プロジェクトの概要
ヒトや家畜や野生生物の感染症の発生と拡大は、これらの生物を直接死に至らしめるだけでなく、経済的損失や生態系の崩壊を引き起こす可能性があり、人類が直面するきわめて深刻な地球環境問題です。
この現状をふまえて、本プロジェクトは、コイヘルペスウイルス(KHV)感染症(写真1)をモデルとし、「人間による水辺環境改変−KHV感染症の発生・拡大−人間生活の変化」の相互作用環を実証的研究に基づいて明らかにしようと試みました。(図1・2)
次にこの相互作用環を様々な感染症に適用し、大規模な感染症の発生と拡大を未然に防ぐ環境と、病原生物と人間の共存のあり方を提案することを目指しました。
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