創立20周年記念式典・シンポジウム第1部
人新世における総合地球環境学の未来*
* 第1部は主に研究者向けの内容となります。
申し込みはコチラ
日 時:
2021年4月23日(金)13:00 - 16:30(受付・開場 12:30)
会 場:
京都府立 京都学・歴彩館 1F 大ホール
〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町1-29(⇒ アクセス)
(オンライン同時配信 ※会場でのご参加は招待状をお持ちの方のみになります)
※2021年4月21日更新 4月24日(土)第2部は新型コロナウィルス感染症拡大のため、「無観客」での開催に変更いたします。会場の京都学・歴彩館ではご参加いただけません。お申し込みのうえ、YouTubeもしくはZoomにてご覧ください。
主 催:
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
参 加:
無料 ※要申し込み
プログラム 総合司会:岡田 小枝子(総合地球環境学研究所 准教授)
13:00 創立20周年記念式典
開会挨拶 山極 壽一(総合地球環境学研究所 第四代所長 ※2021年4月1日着任 )
式辞・祝辞
平川 南(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 機構長)
杉野 剛(文部科学省 研究振興局 局長)
西脇 隆俊(京都府 知事)
門川 大作(京都市 市長)
ファン デルー サンデル エルンスト(Sander Van Der Leeuw、総合地球環境学研究所 名誉フェロー)
創立20周年記念シンポジウム第1部
人新世における総合地球環境学の未来
現代は、人類の活動が地球の隅々に影響を及ぼす新しい地質年代、「人新世(あるいは人類世)」であるともいわれています。そうした中、地球研は「人と自然はどういう関係を築き上げるべきか」を様々な角度から考えながら20周年を迎えました。学問の枠を飛び越え、文系・理系を問わず様々な研究者がともに知恵を出し合い、広く社会の皆さんとも協力しながら研究活動を進め、この20年間で37のプロジェクトが終了しました。大学共同利用機関として迎えた国内外の共同研究員の数は3,800人にのぼります。
今回のシンポジウムでは、3つの終了プロジェクトを例にとり地球研の歩みを振り返るとともに、共同利用研究例や現在地球研で進む研究プロジェクト例をご紹介し、総合地球環境学の構築をめざす今後の地球研の進むべき方向を議論します。
セッション1 地球環境問題をめぐる学術の動向
このセッションでは、日本学術会議前会長である山極壽一地球研第四代所長が、国内外の学術研究の動向を背景に、地球環境問題を読み解く地球研の目指すべき方向を示唆するとともに、安成哲三地球研第三代所長が、Future Earthアジア地域センターなども運営してきたこれまでの地球研の取り組みをベースに、ポスト人新世における未来可能性を語ります。
13:35 開会挨拶・講演1 地球環境問題を文化の問題として読み解く
山極 壽一(総合地球環境学研究所 第四代所長 ※2021年4月1日着任)
人類による影響が過大となった人類世において、地球が抱える危機は自然科学から明確に指摘されている。しかし、その危機を乗り越えるためには私たち自身の世界観を根本から変えていく人文・社会科学的な改革が不可欠である。その切り口の一つとして地球研は、技術や組織が優先し普及力の強い文明ではなく、暮らしに埋め込まれていて地域性の濃い文化を対象としてきた。新型コロナウイルスのパンデミックを体験して、私たちは改めて地域の暮らしを見直すことになった。地球環境問題を意識しながら地域に固有な文化を持続させるためには、シェアとコモンズを拡大するような暮らしをデザインし、産官学民が協力して実施していくことが不可欠である。地球研が目指す超学際研究と未来可能性の追求がそれを実現すると期待している。
13:50 講演2 ポスト人新世における自然・文化共生系のあり方を考える
