2026.10.12 メディア掲載

現代社会 人と食から考える 京でシンポ 末原達郎さん 食は人と人を結ぶ/一緒に食べる幸福感手放すな 山極壽一さん ヤマザキマリさん 食の地域性が人をまとめる/料理は食材との対話 土井善晴さん

京都新聞朝刊に、当研究所の山極壽一所長が登壇したシンポジウム「人類にとって食料とは何か」の模様が掲載されました。山極所長は、「食の進化と人類の文化」と題して講演し、ヒトやゴリラをはじめとした類人猿がサルと比べて消化能力が劣っていることを挙げ、この弱点を補うために、食物への嗜好を変化させたり、食物を分配する能力を発達させたりしたと指摘しました。また、ヒトは食物の獲得や消化にかかる時間を減らすことで、社会交渉の時間を増やし、社会性を高めつつ、脳と知性を発達させたと指摘しました。そして、現代のヒトは、独りで食事を食べることが多くなり、食を通じた社会性が失われつつあると指摘し、他者と食事をすることで得られる幸福感を手放してはならないと語っています。

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