第143-2回地球研セミナー

The geomorphology of The Anthropocene and implications for sustainable river and slope systems
人新世の地形学と持続可能な河川・斜面システムに向けた意義
イベントポスター
開催日時
2017年5月30日(火)15:00 - 17:00
場  所
総合地球環境学研究所 講演室(⇒アクセス)
講  師
招へい外国人研究員 Antony Brown教授
 (サウサンプトン大学/University of Southampton)
題  目
The geomorphology of The Anthropocene and implications for sustainable river and slope systems
人新世の地形学と持続可能な河川・斜面システムに向けた意義
要  旨
人新世(アンソロポシーン)は自然科学の研究者にとっても社会科学の研究者にとっても、そして市民にとっても重要な概念となりましたが、問題がないとはいえません。例えば、すでに人新世に入ったことは、今やほとんどの地域で反駁しがたい事実となっていますが、人新世がいつから始まったのか、その時期ははっきりしません。人新世の特徴を時間軸上で理解しようとすると、地質時代という型にはまった理解をしなければならないという問題に行き当たりますが、それ以上に、自然と人為の相互作用が今も続いているという事実を理解することが重要です。そうすると、現在の環境知は常に過去の環境知に勝るという思い込みに警鐘を鳴らすことができます。環境史の研究は、人新世以前と現在という誤った二分法を避けるために重要なのです。この講演では人新世を地形学の視点から研究した事例を取り上げ、人新世をめぐる諸問題について考えてみます。
言  語
英語(通訳なし)
連絡担当者
研究基盤国際センター情報基盤部門 近藤 康久 E-mail

第143回地球研セミナー(全2回)

2017年4月28日 地球研 講演室

2017年5月30日 地球研 講演室

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