安成 哲三(総合地球環境学研究所 第三代所長)
CO2 増加に伴う気候の急激な気候変化や生態系破壊による人新世の出現が人類全体の大きな課題となっている。この人新世は、生命圏の一部であるはずの人類が、生命圏とそれを支える気候や水・物質循環系を、人類にとっての共有財産であることを忘れ、あるいは理解していなかったために出現している。人新世を克服して、真に未来可能な地球社会を築くためには、地域ごとに多様な自然と社会が織りなす自然・社会・文化の複合共生系として理解しつつ、地域の人たちとの協働でその未来可能性を求めていくしかないであろう。 地球研では、持続可能な地球社会へ向けた国際プログラムFuture Earthに積極的に関わってきたが、地球規模への影響も含め特に重要なアジア地域の課題に積極的に取り組むために、Future Earthアジア地域センターを主導してきた。これまで進めてきたローカルから地域そして地球規模に関わる複雑多様な課題を再整理・再考しつつ、ポスト人新世での自然・社会・文化共生系の新たなあり方を求めていくことこそが、今、地球研に大きく期待されている。
セッション2 地球研の挑戦とその歩み
2001年に創設された地球研は、プログラム・プロジェクト制のもと、文理融合と超学際研究を標榜して独自の研究活動を展開してきました。本セッションでは、その20年の研究活動の歩みを概観するとともに、これまでに終了したプロジェクト3例および現在地球研で進行中のプロジェクト1例について、どのような研究活動を展開してきたのか、展開しているのか、地球研の歩みとどう関わってきたかという観点も交えてご紹介し、さらに、大学共同利用機関としてどのように大学の研究に貢献してきたか、その一例を共同利用者からご紹介いただきます。
14:05 講演3 地球研のこれまでの20年:我々はどこまできたのか
谷口 真人(総合地球環境学研究所 副所長)
地球環境問題の根源を人間文化の問題と捉えた地球研は、これまで37の大型国際共同研究プロジェクトを展開し、文理融合の学際研究と、社会の中の学術としての超学際研究を先導する実験場を提供してきました。その間、研究プロジェクトの個別成果に加え、コモンズやリスク/レジリエンス、越境や文明/文化と環境などの重要な概念が継承され、発展し、現在のプログラムに編み込まれています。そしてその成果は、これまでは地球環境研究とは縁がないと思われてきた分野に、より広く行き届き始めています。20年間の地球研の到達点としての視座を紹介します。
14:20 講演4 歴史研究における文理融合の実践的課題
中塚 武(名古屋大学大学院環境学研究科 教授)
自然科学のいくつかの研究所を母体に誕生した地球研(Research Institute for Humanity and Nature)には、大学共同利用機関として、全国の大学の人文学の研究者を地球環境問題の解決に資する研究にいざなう責務があります。そのために地球研では設立以来、文明と環境の歴史的関係を問うプロジェクトを幾度となく行ってきましたが、必ずしも多くの人文学者に大きな影響を与えるには至っていないと思われます。そこで気候適応史プロジェクト では、古気候学者が歴史学者や考古学者の懐に飛び込んで、人文学の論理を肌で体感しながら、学問を内部から変える大きな目標にチャレンジしてきました。まだ道半ばであるその取り組みの中間報告を、さまざまな角度から行いたいと思います。
14:35 講演5 地球研とともに歩んだ20年:生態学はいかに貢献できたか
奥田 昇(神戸大学内海域環境教育研究センター 教授)
地球研の設立に中心的な役割を果たした京大生態研は、この20年間で数多のプロジェクトを主導してきました。生物と環境の相互作用を扱う生態学は、もともと自然科学の様々な分野を取り入れながら発展してきた歴史があります。さらに、人間活動が地球に無視できない影響を及ぼす人新世において、人と自然の相互作用を社会-生態システムとして捉えることにより、人文・社会科学との学際性も発揮してきました。栄養循環プロジェクトでは、これまでの生態研主導プロジェクトの研究リソースを継承しつつ、流域を対象とした超学際研究に取り組んできました。社会協働からの学びを反芻しながら、総合地球環境学の未来に生態学がいかに貢献しうるか考えてみたいと思います。
