2021年度業績

 4月から人間文化研究機構総合地球環境学研究所の所長として勤務している。その創立20周年記念のシンポジウムを4月に開催した。安成哲三前所長からバトンタッチを受け、私の抱負を述べた。日高敏隆初代所長の「地球環境問題の根幹は広い意味で人間の文化の問題である」との宣言を継承し、安成所長の超学際研究の推進という方針を踏まえて、これからは「地域文化の推進による文明の再構築」を図るという趣旨を述べた。創立と同じ年にパリのユネスコ総会で締結された「文化の多様性に関せ巣世界宣言」がおおいに参考になる。続いて、第3期の地球研の活動を踏まえて組織改革を実施し、新たに経営推進部を置いて、教員会議の下にすべての委員会を配置し、プロジェクトの審査方法を時代に合わせて変更した。また、これまでに終了した37のプロジェクトのリーダーにヒアリングを行い、当初の目標や成果、継続性、地球研の問題点などについて意見を聴取した。これは第4期の地球研の運営方針に反映させようと思う。さて、今年度の最もうれしい出来事は南方熊楠賞を受賞したことである。熊楠は幕末に生まれ、米国、英国で長く学究生活を送り、Nature誌に数多くの論文や意見を掲載した。その多くは東洋の思想や発見を欧米社会に広めることだった。帰国後は粘菌の研究に没頭し、明治末期に実施された神社合祀に対し、生物多様性と日本人の魂を失わせる暴挙だと反対運動を繰り広げた。生涯、自分の好奇心に基づく研究を続け、自然と人間の文化のつながりに正しい目を向けた学者である。私も及ばずながら自分の好奇心と、ゴリラを始めとする野生動物の生息環境を保全する活動と行ってきた自負はあるので、熊楠賞をいただいたことは大きな誇りである。昨年5月に受賞講演の予定だったが、コロナのまん延で3回延期され、今年の4月30日にやっと和歌山県田辺市で実現した。熊楠が残した神島を訪問し、熊楠顕彰館で資料を閲覧し、お墓のある高山寺に参拝した。昨今はいろんな賞の審査員をやる機会が増えた。分野を超えて様々な資料を見なければならないが、受賞者の喜びを実感するとやりがいのある仕事だと思う。様々な出会いがあり、研究とは違った気づきがある。年寄りの重要な役目かもしれない。また、地球研という性格からか、多様な分野の方々との対談や鼎談の機会が増えた。大阪・関西万博のシニアアドバイザーを務め、東京FMラジオのNEW SAPIENSという番組で月2回キャスターをやり、テリー伊藤さん、手嶋龍一さん、真山仁さん、齋藤幸平さんなど、ふだんはお会いできない方々と話をすることができた。私の貴重な財産となった。新学術領域研究「出ユーラシアの総合的人類史学」と「協創的コミュニケーションと言語の起源」の評価委員を務めたことも新しい気づきを得る上でいい経験だった。これらの経験を踏まえて、放送大学の稲村哲也さんを中心に25人の執筆者で『レジリエンス人類史』を京都大学学術出版会から刊行できたのは大きな成果だった。

著書

山極壽一, 2021. 「食とコミュニケーションの進化」、池谷和信編『食の文明論-ホモ・サピエンス史から探る』、農文協、pp. 385-412.

山極壽一, 2021. 「清風荘の未来」、松田文彦・今西純一・中嶋節子・奈良岡聰智編著『清風荘と近代の学知』、京都大学学術出版会、pp.ⅰ-ⅴ.

山極壽一, 2021. 「”野生の五感“を取りもどす―生物進化に学び、人間社会の未来を考える―」、フィランソロピー協会編『共感革命―フィランソロピーは進化する』、中央公論事業出版、pp. 18-33.

山極壽一, 2021. 「哲学なき技術先行の時代は終わる―「経済優先」から「社会優先」へ」、週刊東洋経済付録「LIFE SPAN」2021.5.p.7.

