地球研叢書

地球研の研究成果を一般に分かりやすい形で紹介している出版物です。

環境問題を〈見える化〉する
映像・対話・協創

映像やワークショップなどのツールを用いた〈見える化〉の事例から、私たちが身近な環境問題に向き合うためのプロセスを学ぶ。

  • 近藤 康久、 ハイン マレー編
  • 発行 昭和堂,2022年3月
  • 四六判 216頁 価格 本体2,200円+税
  • ISBN 978-4-8122-2121-1

地域の〈環境ものさし〉
生物多様性保全の新しいツール

地域住民が身近な環境の健康度を測り、変化を認識し、改善するために開発された「環境ものさし」を、具体的な事例とともに解説する。

  • 淺野 悟史 著
  • 発行 昭和堂,2022年3月
  • 四六判 184頁 価格 本体2,200円+税
  • ISBN 978-4-8122-2122-8

みんなでつくる「いただきます」
食から創る持続可能な社会

気候変動や生物多様性消失、人類の不健康など、食にまつわる不都合な真実をいかに克服して、持続可能な社会をつくっていくのか。各地での創造的な取り組みを紹介しながら、まだ見ぬ理想の未来に向けて、食の生産・加工・流通・消費を再構築します。

  • 田村 典江、クリストフ・D・D・ルプレヒト、
    スティーブン・R・マックグリービー 編著
  • 発行 昭和堂,2021年3月
  • 四六判 204頁 価格2,200円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-2029-0

生物多様性は復興にどんな役割を果たしたか

地域の自然や生態系、生物多様性を活かした復興は可能なはずである。

しかし、甚大な被害を前に「生物多様性」に耳を傾ける人がいるのか。恐る恐る被災地に入った生態学者と仲間たちが現場で出会ったのは…。各地の経験から「海と田んぼからのグリーン復興」の可能性を探る。東日本大震災の報告にとどまらず、その後に起きた様々な自然災害からの復興や、地域の持続可能性に関係するさまざまな示唆を含んでいる書である。

  • 中静 透、河田 雅圭、今井 麻希子、岸上 祐子 編
  • 発行 昭和堂,2018年11月
  • 四六判 224頁 価格2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1734-4

フィールドから考える地球の未来
-地域と研究者の対話

本書では、専門分野の異なる研究者がフィールドを一緒に歩きながら、漁業者、伝統文化の継承者、行政やNGOの関係者など、地元の方々の話を見聞し、それぞれの地域が抱える課題や、それらの課題に対して研究者は何ができるかについて、それぞれの考えをぶつけ合う。

地球研が取り組む、地球環境問題の解決にあたって、地域に関わるさまざまな方々との協働を目指す、「超学際」に通じる実践例の一つともなっている。

  • 関野 樹 監修
  • 発行 昭和堂,2016年3月
  • 四六判 288頁 価格 2,500円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1551-7

人は火山に何を見るのか
環境と記憶/歴史

古代ローマ時代、プリニウスは噴火するヴェスビオス火山に向かって観測隊を進め、命を落とした。私たちも答えの出ない何かを測定しようと過去の災害に向かって問いを重ねている存在なのだろうか。

  • 寺田 匡宏 著
  • 発行 昭和堂,2015年3月
  • 四六判 198頁 価格 2,500円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1508-1

五感/五環
文化が生まれるとき

五感はそれぞれ自然から何を感じ、どのような文化を生み出してきたのか。遠くで瞬く星を眺め、花を手に取って愛で、森のにおいをかぐ。そこから人は物語を編み、絵を描き、遠き記憶を探し求めはじめる。原点に返って、その瞬間について考えてみたい。五感ではなく五環。あえて見慣れない、しかし環境にも通ずる言葉を使ったのは、われわれの感覚とわれわれをとりまく自然との出会いを強調しておきたくなったからである。

  • 阿部 健一 監修
  • 発行 昭和堂,2015年3月
  • 四六判 215頁 価格 2,500円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1506-7

食と農のサバイバル戦略
リスク管理からの再生

食品偽装、農薬混入、原発震災、低すぎる食糧自給率、国内農林漁業の高齢化…。リスクを逆手に、今こそ国家百年の大計を!

  • 嘉田 良平 著
  • 発行 昭和堂,2014年3月
  • 四六判 160頁 価格 2,100円 + 税
  • ISBN 978-4-81-221405-3

ポスト石油時代の人づくり・モノづくり
日本と産油国の未来像を求めて

いまや石油生産量はピークを過ぎ、人類は「ポスト石油時代」に突入したといわれている。しかし私たちは新しい文明像を描けているだろうか? 産出国・消費国での新しい動きをもとに模索する。

  • 石山俊・縄田浩志 編
  • 発行 昭和堂,2013年3月
  • 四六判 256頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1258-5

生物多様性 子どもたちにどう伝えるか?

COP10を契機に定着した生物多様性への理解。次に大切なのは、この意識をいかに行動につなげていくか。そのためには私たち大人が子どもたちにどう伝えていくかが重要となる。本書では6人の研究者がそれぞれの分野から「生物多様性をどのように伝えるか」を読者と共に考える。

  • 阿部健一 編
  • 発行 昭和堂,2012年10月
  • 四六判 256頁 価格 2,200円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1119-9

食と農の未来
ユーラシア一万年の旅

未来提言型の環境・文明史。百年後、五百年後の人類は何をどんなふうに食べているだろう?

