2023.02.07
メディア掲載
水環境持続 ゲームで学ぶ 琉球大や地球研、「すいまーる」制作
2023年2月1日 京都新聞夕刊7面
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/964951(全文を閲覧するには会員登録が必要です)
珊瑚礁の島々における持続可能な暮らしや、産業、自然環境の保全について水を通して考えるLINKAGEプロジェクト。同プロジェクトと琉球大、読谷村などが協力して制作した、水資源環境問題を学ぶボードゲーム「すいまーる」が取り上げられました。プロジェクトメンバーの琉球大学理学部の土岐知弘准教授は、多良間島の小学生がボードゲームを使って学習した時の様子について、それぞれが相談せずに水を使うとゲームは負けてしまい、話し合いながら協力すると勝つことを体験し、「子供たちはゲームに熱中しながら協力することの大切さを知った」と言います。一方で『渇水になる』と脅されて『水を大切にしなきゃ』と思ったのではないかと指摘。「環境問題は“脅し”を使いがちだが、明るい未来を想像させるために変えていきたい」と新しい教育ツールに反映させる方針です。プロジェクトリーダーの新城竜一教授は、日本が豊富な水に恵まれていることを挙げ、「自分達の飲み水がどこから来ているのか、生活や産業によってどうなるのかゲームを通して考えてほしい」とコメントしています。
【関連リンク】
研究ニュース
『渇水に負けるな!南の島の水問題を解決するボードゲーム「すいまーる」を開発』
プレスリリース
「サンゴ礁島嶼における水循環と統合的水資源管理のための環境教育ツール(ボードゲーム)を開発」(琉球大学、総合地球環境学研究所、読谷村役場)2023年1月12日