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アニマ・レイヴ 存在の交差点で踊る
(特別展「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」内)
日時 | 2024年11月2日(土) - 2025年3月16日(日) 10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで) |
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場所 | 金沢21世紀美術館 交流ゾーン |
参加 | 観覧無料 ※特別展への入場は別途料金がかかります |
概要 | 無生物、植物、動物、そして人間それぞれ異なる存在は、その違いゆえに補い合い、ひとつの生命の網を編み上げています。日本の霊長類研究の先駆者である今西錦司(1902-1992) は、生命とは一つの存在から分化し、現れる構造の連なりであると語りました。私たちが直面する環境問題への深い理解もまた、人間と自然を対立させるのではなく、動植物、微生物、原子レベルの物質、そして長い時を刻む鉱物やサンゴなど、自然と人間の” あいだ” の移り行くすべての「アニマ」と、言葉を介さないコミュニケーション(応答・交換・生成)を通じて得られるものです。 金沢21世紀美術館と総合地球環境学研究所(地球研)が協働するこのプロジェクトでは、 アートを媒介とし、異なる存在との” あいだ” に出現する身体を通じた共感関係の構築を試みます。研究者たちもまた、アーティスト同様に鋭敏な感性を持ってフィールドに出向き、そこで得られる気づきや感動は、論文という形では伝えきれないものが少なくありません。このプロジェクトは、そうした研究者の探求の悦びと感動を、言葉を超えたアートとして表現し、共有することを目指します。地球環境を単なる知識として捉えるのではなく、そこに生きるすべ ての存在との繋がりを感じ、研究者・アーティスト・建築家・キュレーターがそれぞれの視点を交差させつつ創作の方法を探求してきました。地球研のいくつものプロジェクトから、土 /島と水/サンゴの三つのキーワードを取り上げて、多様なアニマとの共存を確認し合う作品とそこから生まれる対話を、期間中の変容するインプログレスな形で育てていきます。生命の持つ共鳴と狂騒に身を委ね、存在が交わる場所で、ともに踊りませんか? |
関連リンク | https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1821 |
主催 | 金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団] |
協力 | 総合地球環境学研究所(上廣環境日本学センター) 三菱ケミカル株式会社 |
クレジット | 総合地球環境学研究所 | 山極壽一、阿部健一、吉川成美 有機物循環プロジェクト | 大山修一 Sustai-N-ableプロジェクト | 林健太郎 LINKAGEプロジェクト | 新城竜一、高橋そよ、久保慶明、安元純 SceNEプロジェクト | 渡邊剛、山崎敦子、重定菜子 参加アーティスト | 保良雄、澤崎賢一、ガラージュ、藤枝守 建築家 | 能作文徳、常山未央 キュレーター | 長谷川祐子、本橋仁 |