市)

山極寿一, 2020. 「人類にとって教育とは何か―デジタル社会の学びを考える」、香管協高松支部教育講演会、12月5日、高松市総合教育センター(高松市)

山極寿一, 2020.「ゴリラと歩いたアフリカの熱帯林」、モンベル冒険塾チャレンジアワード授賞式講演、12月12日、オンライン

あべ弘士・山極壽一, 2020. 「コロナ禍の動物談義」、メリーゴーランド講演会、12月13日、徳正寺(京都市)

山極壽一, 2020. 「ゴリラを追って―京大理学部発の人類学とその行方」、玉城嘉十郎教授記念公開学術講演会(50周年記念講演会)講演、12月18日、京都大学益川記念館(京都市)

山極壽一, 2020. 「コロナ禍の新しい暮らしをデザインする」、令和2年度京都市SDGs・レジリエンスフォーラム~ウィズコロナ社会に私たちがなすべきこと~基調講演、12月19日、京都市国際交流会館(京都市)

山極壽一, 2020. 「Withコロナ時代のへ適応戦略」、名古屋商工会議所特別講演、12月21日、名古屋小会議所(名古屋市)

山極壽一, 2020. 「霊長類学の視点から見た人類の進化と文化」、地球研セミナー講演、12月25日、地球研(京都市)

山極壽一, 2021. 「スマホを捨てたい子どもたち」、愛知県弁護士会講演、1月9日、ウィンク愛知(名古屋市)

山極壽一, 2021. 「未来の嗜好品とは何か―個人の嗜好から社交の手段へ」、嗜好品文化研究会、1月10日、都ホテル(京都市)

山極壽一, 2021. 「コロナ後の社会を人類の進化から展望する」、浩志会講演オンライン、1月18日

山極壽一, 2021. 「ポストコロナ 共感できる幸せな消費社会を築くために」、SCビジネスフェア講演オンライン、1月27日

山極壽一, 2021. 「ゴリラのフンコロジー」、DARWIN ROOM講演と関野吉晴と対談オンライン、1月30日

山極壽一, 2021. 「人類の進化とコロナ後の社会」、四国人材育成塾キックオフシンポジウム基調講演、2月3日、JRホテルクレメント高松(高松市)

山極壽一, 2021. 「コロナ、AIは暮らし方をいかに変化させるか」、中部財界セミナー、2月4日、名古屋ガーデンパレス(名古屋市)

山極壽一, 2021. 「自然と人間の関係を問い直す」、イオンフォーラムオンライン、2月6日

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの由来とコロナ後の世界」、サントリー大学講演オンライン、2月9日

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の世界」、同志社女子中・女子高「生徒の日」特別講義、2月12日、同志社女子中高校(京都市)

山極壽一, 2021. 「コロナ禍から人類が学ぶこと」、福武財団寺子屋講演オンライン、2月16日

Yamagiwa J, 2021. “Evolution of human sociality: From a viewpoint of primatology”, Kyoto Spring Program Academic Lecture, February 20, Online.

山極壽一, 2021. 「遊動の時代を迎えて―ポストコロナ社会をどう作るか」、兵庫県保険医協会・特別政策研究会講演、2月27日、兵庫県保険医協会(神戸市)

山極壽一, 2021. 「ゴリラに学ぶコロナ後の社会―人間にとって大切な暮らしとは何か」、第7回宇部と地球の環境を考えるフォーラム、3月21日、渡辺翁記念会館(宇部市)

山極壽一, 2021. 京内裏復元プロジェクトキックオフイベント、パネリスト、3月26日、ロームシアター(京都市)

山極壽一, 2021. 「ウメサオタダオの時代から未来を見る」、梅棹忠夫生誕100年連続講座第4回オンライン、3月27日

山極壽一, 2021. 「ゴリラが見た新型コロナと現代文明」、明日の京都無形文化遺産シンポジウム「人類とミクロの世界―新型コロナ禍を契機に考える」、3月28日、立命館大学朱雀キャンパスホール(京都市)