山極壽一, 2021. 「京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと」、朝日新書

澤田純・山極壽一・出口康夫, 2021. 「グローバルとローカルの<あいだ>-多様なローカリティに根ざした新しい社会のデザインを」、澤田純著『パラコンシステント・ワールド―次世代通信IOWNと描く、生命とITの<あいだ>』、NTT出版、pp. 111-164.

山極壽一, 2022. 「Phase 1. 危機とレジリエンスのはじまり・かたちIntroduction」、稲村哲也・山極壽一・清水展・阿部健一編『レジリエンス人類史』、pp. 27-29.

山極壽一, 2022. 「ヒトのレジリエンスの起源―霊長類の遺産と警鐘と発展」、稲村哲也・山極壽一・清水展・阿部健一編『レジリエンス人類史』、pp. 30-45.

山極壽一, 2022. 「結:ヒトの能力を賢く使って「どこへいくのか」を模索する」、稲村哲也・山極壽一・清水展・阿部健一編『レジリエンス人類史』、pp. 483-491.

総論・報告

山極壽一, 2021. 「ニューノーマルをつくる世代に伝えたい体感と対話のある学びの面白さ」、OPINION 国立大学, Vol 59, pp. 2-5.

山極壽一・山口創, 2021. 「繋がりを結ぶために―想いを伝えるコミュニケーション」、WINDS, No. 53, pp. 1-6.

山極壽一, 2021. 「ゴリラを追って―京大理学部の人類学とその行方」、京都大学理学研究科・理学部 弘報 218 : 5-7.

山極壽一, 2021. 「遊動社会の本質―快適求む移動は人類の根源」、TRAVEL JOURNAL 58巻16号、pp. 10-11.

神津里季生・山極壽一, 2021. 「あらためて問われる共感と連帯-現代の危機をどう乗り越えるのか」、巻頭理事長対談、WELFARE 2021 Spring No.10, pp.1-6.

山極壽一, 2021. 「ゴリラの民主主義」、THE BIG ISSUE, Vol 406, p. 8.

山極壽一, 2021. 「国立大学法人の基本的課題」、IDE現代の高等教育 No.631, pp. 4-9.

山極壽一, 2021. 「食とコミュニケーションの進化」、池谷和信編『食の文明論-ホモ・サピエンス史から探る』、農文協、pp. 385-412.

山極壽一, 2021. 「”野生の五感“を取りもどす―生物進化に学び、人間社会の未来を考える―」、フィランソロピー協会編『共感革命―フィランソロピーは進化する』、中央公論事業出版、pp. 18-33.

山極壽一, 2021. 「遊動社会の本質―快適求む移動は人類の根源」、TRAVEL JOURNAL 58巻16号、pp. 10-11.

神津里季生・山極壽一, 2021. 「あらためて問われる共感と連帯-現代の危機をどう乗り越えるのか」、巻頭理事長対談、WELFARE 2021 Spring No.10, pp.1-6.

山極壽一, 2021. 「国立大学法人の基本的課題」、IDE現代の高等教育 No.631, pp. 4-9.

山極壽一, 2021. 「地方学術会議の意義」、学術の動向2021.6、pp. 10-14.

山極壽一・佐藤文一・宇野恵信・渡辺美代子, 2021. 座談会「地方創生で変わる学術、地域に根付く発想を探る」、学術の動向2021.6、pp. 62-71.

山極壽一, 2021. 「野生動物からみたプラネタリー・ヘルス」、保健の科学, 63 : 469-473.

山極壽一, 2021. 「感染症とこれから期待される未来社会」、大阪府保険医協会・大阪府歯科保険医協会第8回「日常診療経験交流会」記録集、pp. 4-12.

山極壽一, 2021. 「自然人類学からみた家族の起源とその役割―共感を育む共食と共同の子育て」、世界平和研究Vol. 47, No. 4, pp. 12-20.

山極壽一, 2021. 「ジャングルにコモンズの理念あり」、ゴリラ先生・山極寿一の課外授業「森の声、ゴリラの目」、BE・PAL第41巻12号、pp. 43-45.

