【研究会】生産者、消費者そして媒介者ーフェアトレードをめぐってー
NPO 法人平和環境もやいネットは、りそなアジア太平洋財団の助成を受け、東チモールのコーヒー栽培支援事業に関わる人を日本に招聘しました。大切に育てたコーヒーを、誰がどのように焙煎し、販売し、飲んでいるのか、自分自身の目で確かめてもらいたいと思ったからです。
第一部では、彼らが短い滞在を終え、何を感じたのか、それをどのように生産の場に活かすのか、報告してもらいます。知産知消。生産者と消費者がお互いのことを知り合うことが大事だと思っています。東チモールの事例を受けて、第二部では、生産地と消費地をつなげることについて議論したいと思います。地球研の未来設計イニシアチブFS『持続可能な食消費を実現するライフワールドの構築』の課題のひとつです。最初の話は吉野慶一さん。証券会社の勤務中、南スラウェシのカカオ栽培農家と出会ったことから、自らチョコレートの生産、販売を始めました。次に、中島佳織さん。国際フェアトレード機構の構成メンバーであるFairtrade Label Japan の理事。認証制度についての話を伺います。そして熊本から、明石祥子さん。消費者の立場からの発言です。2011 年、熊本市はアジアで最初のフェアトレードシティに認定されています。
一緒に、これからのフェアトレード、食そして消費について、考えてみませんか?
【日時】
2014年7月2日(水) 13:30-17:30
【会場】
総合地球環境学研究所 セミナー室3・4( アクセス)
【主催】
- 総合地球環境学研究所 マックグリービー未来設計FS『持続可能な食消費を実現するライフワールドの構築:食農体系の転換にむけて』
- NPO法人平和環境もやいネット 2014年度プロジェクト『コーヒー生産地と消費地をつなぐ、そして学びあう-東チモール高地の環境保全にむけて-』
【参加】
下記【お問い合せ】先まで連絡(お名前、人数、所属)をお願いいたします。
【プログラム】
- 13:30~13:40 趣旨説明 スティーブン・マックグリービー(地球研)
- 13:40~15:00 第一部 「東ティモールの声:加工と消費の現場を訪れて思ったこと」
- 司 会 : 阿部健一(地球研/平和環境もやいネット)
- 発言者 : ジョアオ・マディラ(東ティモールのコーヒー栽培農家)
- ベント・ソアレス・ゴメス(NPOピースウィンズ・ジャパン現地スタッフ)
- アディマール・マルティンス・ドス・サントス(同上)
- 通 訳 : 北田多喜(平和環境もやいネット)
- 15:00~15:20 休憩
- 15:20~17:30 第二部 「生産者と消費者をつなぐ:それぞれの試み」
- 司 会 : スティーブン・マックグリービー
- 発言者 : 吉野慶一 (Dari K)
- 中島佳織 (Fairtrade Label Japan)
- 明石祥子 (フェアトレード・シティくまもと推進委員会)
【お問い合せ】
総合地球環境学研究所
研究推進戦略センター基幹研究ハブ部門
松岡 祐子
E-mail: