総合地球環境学研究所では、下記のとおりフェローシップ外国人研究員の受入れを行いました。
- 氏名:
- Rafiani(ラフィアニ)
- 受入期間:
- 2020年1月1日 – 2020年3月31日
- 所属・職:
- Head Division Environmental Governance・Environmental Agency of Bengkalis Regency, Riau Province, Indonesia
- 研究課題:
- インドネシアの地方政府、民間部門、コミュニティレベルでの泥炭地管理と公共政策の実施に関する研究
山口大学にて2012年に博士号(環境工学)を取得後、インドネシアのブンカリス県に就職し、現在は環境局環境ガバナンス課の課長を務めています。ブンカリス県の大部分は泥炭地であり、荒廃した泥炭地は年々大きな環境問題になってきているため、泥炭地のエコシステムの保護と管理に関心を持っています。インドネシア政府は泥炭火災を抑制し、荒廃化した泥炭地の回復する政策を立てていますが、いまだ多くの障害に直面しています。
滞在期間中は、地球研の甲山治准教授をリーダーとする「熱帯泥炭地域社会再生に向けた国際的研究ハブの構築と未来の可能性に向けた地域将来像の提案」プロジェクトにて研究を行います。
京都の地球研に滞在する3カ月で、政策実施における課題を整理し、地域経済の発展を伴いながら泥炭地を回復できるように政策を改善したいと考えています。
また、甲山治准教授やプロジェクトメンバーらと議論を行い、プロジェクトに関わる人々と活発な交流を図ります。