総合地球環境学研究所 综合地球环境学研究所 Research Institute for Humanity and Nature

中国環境問題研究拠点

中国环境问题研究基地

RIHN Initiative for Chinese Environmental Issues

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中国環境問題研究拠点とは?

 総合地球環境学研究所(地球研)中国環境問題研究拠点は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構の現代中国地域研究推進事業の一環として、全国6つの大学や研究所に設置された研究組織の1つです。日本における現代中国研究のレベルアップ、学術研究機関間のネットワークの形成、次世代の研究者養成に取り組みます。ほかの5つの研究拠点は、早稲田大学、慶應義塾大学、東京大学、東洋文庫、京都大学に設置されています。2012年度から神戸大学と法政大学が連携拠点として加わり、6拠点、2連携拠点となりました。


 当研究拠点では、中国環境問題を自然現象と人間文化の2つの側面から総合的に捉えるとともに、地球環境問題とのかかわりについても検討しています。地球研では、地球環境問題の解決に資する複数の研究プロジェクトがすでに中国各地域で実施されています。本拠点では、「開発による文化・社会および環境の変容」((第1期2007~2011年度)、「グローバル化する中国環境問題と東アジア成熟社会シナリオの模索(第2期2012~2016年度)を研究事業としてこれらのプロジェクトで得られた成果を統合的に解析しています。また、地域別の環境変化のみならず、その地域に置かれるそれぞれの社会的アクターの環境意識および環境配慮行動に関する情報を積極的に収集・蓄積しています。多面的な定点観測・調査を通じて中国環境問題研究に関する新たなネットワークの構築を目指しています。


 各種研究会やフォーラム、国際シンポジウムの開催及びニュースレター「天地人」の発行を通して中国各地における経済開発にともなう環境問題の実態と対策に関わる本研究拠点での成果を発信しています。「天地人」が研究機関だけではなく、中国環境問題にかかわる多くの社会的アクターの情報誌として、積極的に活用されれば幸いです。

 

拠点メンバー

(リーダー) 窪田 順平(地球研)

 

阿部健一(地球研)、田中樹(地球研)、谷口真人(地球研)、ハイン・マレー(地球研)、石川智士(地球研)、スティーブン・マックグリーヴィー(地球研)、蒋宏偉(人間文化研究機構地域研究推進センター/地球研)