山極壽一, 2021. 「自然の循環する豊かさとは何か」、SHARE THE LOVE 大地を愛する人々、Two Virgines, pp.232-233.

山極壽一, 2021. 「アニミズムの時代」、青淵 873 : 3-4.

山極壽一, 2021. 私のおまもり「ゴリラ」、婦人之友2022年1月号、p.21.

山極壽一、2021.「「勝つ」より「負けない」が大事」、新時代に輝く子になる「賢人」の知恵」、プレジデントFamily小学生知育大百科、pp. 14-17.

山極壽一, 2022. 「遊動の時代を迎えて」、森の声、ゴリラの目、2nd episode, BEPAL 42巻1号、pp. 79-81.

山極壽一, 2021. 「地図のない森」、ぼくはこうしてゴリラになった第20回、モンキー6巻3号、pp. 58-59.

山極壽一, 2021. 「西田幾多郎―人間は自然の環の一つ」、文藝春秋創刊100周年記念「100年の100人」、p. 347.

山極壽一, 2021. 「シェアとコモンズの拡大」、公研 700 : 16-17.

山極壽一, 2021. 「学術の危機と混迷の時代」、日本学術会議同友会会報、

山極壽一, 2022. 「学校は豊かな未来をつくる大切な共助の場」、新春インタビュー、互助組合報, 655 : 4-7.

山極壽一, 2022. 「解説 ニホンザル研究の一里塚―河合さんのやり方」、河合雅雄著『ニホンザルの生態』、pp. 400-419.

山極壽一, 2022. 「少しだけ「スマホを捨てよ 町へ出よう」、「スマホ・ラマダン」特集、週刊新潮1月27日号、pp. 45-47.

山極壽一, 2022. 「現代文明の闇に差す狩猟民の光」、『手塚漫画の共生する社会』、子どもの未来社、pp. 138-140.

山極壽一, 2022. 「弱みを強みに変えた人類」、森の声、ゴリラの目、3rd episode, BEPAL 42巻2号、pp. 79-81.

山極壽一, 2022. 「森が作る情緒とアニミズム」、森の声、ゴリラの目、4th episode, BEPAL 42巻3号、pp. 79-81.

山極壽一, 2022. 「都市の原型はジャングル」、大林組創業130周年記念誌, p. 34

Yamagiwa J, 2022. The city’s original form is the jungle. OBAYASHI, p. 35.

山極壽一, 2022. 「ゴリラから学「人間が関わる空間のあり方」」、『年鑑日本の空間デザイン』、六曜社、pp. 8-9.

山極壽一・阿部健一, 2022. 「靴を脱ぐ 地球環境学と環世界」、所長インタビュー、Humanity & Nature Newsletter, 86. Pp. 2-5.

山極壽一, 2022. 「暴力と戦いは人間の本性か」、森の声、ゴリラの目、5th episode, BEPAL 42巻4号、pp. 71-73.

山極壽一, 2022. 「教育のICT化は人間の本質を見つめ直す機会になる」(後編)、@Singアットシング Vol. 19, pp. 12-14.

山極壽一, 2022. 「ゴリラはやはりこわかった」、連載第21回「ぼくはこうしてゴリラになった」、モンキー6巻4号、pp. 86-87.