14:50 講演6 みんなで作った「いただきます」:FEAST プロジェクトの物語
スティーブン・マックグリービー(Steven R. McGreevy、総合地球環境学研究所 准教授)
FEASTプロジェクト は、地球研の基幹研究プロジェクトとして、持続可能な食と農に関する地球研の先行研究を統合的に検証し、新しい方向性を広範に渡り打ち出してきました。本プロジェクトでは、決して持続可能とは言えない現在のフードシステムについて慎重に調査・検証し、持続可能な食の未来を根本的に描きなおし、社会変容の触媒となるツールや組織・ネットワークを市民のみなさんと協働で作成・構築してきました。そして、「超学際」をデザインの主軸とし、初期段階で設定していた概念の枠組みを超えて、各調査地にしっかりと根付く形で研究活動を進め、ポスト成長期の世界に向けた持続可能なフードシステムに対する理解・構想のあり方への変化の創出につながりました。
15:05 講演7 インドに青空を ~Aakash プロジェクト~
林田 佐智子(総合地球環境学研究所 教授/奈良女子大学研究院 教授)
Aakash とは、ヒンディで「空」という意味です。インド各地で大気汚染が深刻ですが、特にインド北西部では10月から11月にかけて稲の収穫後に行われる大規模な藁焼きによって、深刻な大気汚染が発生しています。私達はこの問題に取り組むために、2年間の準備研究を経て令和2年度4月にフルリサーチを開始しましたが、新型コロナ感染拡大のためインドへの渡航ができなくなり、波乱の幕開けとなってしまいました。それでも、インドの協力者の援助を受けて、パンジャーブ州全県に渡るアンケート調査や、リモートセンシングを使った観測結果の解析などから、藁焼きと大気汚染の実態解明に取り組んでいます。私達の七転八倒しながらの活動の現状をご紹介します。
15:15 講演8 同位体環境学の10年と地球研共同利用研究の可能性
竹内 望(千葉大学理学研究院 教授)
地球研が「同位体環境学」という旗を揚げて、今年2021年で10年を迎えました。旗揚げ当初から関わってきた所外関係者の1人として、この10年の同位体環境学の裾野の広がり方は、眼を見張るものがあります。当初は、地球研の特定プロジェクトの専門的分析技術として導入された同位体分析が、今は研究者から民間、地方自治体関係者まで、様々な分野の人が参加する、まさに超学際のプロジェクトに発展してきました。地球環境問題を同位体というメガネを使って見る視点は画期的です。地球研初代所長の日髙先生の言葉で言えば、新しい「環世界」を手に入れたことになります。一方、科学という「環世界」は、必ずしも問題解決に導くだけではなく、反対に問題を難しくする場合もあります。そこに地球研が挑むべき人間文化の問題があるように思います。次の10年も、さらに「同位体環境学」の裾野を広げて、地球環境問題の解決に資することを期待したいと思います。
15:25 休憩
セッション3 総合地球環境学の確立と発展を目指して
これまで積み重ね、現在も精力的に続ける研究活動を足掛かりに、私たちは総合地球環境学を確立し発展させることにより、地球環境問題の解決に挑み続けます。地球研の将来に向けてどのような枠組みが計画されているかをご紹介するとともに、地球環境問題を担う外部の若手の研究者も交え、人類と地球の未来可能性を担う総合地球環境学そして地球研の今後の展望を考えます。
15:35 講演9 地球研のこれから:我々はどこへ向かうのか
谷口 真人
効率性などの均質でわかりやすい価値観に基づく人間活動が世界に浸透し、地域に存在する多様な価値観に基づく人々の営みに脅威を与える「人新世」を迎えた現在、これからの地球環境研究はどうあるべきか。複雑な人間社会と自然の間に起こる地球環境問題を、環境や社会、経済、心身とどのように結びつけて理解し、どのような関係性を作り出すべきか。人新世の先にある未来社会のビジョンは何か、それをどのように作っていくのか。持続可能な社会へ向けての行動・制度・社会の変容は、どのように進めていくことができるのか。地球研のこれからの研究の方向性を、一緒に議論して行きたいと思います。
