- 地球研和文学術叢書
レジリエンス人類史
推薦
私が温暖化について予見したのは1960~70年代,国際社会でそれが取り上げられたのは90年代です。しかし以来30年経っても解決の道は見えません。科学の知見だけでは社会は動かないことを痛感します。なぜ社会は変わらないのか,変わるには何が必要か。この本は,人類史に埋め込まれたヒトの共感力や適応力が,うまく発揮されるときもあればされないときもある,その理由を明らかにしてくれます。自然科学から人文学までの総合知と過去の叡智を本書から学ぶことで,「転換する力」を今こそ発揮しようではありませんか。
眞鍋淑郎 氏
(地球科学者 2021年ノーベル物理学賞受賞・2010年第1回KYOTO地球環境の殿堂入り者)
刊行物情報 | 稲村 哲也・山極 壽一・清水 展・阿部 健一 編 出版社 京都大学学術出版会 2022年3月 A5並製・520頁 価格2,500円+税 ISBN: 978-4-8140-0401-0 |
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