新聞記事

山極壽一, 2021. 「土地と人との新たな絆を」、現論、京都新聞朝刊、4月27日。

山極壽一, 2021. 「環境問題は技術のせいか―根幹は人間の「文化」に」、科学季評、朝日新聞朝刊、5月13日

山極壽一, 2021. 「言葉より態度で語れ」、中日新聞朝刊「知事選を前にリーダー像を訊く」、5月23日。

山極壽一・絹谷幸二 2021. 「地球環境と人間の文化について」、新美術新聞、6月1日。

山極壽一, 2021. 「パラレルワールドへの期待」、天眼、京都新聞朝刊、6月13日

山極壽一, 2021. 「人新世 利益追求に抑制を」、現論、京都新聞朝刊、7月13日

山極壽一, 2021. 「「国のため」は時代錯誤」、毎日新聞朝刊、7月23日

山極壽一, 2021. 「豊かな「遊び」、スポーツの起源に帰ろう」、朝日新聞朝刊、7月26日

山極壽一, 2021. 「気持ち伝わるコミュニケーション:言葉に限界 五感生かして」、科学季評、朝日新聞朝刊、8月6日

山極壽一, 2021. 「脱二元論へ東洋の知を」、毎日21世紀フォーラムから、毎日新聞夕刊、8月7日

山極壽一, 2021. 「新自然史学と自然学」、天眼、京都新聞朝刊、8月29日

山極壽一, 2021. 「核兵器廃絶の政策を」、現論、京都新聞朝刊、11月2日

山極壽一, 2021. 「すれ違う政治と科学―真鍋さんからの「苦言」」、科学季評、11月11日、朝日新聞朝刊

山極壽一, 2021. 「市場の賑わいを取りもどす」、天眼、11月14日、京都新聞朝刊

山極壽一, 2021. 「身体感覚としてのニュース」、日本人の忘れもの、京都新聞朝刊、12月9日

山極壽一, 2021. 「越境する人間 共存の努力を」、朝日新聞朝刊、12月31日

安藤忠雄・山極壽一, 2022. 「地球人の気概 取り戻せ―社会のビジョン欠かせず、グローバルな直観力磨け」、日本経済新聞朝刊、1月1日

山極壽一, 2022. 「前日本学術会議会長が語る科学と政治」、しんぶん赤旗日曜版、1月2日

山極壽一, 2022. 「地球環境 文化から考える」、京都わたし流(上)、読売新聞夕刊、1月13日

山極壽一, 2022. 「歩いて思索する人間」、京都わたし流(下)、読売新聞夕刊、1月20日

山極壽一, 2022. 「対面が共感力鍛える」、現論、京都新聞朝刊、2月1日

山極壽一, 2022. 「現代の終の栖とは」、天眼、京都新聞朝刊、2月6日

山極壽一, 2022. ゴリラ研究の第一人者 山極壽一さんを取材「人間との違いは?」、京都新聞ジュニアタイムズ、2月6日

山極壽一, 2022. 「農業の原点に学ぶ 自然に従う労働の豊かさ」、科学季評、朝日新聞朝刊、2月10日

講演・講義

山極壽一, 2021. 「ゴリラが教えてくれた人間が生きる意味」、親鸞聖人生誕850年記念シンポジウム基調講演、4月4日、しんらん会館(京都市)

山極壽一・小原克博・楠信生, 2021. 親鸞聖人生誕850年記念シンポジウム「人・人間・衆生―人と生まれたことの意味をたずねて」パネリスト、4月4日、しんらん会館(京都市)

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、国際京都学協会講演、4月9日、ホテルモントレ京都(京都市)

山極壽一, 2021. 「サラダボールの中のゴリラと人間の食物革命」、モンキー友の会講演、4月14日、モンキーセンター(犬山市)

山極壽一, 2021. 「地球環境問題を文化の問題として読み解く」、総合地球環境学研究所創立20周年記念シンポジウム「人新世における総合地球環境学の未来」、4月23日、歴彩館(京都市)

山極壽一, 2021. 「地球環境問題を文化の問題として読み解く」、総合地球環境学研究所創立20周年記念シンポジウム「人新世を生きる私たちと地球の未来可能性」、4月24日、歴彩館(京都市)

山極壽一, 2021. 「地球環境問題を文化の問題として解決するために」、滋賀県経済同友会総会基調講演、5月24日、大津プリンスホテル(大津市)

山極壽一, 2021. 「ゴリラからの警告」、TOC研究会講演、5月25日、TOCセミナーハウス(京都市)

山極壽一, 2021. 「コロナ後の社会―いのちといのちのつながりを考える」、令和3年度日本動物園水族館協会通常総会基調講演、5月27日、京都市動物園(京都市)

