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Kyoto Area Studies on Asia 29
At the Edge of Mangrove Forest
The Suku Asli and the Quest for Indigeneity, Ethnicity, and Development

 
At the Edge of Mangrove Forest

インドネシア・スマトラ島東岸に住むスク・アスリの人々――かつて彼らは,明確で固定的な民族的境界やアイデンティティを欠いたまま,オラン・ウタン(森の人)として知られていた。しかし2005年以降,彼らは「スク・アスリ」(先住民の意)という新しい民族名を名乗り,独自のアダット(伝統),固有のアイデンティティを持つ集団としての地位を主張し始めた。このアイデンティティの出現は何を意味するのか?

自律/自立を求める「先住民」の希望と,周縁の民を捕捉しようという国家の思惑のせめぎ合いの中で,歴史の中で培われてきた,人々の暗黙の言語化されない無意識のアイデンティティと「場所」とのつながりすなわち「土着性」が意識されていく。国家による先住民像を「体現」し,あるいはそれに抵抗し変革し,自らの地位を確立してきた民族誌を通じて,存在論,認識論としての「先住民性」を考察する意欲作。

発行 京都大学学術出版会 & Trans Pacific Press
2022年6月23日
刊行物情報 大澤 隆将
菊変上製 238頁
価格 3,200円+税
ISBN 9784814004348
リンク https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814004348.html?lang=jp
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