超学際探索研究(2026年度)

2026年度は、研究プロジェクトの準備研究である「インキュベーション研究(IS)」「予備研究(FS)」は行わず、地球環境問題の課題解決に資する小規模・短期間の研究実施を可能とする「超学際探索研究」を実施しています。

国内外に広く公募を行い、選考基準に基づいた審査の結果、下記13件の研究課題を採択しました。研究代表者は、地球研の共同研究員またはそれに準じた立場で、地球研が主催するセミナー等への参加、研究プロジェクトとの連携、施設・研究者ネットワーク等を利用することができます。また、松田素二荘林幹太郎谷口真人の3名の特任教授が、学際・超学際研究の経験に基づき、研究に関する助言等の伴走支援を行っています。

研究者だけでなく企業や行政など様々なステークホルダーと協働で課題解決の道を探る超学際研究の学術研究基盤をもつ地球研として、若手研究者やこれから学際・超学際的展開に取り組む研究者、企業や行政が学際研究・超学際研究を経験する機会を提供することで、学際・超学際研究の裾野を広げるとともに、地球研のネットワーク構築を目的としています。

研究代表者 研究課題名
⾚嶺 淳(一橋大学) アブラヤシ経済を問いなおすー油脂の主権を中心として
有馬 恵子(京都大学) 酵母菌の「移動」と「地場」化に関する学際的研究:微生物環境と人間の文化的活動との相互作用を中心として
大西 有子(同志社大学) 超学際教育におけるサステナビリティ・リテラシーの評価:指標開発、検証、および適用
神原 咲子(神戸市看護大学) Planetary Health時代の「見えないケア」の可視化と再評価: 無償ケア労働(Unpaid Care Work)を基点とした生活文化・半公共的ケア空間に埋め込まれた地域レジリエンスの超学際的デザイン
北澤 ⼤佑(一般社団法人地域環境資源センター) ⼆次的⾃然環境の利活⽤と維持管理の継承に関する研究 ―「⽥んぼの学校」と「⽥園⾃然再⽣活動」を対象として―
澤崎 賢⼀(総合地球環境学研究所) 「逆らわない」介入の環境倫理:日仏の庭師実践を「あいだ」の媒介と比較モンタージュで再記述する超学際探索研究
孫 詩彧(国際日本文化研究センター) 生理用品の無償提供が地球環境に与える影響:スコットランドと日本に着目した超学際研究
西川 将史(octangle合同会社) 都市廃棄物・伝統知・バイオを繋ぐ「遊び心」の実装:無意識の行動変容を促す素材共創プラットフォームの探索
林 剛平(東京外国語大学) 「里わらび」によるコモンズの動態保存:豪雪適応した遺伝資源の活用とナラティブの還流による自律的管理モデルの構築
福林 直(お茶の水女子大学) 地域固有の価値観の再構築による共生型アイデンティティの創出:神奈川県西部における実証的検討
フロレス漆間 アンドレア百合(福井県立大学) 水産物認証をめぐる「信頼のインフラ」と文化的景観:若狭湾の陸海関連システムの歴史的分析(1950-1975)
丸山 雅貴(日本国際学園大学) 「仮想将来世代」との対話がもたらす環境倫理変容:自然言語処理的アプローチによる解明

研究体制・研究の流れ