山極壽一・為末大, 2021. 「多様性とは何か?」、アカデミーヒルズXオフィスワーカーコラボレーション企画「いまこそ学ぶ~しなやかに生きるために~」、5月28日、オンライン

山極壽一, 2021. 「新型コロナ時代を生き抜くために―人間社会の由来と未来を考える」、龍谷大学校友会講演、5月29日、アバンティ饗都ホール(京都市)

山極壽一, 2021. 「協創的コミュニケーションの進化を考える」、新学術研究「協創的コミュニケーションのための言語進化学」研究会講演、6月11日、オンライン

山極壽一, 2021. 「コロナ後の社会」、ビジョン研究会講演、6月15日、オンライン

Yamagiwa J (2021) Japanese concept of culture and future perspectives of RIHN. SRI Symposium, June 15, ONLINE.

Yamagiwa J (2021) Evolutionary pathway of a empathic society and future perspectives after Covid-19. The Daiwa Anglo-Japanese Foundation Seminar “Modern Human Society as seen by Primatologists“, June 16, ONLINE

山極壽一, 2021. 「新たな地球の環境倫理を創出するために」、地球システム・倫理学会講演、6月19日、オンライン

山極壽一, 2021. 「ポストコロナ社会をどう作るか」、愛知県保険医協会第72回定期総会基調講演、6月20日、名鉄グランドホテル(名古屋市)

山極壽一・坂野晶・小林いずみ, 2021. 「多様性はイノベーションを生むか、生んで終わりか:性別、文化、業種が混ざる意義」、フェニクシーインキュベーションプログラム第4期キックオフ鼎談、オンライン、6月30日

山極壽一, 2021. 「教育の原点とは何か」、全日本教職員組合「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会」、7月2日、オンライン

山極壽一, 2021. 「遊動の時代を迎えて」、京都産業大学文化学部開設20周年記念事業観光文化コース開設記念シンポジウム基調講演、7月4日、京都産業大学むすびわざ館(京都市)

山極壽一, 2021. 「感染症とこれから期待される未来社会」、大阪府保険医協会・大阪府歯科保険医協会主催「第8回日常診療経験交流会」記念講演、7月11日、ドーンセンター(大阪市)

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、静岡雙葉学園特別講演、7月14日、静岡雙葉学園(静岡市)

山極壽一, 2021. 「人間の進化と文化をコミュニケーションから考える」、神戸市立葺合高校主催World Wide Conference基調講演、7月15日、神戸文化ホール(神戸市)

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の世界」、愛知県サマーセミナー、7月17日、名城大学(名古屋市)

山極壽一, 2021. 「人類進化論-ゴリラとヒトと環境史」、ふじのくに地球環境史ミュージアム講演、7月22日、ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市)

山極壽一, 2021. 「コロナ禍から何を学ぶのか―ゴリラ博士が語るヒトの未来」、兵庫県母親大会特別講演、7月24日、神戸文化ホール(神戸市)

山極壽一, 2021. 「日本社会の未来は文化にあり―ゴリラの文化論」、毎日21世紀フォーラム特別講演、7月26日、リーガロイヤルホテル(大阪市)

広瀬浩二郎・山極壽一, 2021. 「触覚を探検する」、ワークショップ&トーク「触覚とアート」、7月31日、ビジョンセンター横浜(横浜市)

山極壽一, 2021. 「自然と文化の複合的なつながりを目指して」、京都府立大学新自然史科学創生センター設立シンポジウム「新自然史科学創生センターの挑戦~地球圏の過去から未来への橋渡し~」、8月7日、京都府立大学下鴨キャンパス稲盛記念館(京都市)

Yamagiwa J, 2021. Crafting from cultural diversity. ICAS 12 Symposium, August 24, Kyoto Seika University (Kyoto)

山極壽一, 2021, 「人にとっての助け合いの意義」、いきがい・助け合いサミット in 神奈川、9月1日、オンライン

齋藤幸平・藻谷浩介・養老孟司・山極壽一, 2021. 「私たちは子どもたちのために“ちがう日本”をつくれるのか? 「脱成長」を考えてみる」、NPO法人日本に健全な森をつくり直す委員会企画シンポジウム、9月11日、モンベル品川店ホール(東京)