  • 佐藤洋一郎 著
  • 発行 昭和堂,2012年3月
  • 四六判 256頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1176-2

生物多様性どう生かすか?
保全・利用・分配を考える

2010年秋のCOP10で私たち日本人の間でも理解の深まった生物多様性。その条約の三本柱、保全・利用・分配を身近なことと結びつけて論じ、これからどう生かしながら保全していくかを考える。

  • 山村則男 編
  • 発行 昭和堂,2011年10月
  • 四六判 224頁 価格 2,200円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1145-8

魚附林の地球環境学
親潮・オホーツク海を育むアムール川

世界有数の水産資源を誇る親潮・オホーツク海。この豊かさはどこから来るのか?将来も続くのか?その解明に挑んだ科学者がたどりついたのが、日本で江戸時代から受け継がれてきた〈魚附林〉という概念だった。

  • 白岩孝行 著
  • 発行 昭和堂,2011年3月
  • 四六判 226頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1118-2

安定同位体というメガネ
人と環境のつながりを診る

二酸化炭素や水などあらゆる物質は環境を循環している。秘かにその痕跡を残しながら。それが安定同位体で、これをたどることで私たちは物質の動きを追跡できるのだ。いわば名探偵が虫メガネを使うように。この新しいツールを用いて暮らしと環境問題のつながりを捉える!

  • 和田英太郎・神松幸弘 編
  • 発行 昭和堂,2010年3月
  • 四六判 171頁 価格 2,200円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-1017-8

モノの越境と地球環境問題
グローバル化時代の〈知産知消〉

水不足・森林破壊など世界各地で進行する環境危機。これらは一見「地域の環境問題」だが、実はグローバリゼーションのなか〈モノ〉が〈越境〉することで起きており解決には地球規模での取り組みが必要だ。グローバリゼーションのなか〈モノ〉が〈越境〉することで起きる「地域の環境問題」に焦点をあて地球規模での取り組みを議論する。

  • 窪田順平 編
  • 発行 昭和堂,2009年10月
  • 四六判 208頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-0942-4

水と人の未来可能性
-しのびよる水危機

本書は、地球研でこれまでに行われてきた水に関係するプロジェクトの成果をまとめたものです。生態学的観点、気象学の観点、人類学的視点、政治学的観点など、各プロジェクトによって、水をとらえる見方や切り口はさまざまですが、水をターゲット(の一部を含む)にした地球研プロジェクトの成果が、地球研の第1期のまとめの1つとして書かれています。

  • 総合地球環境学研究所 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 180頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-0922-6

地球温暖化と農業
地球の食糧生産はどうなるのか

本書では、流域レベルの気候変動の見通しと農業生産への影響という、極めて不確かな問題と 複雑な現象に対する「挑戦的アプローチ」が、モデルによる具体的な変化見通しとともに語られています。

  • 渡邉紹裕 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 240頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-0829-8

食卓から地球環境がみえる
食と農の持続可能性

グローバル化のなか、私たちの食は見えない糸で世界中とつながっている。エビの大量輸入が東南アジアのマングローブを破壊し、小麦輸入の増加が輸出国の水不足を深刻化させる。誰にとっても身近な「食」を通して地球環境問題を考える。

  • 湯本貴和 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 176頁 価格 2,200円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-0813-7

地球の処方箋
環境問題の根源に迫る

総合地球環境学研究所 編

  • 総合地球環境学研究所 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 224頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-0816-8

黄河断流
-中国巨大河川をめぐる環境問題

1997年、黄河には一滴の水もなく、河原では農民がただ一人立ちすくんでいた――。中国第二の流量と流域面積を誇る黄河に、何が起こったのか? 歴史と自然、政策を統合して検証、巨大国家・中国を襲う環境問題に迫る。(カラー口絵4頁)

  • 福嶌義宏 著
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 256頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-0775-8

森はだれのものか?

森の生き物・先住民・政府・企業・NGO……。開発、破壊、保全をめぐる議論が飛び交うなか、だれが主人公なのか?日本とアジア各地の最新の現地調査をもとに、共有の思想の今日的意味とその未来可能性を探る。(カラー口絵4頁)

  • 日高敏隆・秋道 智彌 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 200頁 価格 2,300円 + 税
  • ISBN 978-4-8122-0708-6

シルクロードの水と緑はどこへ消えたか?

2005年の第4回地球研フォーラム「断ち切られる水」をきっかけに、想を新たに書きおろしたものです。

  • 日高敏隆・井上隆史・中尾正義ほか 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 198頁 定価 2,400円 + 税
  • ISBN 4-8122-0625-1

中国の環境政策-生態移民-

2004年7月に地球研(総合地球環境学研究所)が民族所(中国社会科学院民族学人類学研究所) と北京で共同開催した国際シンポジウム「生態移民-実践と経験」をもとにして、まとめられたものです。

  • 小長谷有紀・シンジルト・中尾正義 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 311頁 定価 2,800円 + 税
  • ISBN 4-8122-0523-9

生物多様性はなぜ大切か?

今日のいわゆる地球環境問題は「人間の文化」にその根源があるとする地球研の基本認識に立ち、生物多様性はなぜ大切かを、日高敏隆所長を編者に考えたものです。

  • 日高敏隆 編
  • 発行所 昭和堂
  • 四六判 185頁 定価 2,300円 + 税
  • ISBN 4-8122-0506-9
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