2021年10月31日、地球研の谷口真人教授が日本水文科学会学術賞を受賞しました。
本賞は、水文学に貴重な貢献を与える研究を行った日本水文科学会の正会員、または学会の運営・発展に著しい貢献をした会員に与えられるもので、学術賞は水文学の発展に貴重な貢献を与える研究を行った正会員に与えられる賞です。
谷口教授は、気候変動と地下水の関係、海底湧出地下水、温度を利用したトレーサー水文学等、130本におよぶSCI論文を発表し、それらの論文は被引用数が6500件を超えるなど、水文学に関係する格別の研究業績があります。また、学術会議連携会員等数多くの委員を歴任するなど多数の社会貢献および国際貢献の実績も有しており、日本水文科学会で2010-2013年に常任委員会委員長を勤めるほか各種委員を歴任し、他の国内関連学会(2015-2019年 日本地下水学会会長、2020-2022年JpGU大気水圏科学セクションプレジデント等多数)や国際学会でも(IAHS関連委員を歴任)高く評価されています。以上のように、日本の水文学における国際的なプレゼンス向上に最も貢献してきた研究者の一人であることから、今回の受賞に至りました。
日本水文科学会学術賞 賞状