山極壽一, 2021. 「地球環境問題に多様性を生かす―コロナ後の社会構築のために」、2021年度I-URICフロンティアコロキウムキックオフシンポジウム基調講演、9月14日、オンライン

山極壽一・河内まき子・海部陽介・河野礼子・馬場悠男, 2021. 「この25年で自然人類学及びその関連の講義はどう変わったか」、第75回日本人類学会大会シンポジウム「自然人類学の現状と将来」、10月11日、オンライン

Yamagiwa J, 2021. Greeting by the Director of RIHN, International Symposium for Global Sanitation“The Sanitation Triangle: Socio-Culture, Health, Materials”, October 14, ONLINE.

山極壽一・赤松玉女・堀場厚, 2021. 「大学改革でめざす人材育成」、第118回西日本経済同友会会員合同懇談会パネル・デスカッション、10月15日、国立京都国際会館(京都市)

山極壽一・山折哲雄・河瀨直美, 2021. 京都スマートシティエキスポ2021 特別企画 「スマートシティと人類の未来~スマートシティの未来を地球的な視野から紐解く~」、11月11日、オンライン

山極壽一・矢野和男・鈴木啓太・井手直行・瀬尾まなほ・川原卓巳・近藤麻理恵, 2021. 異種格闘技戦’21「きみはしあわせの答えをもっているか」、みなとみらいリサーチセンター第3回パネルディスカッション、10月29日、みなとみらいリサーチセンター(横浜市)

山極壽一, 2021. 「食の革命がもたらした人類の社会進化―コロナ後の社会を考える」、日本生理人類学会第82回大会基調講演、10月31日、オンライン

渋沢寿一・山極壽一・井上有加・石川淳哉・浅利美鈴, 2021. 「里山からのグレート・リセット」、第6回SDGs問答、11月6日、京都里山SDGsラボ「ことす」(京北町)

山極壽一, 2021. 「人類の進化といのちのつながり」、日本万国博覧会記念公園シンポジウム2021「人類・いのち・万博―1970から2025に向けて」、11月23日、国立民族学博物館(吹田市)

Yamagiwa J (2021) With Great apes and great people for 30 years at Kahuzi. International symposium for 30 years anniversary of ape research at Tshibati in Kahuzi=Biega National Park, Democratic Republic of Congo. November 29, ONLINE.

山極壽一, 2021. 「これから大切にしたい教育の視点」、長野県高校長研修会講演、9月2日、オンライン

山極壽一, 2021. 「コミュニケーション力とコロナ後の社会」、京都産業大学付属高等学校「キャリア教育講演会」、9月3日、京都産業大学むすびわざ館ホール(京都市)

山極壽一, 2021. 「ゴリラからの警告」、京都大学エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム、9月4日、橘会館(京都市)

山極壽一, 2021. 「ゴリラと歩いて学ぶ自然の仕組み」、公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会「小学校への講師派遣事業」大阪市住吉川小学校、9月8日、オンライン

山極壽一, 2021. 「おもろい地球研を目指して」、地球研オープンハウス、9月18日、オンライン

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの進化と未来のコミュニティ」、広島叡智学園中学校・高等学校特別講演、9月24日、オンライン

山極壽一, 2021. 「動物としての人間-コミュニケーションと社会の視点から」、不識庵講演、10月2日、サピアタワー(東京)

山極壽一, 2021. 「ゴリラから学んだこと―コロナ後の世界をどう生きるか」、親子読書地域文庫全国連絡会第23回全国交流集会記念講演、10月3日、オンライン

山極壽一 2021. 「ゴリラから見た人間の成長と学びの不思議」、秋田県立能代高校特別講義、10月13日、オンライン

山極壽一, 2021. 「ゴリラから学ぶ「生きる」とは」、岐阜県立多治見病院講演会、10月16日、岐阜県立多治見病院(多治見市)

