地球犬と行く!世界一周の旅 ~高所プロジェクト編~
![]() |
お昼どきになり、ご飯をごちそうになりました。最近では、インド政府から配給されるお米を食べることが多いそうです。しかし以前は、お米が貴重だったので、ソバ、シコクビエ、トウモロコシの粉をお湯で練った「ボッペ」を主食としていました。ソバの「ボッペ」は、日本の「そばがき」になります。写真は、トウモロコシの「ボッペ」を作る様子です。 |
![]() |
左の写真は、この地方に伝わる「そば」です。太い麺は、「そばがき」をトコロテン式に押し出してつくります。独特の発酵臭のするスープは、チーズをもとにしています。「ボッペ」やお米も、チーズスープと一緒に食べます。チーズは、山の上に住む牧畜民から購入します。その代わりに牧畜民は、主食となるトウモロコシを農耕民から購入します。作物の育たない山の上では家畜を飼って乳製品を加工し、暖かい山麓では主食となる穀物を生産することで、標高差のある山の環境をうまく利用しているのです。 |