科学 2026年7月号
「科学 2026年7月号」フォーラムのコーナーに、本郷峻准教授の「狩猟と野生動物の保全科学」が寄稿されました。

内容説明
【特集1】
旧石器時代や縄文・弥生時代の人々は,何を,どのように食べていたのか。
その営みは,どのような文化を形作っていたのか。
考古学は,文字資料のない時代に残された遺構や遺物から,
過去の人類の営みを復元する学問であり,
近年では,その探究において,
同位体分析や質量分析といった科学技術が大きな力を発揮している。
考古学と科学が交わる最前線から,最新の復元像をお届けする。
【特集2】
私たちが住む地球は,太陽の周りを回る惑星系――太陽系――の一員である。
はたして,このような中心星と惑星がなす世界は太陽系の外にも存在するのだろうか。
天文学者たちによる探査の努力が実を結び,
初めて系外惑星が発見されたのは1995年のことだった。
それからわずか30年の間に,
確認された系外惑星の数は6000個を超え,その理解は飛躍的に進展している。
はるか遠くに潜む系外惑星をどのように探しているのか。
それぞれの惑星はどのような顔を見せるのか。
そして,それら星・惑星系はどのように形成されるのか。
次世代の望遠鏡も見据えつつ,系外惑星の最新像をお届けする。
[第III巻で扱う主なキーワード]
窒素循環,ローカルSDGs,チャレンジリスト,新規生態系,フューチャー・デザイン(未来学),レバレッジポイント,レジームシフト,トランスフォーメーション,システム論,地球―地域論,公共政策論など
目次
【特集1】食と調理の考古学
最初の日本列島人はどんな動物を食べていたか……澤田純明
過去の食と調理を映し出す残存脂質……庄田慎矢
縄文時代に主食はあったのか――オコゲの同位体分析からみた調理文化……米田 穣
古人骨から迫る縄文時代人の食性と移動……日下宗一郎
世界と日本の先史時代人の食生態……板橋 悠
【特集2】太陽系外惑星の最新像
系外惑星の観測による新世界の開拓――宇宙からの観測と直接観測の展開……田村元秀
系外惑星の大気を探る……生駒大洋
銀河系における星・惑星系の形成過程……犬塚修一郎
[巻頭言]
「ヒロシマ」をミラノから……秋葉忠利
[解説]
なぜヒトの手は器用なのか?――新旧神経回路の役割分担と協調……武井智彦
小さな大気重力波がもたらす地球規模の流れのダイナミクス……奥井晴香
[連載]
科博のお宝コレクション
6 確かな存在証明を伝える:東京教育博物館旧蔵魚類コレクション……中江雅典
7 地球が生み出した造形美:北川隆司の鉱物コレクション……門馬綱一
カミオカンデはいかに生まれたのか――基礎科学の曲がり角に立って10 スーパーカミオカンデが放った決定打……古川雅子
17〜18世紀英国の数学愛好家たち13 和算の数学文化……三浦伸夫
野球の認知脳科学14 打者は未来と過去を打っている……柏野牧夫
[フォーラム]
狩猟と野生動物の保全科学……本郷 峻
Nature-based Solutions:自然に根ざした社会問題解決に向けて……山野博哉
次号予告/お知らせ
表紙デザイン=佐藤篤司
刊行物情報
| 著者 | 『科学』編集部 |
|---|---|
| 定価 | 1,760円 |
| 出版年月日 | 2026/6/26 |
| ページ数 | 90ページ |
| 寸法 | 0.63 x 18.2 x 25.7 cm |
| ASIN | B0H3WGS5WT |
| 出版社リンク | 岩波書店 |