地球研オープンハウス2012

地球犬と行く!世界一周の旅 ~エコネプロジェクト編~

ヒツジやヤギの遊牧の様子

ヒツジやヤギの遊牧の様子

見てごらん、ヒツジやヤギが放牧されてるよ。ああやって放しておいて、草を食べさせているんだよ。ヒツジとヤギは基本的にセットで放牧して、人が馬に乗ったりして付き添いながらどこにいくか決めて群れを追っていくんだ。

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地球研メス

すごい!大草原とヒツジとヤギと…でもこれだけたくさんで一年中草を食べてたらすぐになくなっちゃいそう。

そうだね。だから遊牧民の人たちは、季節ごとにだいたい決まった場所へ移動するようにしているんだ。ずっと同じところで草を食べ続けていたら、草がなくなっちゃうからね。ぜんぶ食べつくしてしまったら、次に生えてこなかったり、生えてきにくくなったりするから、そうならないように移動を繰り返してるんだよ。

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移動中

移動中

地球研オス

じゃあヤギやヒツジがぜんぜん草を食べなかったら、逆に草原はいい具合になるんですか?

それが、そういうわけではないんだ。草原の植物種の多様性(どれだけいろんな植物があるのか)や生産性は、ある程度ヤギやヒツジといった家畜に食べられたほうが高くなるんだ。面白いよね。

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地球研メス

へ~、つまり、少し人の手(家畜の手?)が入ることで、ヤギやヒツジも良い草が食べられて、食べたら別の場所に移動して、草が食べられていたところにはまた草が生えて…って同じスタイルの生活を続けていけるようになっているんですね。

そういうことだね。

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