「地球研オープンハウス」への取材案内

2020年11月9日

総合地球環境学研究所(地球研)オープンハウスは、地球研の施設や研究活動を地域の方々に広く知っていただくことを目的に、2011年度から年1回開催しており、2020年度で記念すべき10回目となります。例年は来場していただいているオープンハウスですが、新型コロナウイルス感染症拡大の懸念から、今年は初めてオンライン開催を試みます。地球研の研究者・所員が知恵を出し合い、たくさんの方々に楽しんでいただく工夫をしており、録画番組にもチャットでのQ&Aを設けています。

オンラインイベントではありますが、報道関係の皆さまには、当日配信会場にお入りいただき、ご取材いただければと考えております。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。


  • 日 時:
     Day 1 2020年11月15日(日) 9:00~17:00
     Day 2 2020年11月22日(日) 9:00~17:00
  • YouTube Live 配信:
     https://www.youtube.com/watch?v=w38EogBgdus&feature=youtu.be
  • 参加費:無料
  • 対 象:どなたでも大歓迎
  • 申 込:不要
  • 主 催:総合地球環境学研究所
  • 後 援:京都市、京都府、京都府教育委員会、京都市教育委員会
  • 内 容:イベント内容など詳細につきましては、特設ホームページをご覧ください。
プログラム一覧:
  • 地球研へようこそ!
  • 地球研にぶらっと訪れた気分で敷地内を見学!プロジェクト研究室では、どこでどんな研究をしているのかをご紹介します。また様々な分析を行える実験室をのぞき見して、お庭やダイニングなどくつろぎのスペースにも寄ってみましょう。働いてる人々に出会って地球研をすこしでも身近に感じてくださいね。

  • インドに青空を ~教えてみんなのアイデアを(プレゼン!地球研)
  • Aakashはインドの言葉で青空のことです。インドの大気汚染の原因の一つである北部パンジャーブ地方のわら焼きを減らし、インドにAakash=青空をとりもどすためにはどうしたらよいか、一緒に考えてみませんか。[Aakashプロジェクト]

  • 環境と開発の歴史をSDGs視点から読み解こう!(プレゼン!地球研)
  • 戦後日本の環境と開発の歴史を、SDGsや様々な学問の視点から読み解いて、わかりやすく解説します。例えば、産業集積のための埋立て、地盤沈下等の公害発生、工業用水の確保等はどのような関係にあるのでしょうか。[実践プログラム1]

  • 食の背景(プレゼン!地球研)
  • 食べものひとつひとつに物語があります。生産地の風景、生産者の姿、わたしたち消費者のところに届くまでの旅。世界一幸せな国ブータンと有機農業の取り組みが進む京都府亀岡市のフィールドの物語と、食べものの物語を語るアプリ「エコかな」についてお話します。[FEASTプロジェクト]

  • 霞提(かすみてい):伝統的な防災インフラの多様な機能(プレゼン!地球研)
  • 霞堤(かすみてい)は、古くからある伝統的な治水技術です。洪水時には、ゆるやかに水を貯めるとともに効率よく排水し、浸水被害を抑えます。また、河川とつながった水田や水路には多くの生き物を育みます。福井県北川流域に残る霞堤を紹介します。[Eco-DRRプロジェクト]

  • 密着!ザンビアの子どもたちのサニテーション活動(プレゼン!地球研)
  • トイレのこと、ゴミのこと、水のこと…。ザンビアでは、身近な衛生問題に目を向け、地域をより良くしようとがんばっている子どもたちがいます。明るく楽しく真剣に取り組む彼らの活動を映像とともに紹介します。合言葉は“I see you!”[サニテーションプロジェクト]

  • 泥炭地火災ってなんだろう?(プレゼン!地球研)
  • 泥炭地火災やヘイズ、その調査方法やインドネシアに関して分かりやすく紹介します。実際に現地調査で用いるドローンなどの調査機材も紹介します。[熱帯泥炭社会プロジェクト]

  • ミャンマーの人びとの暮らし(プレゼン!地球研)
  • ミャンマーは、天然資源や自然が豊富なのにも関わらず、世界で最も貧しい国の一つであり、多くの環境問題も抱えています。人々の暮らしを知ることで、問題解決のヒントを探ります。[SRIREPプロジェクト]

  • オープンチームサイエンス・イン・アクション(プレゼン!地球研)
  • コロナ禍における協働研究の進め方や質問に対して、オープンチームサイエンスプロジェクトの研究者が「なんでも」お答えします!みなさんのフィールドワークや調査研究のヒントになるかもしれません![オープンチームサイエンスプロジェクト]

  • つなぐ×ひろがる 地球環境学ビジュアルキーワードマップ(プレゼン!地球研)
  • 地球研で開発し、現在データを拡充している「地球環境学ビジュアルキーワードマップ(VKM)」について、その使い方とあわせてご紹介します。キーワードアイコンを集めて、地球環境学の世界を探検してみよう!![情報基盤部門]

