革命後のジャカルタ-アクセス可能な都市
ベネディクト・アンダーソン(コーネル大学政治学部名誉教授)
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要 旨:
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都市ジャカルタについて、これまでの行われてきた学問的蓄積を批判的に継承するためのジャカルタ都市研究会の第二回目として、インドネシア、タイ等の東南アジア研究、さらに、『想像の共同体』の著者としてつとに知られるベネディクト・アンダーソン氏に、若い頃からフィールドワークの場所としていた都市ジャカルタについてお話をうかがいます。近著『ヤシガラ椀の外へ』(NTT出版、加藤剛訳、2009s年)にあるように、ヤシガラ椀に留まることなく、昆明、ウォーターフォード(アイルランド)、ロンドン、イサカ、そして、ジャカルタ、バンコク、と幸運を背負ったベンカエルはピョンピョンピョンと世界各地の多数の都市をめぐりました。それらの都市について幅広く深く観察した体験と鋭い思索を織り交ぜた、魅力溢れる講演になるはずです。