15:45 パネルディスカッション 司会:近藤 康久(総合地球環境学研究所 准教授)
山極 壽一
林田 佐智子
浅利 美鈴(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)
中尾 世治(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 助教)
16:15 質疑応答
16:25 閉会挨拶 ハイン・マレー(Hein Mallee、総合地球環境学研究所 副所長)
創立20周年記念シンポジウム第2部
人新世を生きる私たちと地球の未来可能性
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日 時:
2021年4月24日(土)13:00 - 16:00(受付・開場 12:30)
会 場:
京都府立 京都学・歴彩館 1F 大ホール
〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町1-29(⇒ アクセス)
(オンライン同時配信)
※2021年4月21日更新 4月24日(土)第2部は新型コロナウィルス感染症拡大のため、「無観客」での開催に変更いたします。会場の京都学・歴彩館ではご参加いただけません。お申し込みのうえ、YouTubeもしくはZoomにてご覧ください。
主 催:
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
参 加:
無料 ※要申し込み
プログラム 総合司会:岡田 小枝子(総合地球環境学研究所 准教授)
創立20周年記念シンポジウム第2部
人新世を生きる私たちと地球の未来可能性
総合地球環境学研究所(地球研)は、2001年、「地球環境問題はことばの最も広い意味における人間の『文化』の問題である」と説いた日髙敏隆博士を初代所長に迎えて発足しました。
現代は、人類の活動が地球の隅々に影響を及ぼす新しい地質年代、「人新世(あるいは人類世)」であるともいわれており、地球環境問題を人間の文化の問題としてとらえる観点の重要さが増しています。私たちは今、COVID-19 によるコロナ禍や、急激に進む地球温暖化が一因とも考えられる自然災害に悩まされていますが、コロナ禍に代表される近年の数々の感染症は、過剰な開発が生態系を破壊し、その歪みからこぼれ落ちてきた汚染やウイルスが引き起こした健康被害である、つまり地球環境問題の一環であるとも考えられます。
今回のシンポジウムでは、こうした問題の解決の糸口ともなり、弾力性・回復力のある人間社会の形成を目指す地球研の研究例をご紹介しながら、広い視野と深い見識で自然と人、文化を見つめる有識者の方々も交えて、私たちはこれから自然と一緒にどう生きるべきかを考えます。
13:00 開会挨拶 山極 壽一(総合地球環境学研究所 第四代所長 ※2021年4月1日着任)
13:20 講演1 生態学的健康観から考えるプラネタリーヘルス
門司 和彦(長崎大学多文化社会学部 学部長/熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授、グローバルヘルス専攻 専攻長)
生物個体は、それぞれが属する生物種のプログラムに従って環境に対応し、危険を回避し、栄養を得て、次世代を残してライフサイクルを全うしようとします。それが「健康」の原点です。人類は進化の過程において死を理解し、生を意識し、健康を追求するようになり、宗教はその理解を強化しました。従来、健康とは生物個体と身近な環境は一体であるという「生態学的健康観」という考え方が基本でしたが、近代になって、健康を環境と切り離し、疾病と対比させた「医学的健康観」が優勢になりました。地球環境問題の健康影響とその解決を考える「プラネタリーヘルス(地球と人間の健康)」は、地球規模の生態学的健康観であり、従来の生態モデルとも医学モデルとも異なる、新しいアプローチが必要であるとする健康観です。地域ごとの生態学的・環境学的課題を、地球規模の課題と関連させながら解決を考える地球研のプロジェクトの成果に今後も期待します。
