地球研オープンハウス2012

地球犬と行く!世界一周の旅 ~水土の知プロジェクト編~

解説者:渡部慧子(総合地球環境学研究所プロジェクト研究員)
この4月から地球研に所属しています。専門は農業土木学を基本とする、灌漑排水学、土壌物理学、土壌肥料学です。フィールドでは、水路の水を採取したり、流れる量を測ったり、田んぼに入って土壌を採取する作業をしています。地球研オープンハウスの際は、見かけたらぜひ声をかけて下さい。
研究者業績ページ
渡部写真
解説者:加藤久明(総合地球環境学研究所プロジェクト研究推進支援員)
大阪府生まれだが人生の大半を関東で過ごしてきた。総合地球環境学研究所「水土の知」プロジェクトにおいて、プロジェクト研究支援員としてインドネシアなどをフィールドとした研究調査に携わっている。2011年8月に地球研に来る前は、立命館グローバル・イノベーション研究機構研究員として、サステイナビリティ・サイエンスなどの研究に従事。博士は政策研究だが、それ以外にも環境社会学、経営組織論、文化情報学を専門としている。
研究者業績ページ
加藤写真

- まとめ -

インドネシア バリ島バリ州ブレレン県(サバ川水系)

バリ島サバ川流域は、島の北西部に位置する。バリは傾斜面を活かした棚田が有名。

気候:熱帯モンスーン地域。乾季は雨が少なく、雨季も雨が降るときはほとんどが短時間に大量の雨が降るスコール。

経済:世界的な観光地(東南アジアのビーチ/リゾートのモデル地域。年間230万人の外国人観光客(2009)。)、農業(水耕中心)

人種・民族:バリ人、ジャワ人等のマレー系が中心、中華系、日本人を含む他の外国人、パプア系住民。

言語:インドネシア語、バリ語

宗教:人口の90%以上はヒンズー教徒

【伝統的知識】
バリ島における過去から現在の水利を支えてきたスバック。水田を潤すひとつの水源をともに使用する共同体である水利組織「スバック」(Subak)は、1000年以上の歴史を有しており、灌漑施設の運用に大きく貢献してきた。その語源は、流れる水の配分を意味する”seuwak”を由来としている。

1 2 3 4 5 世界一周の旅 一覧に戻る 世界一周の旅 一覧に戻る