地球研をのぞいてみよう

地球研の施設紹介 - エントランスは2階です

あるときはカエル博士、あるときは頭立ち博士、その実態は…意外とまじめ、建築史・都市史を専門とする村松伸教授が地球研の建物を地球犬と共にご案内いたします。

その07

中庭 まわりの自然と調和する中庭

中庭

 地球研の建物の中で最もどこが好きかと問われたならば、中庭と答えるでしょう。春から初夏にかけてなら、日差し穏やかなこの中庭でランチをとるのはとても心の安らぎになります。秋なら紅葉も楽しめるし、上賀茂の寒い冬も時には乙なものです。
 この中庭のことをよく知っている地球研出身の神松幸弘さん(京大フィールド研)に案内してもらうと、知らないことばかりで驚きました。庭は、ウッドデッキの中庭、落葉の中庭、水の中庭に分割されている、といいます。もともと京大の演習林だったので、そのときに生えていた木を移植したり、表土を戻したりして周りの「自然」との調和を保っているそうです。池に泳ぐ鯉太郎は、長代川からやってきたもの。ときとして巨大なムカデが出没するけれど、「自然」と身近にいられることを幸せな気持ちで実感できます。

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