13:40 講演2 自然災害に強くしなやかな社会を築くために ~地域文化からの学び~
吉田 丈人(総合地球環境学研究所 准教授/東京大学大学院総合文化研究科 准教授)
近年、毎年のように浸水災害や土砂災害などの自然災害が起きています。経済発展とともに防災インフラが整備され、それまで経験したような自然災害は起きにくくなっています。しかし、気候変動が進むにつれ、自然災害は今後も増えると懸念されています。自然災害は、なぜ起きるのでしょうか。私たちは、自然災害にどのように付き合っていったら良いのでしょうか。それに答える一つのヒントは、先人達による自然災害への対応や、自然の恵みと災いの関係にあります。現在使われている技術が発展するより前から、それぞれの地域で自然災害への対応がなされてきました。自然の災いを避けつつ、自然の恵みをうまく活かして、地域の暮らしが営まれてきました。そこには、さまざまな知恵や工夫といった地域文化が見られ、現代の私たちに通ずるものが多くあります。自然災害はいつの日か自分の身にも降りかかります。その時どうするかだけでなく、それにどう備えられるか。自然災害に強くしなやかな社会を築くためにできることを、皆さんと一緒に考えます。
14:00 講演3 歴史景観の連続性と地域のレジリエンス
羽生 淳子(カリフォルニア大学バークレー校人類学科 教授、日本研究センター センター長)
日本列島は、その三分の二が森林でおおわれています。日本の農村では、近年まで、農作物だけでなく、木の実や山菜、きのこ、動物など森林から得られる多様な食料資源が人々の暮らしの中で重要な役割を果たしてきました。これらの「山の幸」の利用は、単なる自然の恵みではなく、焼畑・野焼きを含む里山の人為的な管理によって、はじめて可能なものでした。また、主食となるでんぷん質食料も、コメだけでなくヒエ、アワ、ムギを含む雑穀類、イモ類、さらには不作の年に備えたドングリやトチの利用も含めて多様性に富んでいました。食の多様性は、地域の食料システムのレジリエンス(弾力性・災害時の復元力)と直結しています。山の幸の重要性と多様なでんぷん質食料の利用の歴史は古く、その伝統の一部は縄文時代まで遡ります。この発表では、景観利用の歴史的連続性とその変化に焦点を当てながら、食料システムの長期的持続可能性と地域のレジリエンスについて考えてみたいと思います。
14:20 休憩
14:30 パネルディスカッション 地球環境と人類の未来可能性を探る
司会:阿部 健一(総合地球環境学研究所 教授)
山極 壽一
門司 和彦
吉田 丈人
羽生 淳子
松山 大耕(妙心寺退蔵院 副住職)
元村 有希子(毎日新聞 論説委員)
松山 大耕(妙心寺退蔵院 副住職)
1978年京都市生まれ。2003年東京大学大学院農学生命科学研究科修了。埼玉県新座市・平林寺にて3年半の修行生活を送った後、2007年より退蔵院副住職。2016年『日経ビジネス』誌の「次代を創る100人」に選出され、同年より「日米リーダーシッププログラム」フェローに就任。2018年より米・スタンフォード大客員講師。2019年文化庁長官表彰(文化庁)、重光賞(ボストン日本協会)受賞。
元村 有希子(毎日新聞 論説委員)
北九州市生まれ。1989年毎日新聞入社。2001年、東京本社科学環境部。日本の科学技術と社会との関係をつづった連載『理系白書』により2006年の第1回科学ジャーナリスト大賞を受賞。科学環境部デスク、同部長などを経て2019年6月から論説委員。近著に『カガク力を強くする!』(岩波ジュニア新書)、『科学のミカタ』(毎日新聞出版)など。東北大、富山大、九州女子大客員教授。
15:50 質疑応答
16:00 閉会挨拶 ハイン・マレー(Hein Mallee、総合地球環境学研究所 副所長)