  • 交錯する17才の研究者(プレゼン!地球研)
  • 京都府立洛北高校、北稜高校、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校、高千穂高校の4校が、それぞれの「学び」の取り組みを10分の動画にまとめ、発表!その後研究者も交えて意見交換をします。[コミュニケーション部門]

  • プレゼン!地球研所長「COVID-19問題と気候変動問題 -「緑の回復」による同時解決へ-」
  • 人類活動に起因する「地球温暖化」は深刻な状況になりつつある。気候変動対策に関するパリ協定では、人類が生存可能な地球環境に抑えるため、2050年までに世界全体のCO2排出量をゼロにすることを目標にしているが、これまでの社会・経済活動を前提にする限り、達成は非常に難しい。一方で、今回のコロナ禍を受け、世界の多くの国で、感染の拡大防止のため、世界規模で人の移動と経済活動は大きくスローダウンした結果、増え続けてきた世界のCO2排出量は、約3か月間で20%近くも減少した。今回のコロナ禍からの社会・経済の回復は、元の状態に戻すのではなく、半ば強制的に引き起こされた社会・経済の変化を契機として、より持続可能な新しい社会への転換へと飛躍できる「緑の回復(Green Recovery)」をめざすべきであろう。

  • くせになる!地球研ラボストーリー
  • 地球研には様々な分析をおこなう実験施設があるのをご存知ですか?最先端の分析機器を使って何を調べているのでしょうか?地球犬くんと研究者が、身近な食べ物を題材に分析したラボストーリーを楽しく紹介します!普段はいることのできない冷凍室へも探検しますよ。地球犬くんの健闘ぶりにも大注目です♪[計測・分析部門]

  • クロストークA「“エコヘルス”から考えよう。新しい生活様式。」
  • 登壇者:平野啓一郎(小説家)×ハイン・マレー(地球研)×岡田小枝子(地球研・モデレーター)

    ウィズ・コロナの時代、私たちは「新しい生活様式」をどう考えるべきでしょうか。 このトークイベントでは「人間の健康は生態系の影響を受けている」と考える「エコヘルス」という研究と、 研究者と社会の人々が話し合い、課題解決を目指すという超学際(TD)研究のふたつの観点を基に、 小説家の平野啓一郎さん、そして皆さんと共にウィズ・コロナの時代のLifeを読み解き、考えます。

    ※なお、この企画はサイエンスアゴラ2020とのタイアップです。

    平野啓一郎
    1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。著書に、小説『葬送』、『決壊』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「カッコいい」とは何か』等がある。

    ハイン・マレー
    1963年オランダ生。総合地球環境学研究所教授。ライデン大学で社会科学の博士号を取得後、China-Netherlands Poverty Alleviation Project(中国)、Ford Foundation(北京/中国)、International Development Research Centre(シンガポール)を経て現職。専門は社会科学。主な研究テーマは環境と健康、資源ガバナンス。広領域連携型基幹研究プロジェクト「アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開」代表。

    岡田小枝子
    総合地球環境学研究所広報室准教授。

  • クロストークB「里山と里湖(さとうみ)をめぐるまなざし
  • 登壇者:ブライアン・ウィリアムズ(風景画家)×奥田昇(神戸大学)×真貝理香(地球研)×近藤康久(地球研・モデレーター)

    人と自然が共存する、里山や里湖(さとうみ)。そこには地域と地球の未来を考えるヒントがたくさん詰まっています。このクロストークのゲストは、琵琶湖西の里山に住み、風景画家としての視点から移りゆく自然環境を憂い見つめてきたブライアン・ウィリアムズさん。里山と里湖をフィールドとする地球研の研究例を紹介しながら、参加者の皆さんも交えて、地域の自然環境と私たちのくらしのあり方を「市民・研究者・生きもの」といった多様な目線からお話ししたいと思います。

    ブライアン・ウィリアムズ
    1950年ペルー生まれのアメリカ人。カリフォルニア大学にて美術専攻。1972年来日。水彩画、油彩画、版画、独自発想の曲面絵画で全国各地にて個展開催。日本の美を紹介するとともに自然保全、再生に向けた活動も行う。

    奥田昇
    神戸大学内海域環境教育研究センター教授。2019年度終了地球研実践プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会-生態システムの健全性(栄養循環プロジェクト)」プロジェクトリーダー

    真貝理香
    総合地球環境学研究所。地球研実践プロジェクト「持続可能な食の消費と生産を実現するライフワールドの構築 ─食農体系の転換にむけて(FEASTプロジェクト)」プロジェクト研究員。

    近藤康久
    総合地球環境学研究所准教授。地球研コアプロジェクト「環境社会課題のオープンチームサイエンスにおける情報非対称性の軽減(オープンチームサイエンスプロジェクト)」プロジェクトリーダー。

【取材申し込み及び問合せ先】

総合地球環境学研究所(地球研) 広報室 岡田小枝子
Email: e-mail
Tel: 075-707-2450/070-2179-2130

【イベントに関する問合せ先】

総合地球環境学研究所(地球研) 広報室
〒603-8047京都市北区上賀茂本山457番地4
Email: e-mail
Tel: 075-707-2450/070-2179-2130

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