プロジェクトリーダー:WONG,Grace
総合地球環境学研究所准教授/Stockholm Resilience Centre, Stockholm University
プロジェクト概要
中央アフリカや東南アジアの熱帯地域では、フロンティア(開拓地)での森林破壊と土地利用の激化により、景観や生業または地域住民のウェルビーイングの急速な変容が起きています。このことはグローバルな環境問題であると同時に地域の社会・生態システムの危機でもあります。このプロジェクトは、政策分析と事例研究をおこない、森林と農業の境界地域での変容がより衡平で持続可能な開発となるための条件を明らかにします。
プロジェクトリーダー:Janet Dwyer
総合地球環境学研究所教授/University of Gloucestershire, UK
プロジェクト概要
先進国では、商品生産と経済的収益追求のために土地利用の目標と影響力が断片化し、人間と自然の長年にわたる相互依存関係が崩れ、重大な環境的、社会的被害をもたらしています。「里山」概念はこの被害を修復するため、農村における土地管理と、人と自然の相互関係に関する長年の文化と知識を認識し、生かすことの重要性に光を当てています。本研究は土地利用ガバナンスや所有と利用のあり方を強化するための選択肢を特定し、理解し、促進することを目的とします。6つのリビングラボで人と自然のつながりをとりもどすための革新的アプローチを試行し、ネーチャー・クライメート・レジリエントな未来を展望します。