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オープンディスカッション会議
水に関する国際研究・教育プログラムへの日本からの発信
-若手研究者のキャリアアップとジャパン・イニシアティブ-
ベルモント・フォーラム注やユネスコ国際水文学計画第8期中期計画(IHP-VIII)において、今後10年の地球環境研究の重要課題の一つにFreshwater Securityが選ばれたことからも明らかなように、水研究の重要性はますます大きくなっています。日本の水関連研究者コミュニティは、地球惑星科学・土木学・環境学から農学・生態学、社会学・経済学・地域研究にいたるまで、幅広い分野にまたがり、数多くの学会が水に関する研究・教育を進めています。また、水関連省庁やセクターも数多くありますが、それぞれが独立に活発な活動をしているにもかかわらず、十分な連携や情報交換ができているとは言えず、水研究全体としての力量が発揮されていません。そこで、多岐にわたる分野での水関連国際研究・教育プログラムの情報を共有し、日本の水研究者・実務者コミュニティの力を結集して、国際研究・教育プログラムの中でどのように日本から発信していくか、日本が主導するプログラムは何か等を議論します。併せて、将来の水研究を担う若手研究者・実務者にとってのキャリアアップにつながる、国際研究プログラムとのつきあい方、国際研究ファンドへの関与の仕方、影響力のある発信の仕方についても議論します。
日 時: | 2012年10月15日(月)9:30 ~ 16:30 |
場 所: | 文部科学省 第1講堂(中央合同庁舎7号館・東館3階)( アクセス) 会場案内図(PDF) |
主 催: | 日本学術会議IAHS小委員会、日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会(事務局:文部科学省国際統括官付)IHP分科会 |
入館について: | ○ 参加登録を事前にされている方 受付にてお申し出ください。 ○上記以外の方 当日受付をいたしますので、受付にて身分証明書をご提示ください。 |
備 考: | ポスター(PDF) |
【プログラム】 | |
9:30~9:40 | 趣旨説明 寳 馨(京都大学) ご挨拶 加藤重治 文部科学省国際統括官(日本ユネスコ国内委員会事務総長) |
9:40~10:30 | 第1セッション「水の研究教育に関する国際動向」 座長:寳 馨(京都大学) 安成哲三(名古屋大学) 発表スライド(PDF) 小池俊雄(東京大学) 発表スライド(PDF) 沖 大幹(東京大学) 発表スライド(PDF) 谷口真人(総合地球環境学研究所) 発表スライド(PDF) 寳 馨(京都大学) 発表スライド(PDF) |
10:30~12:00 | 第2セッション「大学および研究機関による水関連研究教育プログラム」 座長:檜山哲哉(総合地球環境学研究所) 発表スライド(PDF) 大槻恭一(九州大学) 発表スライド(PDF) 寳 馨(京都大学) 発表スライド(PDF) 窪田順平(総合地球環境学研究所) 発表スライド(PDF) 玉川一郎(岐阜大学) 発表スライド(PDF) 安成哲三(名古屋大学) 発表スライド(PDF) 坂本 康(山梨大学) 発表スライド(PDF) 片岡八束(地球環境戦略研究機関) 発表スライド(PDF) 丸井敦尚(産業技術総合研究所) 発表スライド(PDF) 山岡和純(国際農林水産業研究センター) 発表スライド(PDF) 辻村真貴(筑波大学) 発表スライド(PDF) 竹内邦良(水災害・リスクマネジメント国際センター) 杉本敦子(北海道大学) 発表スライド(PDF) |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~13:30 | 第3セッション「水関連学協会による活動」 座長:辻村真貴(筑波大学) 檜山哲哉(総合地球環境学研究所) 発表スライド(PDF) 杉田倫明(JpGU関連学会・筑波大学) 発表スライド(PDF) |
13:30~14:30 | 第4セッション「水関連の多様なキャリアパスの可能性-産学官・国際機関への道-」 座長:谷口真人(総合地球環境学研究所) 今村能之(世界銀行) 発表スライド(PDF) 栗田直幸(JAMSTEC) 発表スライド(PDF) 矢野 伸二郎(サントリーホールディングス株式会社) |
14:30~14:45 | 休憩 |
14:45~15:30 | 第5セッション「省庁からの情報発信」 座長:知北和久(北海道大学) 坂本真一(環境省 自然環境局総務課) 池内幸司(国土交通省 水管理・国土保全局河川計画課) 発表スライド(PDF) 渡邊雅彦(農林水産省 農村振興局整備部設計課) 発表スライド(PDF) 益田健太(林野庁 森林整備部治山課) 発表スライド(PDF) 清浦 隆(文部科学省 研究開発局環境エネルギー課) 発表スライド(PDF) |
15:30~16:30 | 第6セッション「総合討論」 |
(注) 主要国のファンディングエージェンシーの集まりであるベルモントフォーラム(共同ホスト:米NSF・英NERC)は、「Earth System Sustainability Initiative」や「Future Earth」を主導するICSU(国際科学会議)/ISSC(国際社会科学協議会)等と連携し、今後10年間の地球環境研究で取り組むべき研究課題への対応をはじめ、中長期的な研究の方向性を左右するものとして注目を集めています。2012年1月には、アジアで最初のベルモントフォーラムが総合地球環境学研究所(京都)で開催され、「沿岸域の脆弱性(coastal vulnerability)」と「淡水の安全保障(freshwater security)」が承認されました。 |