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インドネシアの伝統刺繍・カラウォ展
ゴロンタロの人々の希望(京都市、愛媛県西予市)
日時 | (1)2023年7月9日~11日 9:00-17:00 ※11日は16時まで (2)7月14日~16日 9:00-17:00 ※14日は13時から、16日は16時まで |
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会場 |
(1)京都市男女共同参画センターウィングス京都1階ギャラリースペース (2)四国西予市ジオミュージアム |
主催 | 総合地球環境学研究所 SRIREPプロジェクト |
共催 | 戸塚刺しゅう協会・Art Fiber Endo・四国西予ジオミュージアム |
お問い合わせ | 総合地球環境学研究所 SRIREPプロジェクトsrirep[at]chikyu.ac.jp ([at]を@に変えてお送りください) |
地球研のSRIREPプロジェクトは、ASEAN諸国において、深刻な環境問題のひとつである零細小規模金採掘(ASGM)による地球規模の水銀汚染を解決する道筋の解明を研究課題としています。その解決策の一つとして、貧困のために金鉱山で働かざるを得ない人々が別の手段で収入を得るための新たな産業の開発を目指しています。同プロジェクトではインドネシア共和国東部のスラウェシ島ゴロンタロに伝わる伝統刺繍のカラウォに着目し、その制作技術の向上やマーケット拡大など、産業化のプロセスを多面的に支援しています。制作に関わる女性たちが安定した収入を得ることで彼女たちの社会的地位向上へもつながっています。
この度、カラウォを日本の皆様に知っていただく機会として、展示会を開催することになりました。女性たちの未来を拓く伝統刺繍の世界をご覧ください。
展示内容
作品展示
カラウォは、カミソリの刃で布の糸を規則的に切ってメッシュを作り、そこにさまざまな色の糸を縫い込むことで製作します。繊細な手仕事により、花、生き物、幾何学模様などさまざまなデザインが紡ぎ出されます。今回は、伝統的な模様や、新たに考案した模様、色の組み合わせなど多様な作品を展示いたします。戸塚刺しゅう協会(兵庫県西宮市)やArt Fiber Endo(京都府京都市)に協力を仰ぎ、京都の文化と融合させたカラウォを使った京扇子もご覧いただけます。
パネル展示
・カラウォについて・歴史
・カラウォの制作と背景
・女性のエンパワーメント
・国際的なマルチステークホルダー協働
・カラウォ ファッション・フェステイバル
ワークショップ
1日に5回ほど、カラウォの製作過程を体験できるワークショップを開催いたします。ゴロンタロから来日した職人の方々に指導していただきます。