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、日本生命財団役員勉強会、10月20日、日本生命本社(東京)

山極壽一, 2021. 「SDGsを推進するために進化と文化を考える」、SDGs AICHI EXPO 2021基調講演、10月23日、愛知県国際展示場(常滑市)

山極壽一, 2021. 「スマホを捨てたい子どもたち―野生に学ぶ「未知の時代」の生き方」、風の子ひろば講演会、10月23日、岐阜市文化センター(岐阜市)

山極壽一, 2021. 「霊長類の性の多様性と人類の進化」、京都大学全学共通科目「ジェンダー論」、10月26日、オンライン

山極壽一, 2021. 「いのちをつなぐ共生社会―ゴリラに学ぶ」、第6回コウノトリ未来国際会議基調講演、10月31日、豊岡市民会館(豊岡市)

山極壽一, 2021. 「遊動の時代を迎えて―人が進化させた社会性とは何か」、不識塾講演、11月5日、経団連ホール(東京)

山極壽一, 2021. 「教育の原点」、東京都医師会学校医会第46回学校医会特別講演、11月25日、オンライン

山極壽一, 2021. 「コミュニケーションの進化とコロナ後の社会」、千葉工業大学産学懇談会講演、11月11日、

山極壽一, 2021. 「人間らしさとは何か―ゴリラから学ぶ「人間の生き方」」、NHK文化センター京都講演、11月13日、NHK文化センター京都教室(京都市)

山極壽一, 2021. 「地方創生と動物園」、宮崎市フェニックス自然動物園開園50周年記念講演、11月20日、宮崎市民プラザ・オルブライトホール(宮崎市)

山極壽一・江戸家子猫・岩本俊孝・出口智久, 2021. 「地方動物園の未来」、宮崎市フェニックス自然動物園開園50周年記念パネルディスカッション、11月20日、宮崎市民プラザ・オルブライトホール(宮崎市)

山極壽一、2021.「共感能力の進化とコロナ後の社会」、WCRP世界宗教者平和会議創設50周年記念シンポジウム基調講演、11月24日、国立京都国際会館(京都市)

山極壽一, 2021. 「身体の共鳴と共感能力の進化」、第73回舞踊学会基調講演、12月4日、オンライン

山極壽一, 2021. 「ゴリラから見たコロナ後の社会」、高槻市令和3年度人権週間記念事業「人権を考える市民のつどい」特別講演、12月11日、

山極壽一, 2021. 「暴力と戦争についての誤解」、桜美林大学創立100周年記念トークイベント「「人はなぜ争うのか―パシフィスト精神とリベラルアーツ」パネリスト、12月15日、オンライン

山極壽一, 2022. 「ゴリラの目で野生生物保全を振り返る」、認定NPO法人野生生物保全論研究会30周年記念「野生生物保全の30年」録画講演、1月10日、オンライン

山山極壽一, 2021. 「ゴリラに学ぶ―ヒトの未来、地球の未来」、雲南懇話会京都フォーラム特別講演、12月18日、京都大学百周年時計台記念館国際交流ホール(京都市)

山極壽一, 2021. 「ゴリラから見た人間の子どもの不思議」、第43回子どものからだと心・全国研究会議特別講演、12月19日、日本体育大学世田谷キャンパス(東京)

山極壽一, 2022. 「農業が人類にもたらしたもの」、令和3年度世界農業遺産・日本農業遺産設定地域合同シンポジウム、1月13日、ゆめゆめプラザTAC(高千穂町)

山極壽一, 2022. 「人類の進化とコロナ後の世界」、第10回金沢・現代会議講演、1月19日、金沢市文化ホール(金沢市)

寺島実郎・山極壽一, 2022. 対談「現代に生きる・現代を生きる」、第10回金沢・現代会議講演、1月19日、金沢市文化ホール(金沢市)

山極壽一, 2022. 「私たちはどこで間違ったのか-人類の進化と文明のミスマッチ」、第7回地球学の世紀講演、1月27日、千葉工業大学(千葉市)

