
総合地球環境学研究所は、文部科学省エントランスにて企画展示を実施します。
今回の企画展示では、地球研が大学共同利用機関として北海道大学と連携して行なっている「サニテーション価値連鎖の提案̶地域のヒトによりそうサニテーションのデザイン」プロジェクトのブルキナファソでの取り組みに焦点をあて、地球研の研究の一例として紹介します。
- 日 時
- 2018年5月21日(月)- 6月26日(火)(予定) 10:00 - 16:30
※土曜日、日曜日、祝日、休館 - 場 所
- 文部科学省新庁舎2階エントランス (⇒アクセス)
- 入 館
- 無料
- 問い合わせ
- 総合地球環境学研究所 広報室
- 展示物
- 研究紹介パネル
- ブルキナファソ農村で使われているトイレの模型
- サニテーションバリューチェーンを紹介するミニチュア
- ブルキナファソの暮らしを紹介するビデオ
排泄は、人が生きていく上で避けては通れないものの一つであり、ヒトが排出するし尿や排水を扱うサニテーションは、公衆衛生・環境・生態系管理に加え、資源問題を左右する重要な要素です。「将来の約100億人分が排出する物質をどのように扱うか」、「いかに持続可能な開発目標(SDGs)の中の水と衛生のターゲットを達成するか」は、解決すべき地球環境問題です。
プロジェクトでは、 サニテーションを単なる廃棄物処理の技術としてではなく、『価値』を創造するものとして地域に住む人びとの暮らし・コミュニティの価値連鎖の中に組み込むしくみを、地域の人々と共にデザインすることを目指しています。サニテーションのしくみが整っていない開発途上国や、高齢化・人口減少でインフラの維持が課題となっている日本の過疎地域などを対象に、個人の価値観、地域のし尿に対する規範・文化・伝統・気候・経済とサニテーションの関係を知り、先進国と開発途上国の共通の目標として、「サニテーション価値連鎖」を提案する取り組みをすすめています。
*5月21日(月)12:00 - 13:00
公開セミナー「ブルキナファソとブルキナべ:ブルキナベからみたトイレのこと」
を文部科学省情報ひろばラウンジ(1F)で行います。