山極壽一, 2022. 「人間の社会力を進化と文化から読み解く」、東京芸術大学DOOR、1月24日、オンライン

山極壽一, 2022. 「デジタル社会の危機と展望―文化と科学が共鳴し合う新たな環境倫理」、NTT-GLOCOM研究会講演、1月25日、オンライン

山極壽一, 2022. 「コミュニケーションの進化と人間社会のなりたち」、兵庫県豊岡高校STEAM講演会、1月29日、オンライン

山極壽一, 2022. 「ヒトとゴリラと男と女~ゴリラから生き方を学ぶ~」、三重県男女共同参画センター事業令和3年度男性講座講演、2月6日、オンライン

山極壽一, 2022. 「新たな食と農による社交を考える―コミュニケーションの進化とコロナ後の世界」、京都大学ELP短期集中講義「食と農」、2月13日、オンライン

山極壽一, 2022. 京都大学ELP短期集中講義パネルディスカッション「食と農の未来」、パネリスト、2月13日、オンライン

山極壽一, 2022. 「ゴリラの目で人間の社交を考える」、シリウス「知の触発」研究会講演、2月17日、帝国ホテル(東京)

山極壽一, 2022. 「人類の進化と文化のミスマッチからコロナ後の社会を展望する」、JATES科学技術と経済の会講演、2月18日、主婦会館(東京)

山極壽一, 2022. 「世界遺産の山と自然と人々」、南アルプスを未来へつなぐ会キックオフシンポジウム基調講演、2月19日、ホテルグランヒルズ静岡(静岡市)

山極壽一, 2022. 「人新世の時代を生き抜くために」、京都商工会議所令和3年度永年勤続優良従業員表彰式記念講演、2月24日、ロームシアター京都(京都市)

山極壽一, 2022. 日本学術会議基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同ワイルドライフサイエンス分科会公開シンポジウム「生物多様性からみたワイルドサイエンス」パネリスト、2月26日、オンライン

山極壽一, 2022. 「自由と平等の進化的基盤―暴力の由来をめぐって」、京都精華大学講義「自由論」、1月18日、京都精華大学(京都市)

山極壽一, 2022. 「コミュニケーションの進化と人類の社会力」、兵庫医科大学「知の創造レクチャー」、1月30日、オンライン

山極壽一, 2022. 「人間性と社会の進化―ゴリラと歩いた学びの旅」、京都府立園部高等学校「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」、2月28日、京都府立園部高等学校(南丹市)

山極壽一, 2022. 「ゴリラからの警告とコロナ後の社会」、国際ロータリー第2680地区大会特別講演、3月5日、神戸ポートピアホテル(神戸市)

山極壽一, 2022. 「ゴリラとともに描く」、国立民族学博物館共同利用研究会「「描かれた動物」の人類学―動物Xヒトの生成変化に着目して」、3月13日、国立民族学博物館(大阪市)

山極壽一, 2022. 「共感社会の由来と未来」、京都経済同友会文化と経営研究委員会講演、3月14日、リーガロイヤルホテル(京都市)

山極壽一, 2022. 「コロナ・パンデミックと未来社会」、日本学術会議学術フォーラム「コロナ禍を共に生きる―ウィズ/ポストコロナ時代の民主主義を考える 「誰も取り残されない」社会を目指して」、3月15日、オンライン

山極壽一, 2022. 「ゴリラの家にホームステイしてだいじなことを教わりました」、豊橋なかおやこ劇場、3月20日、豊橋市立栄小学校体育館(豊橋市)

山極壽一, 2022. 「ゴリラから見た人間の子どもの不思議」、豊橋なかおやこ劇場、3月20日、豊橋市立栄小学校体育館(豊橋市)

畠山重篤・山極壽一, 2022. 「防潮堤を考える」、防潮堤シンポジウム、3月21日、東洋大学白山キャンパス(東京)

山極壽一, 2022.「言葉以外のコミュニケーションとコロナ後の社会」、木城絵本の郷講演会、3月27日、木城絵本の郷(木城町)