6月1日、新城 竜一教授がリーダーを務める実践プロジェクト プレリサーチ(PR)「陸と海をつなぐ水循環を軸としたマルチリソースの順応的ガバナンス:サンゴ礁島嶼系での展開」が始まりました。
新城教授のコメント

本プロジェクトの略称はLINKAGEプロジェクトです。琉球孤などの西太平洋の熱帯・亜熱帯にあるサンゴ礁島嶼系において、水資源や水産・森林資源などの島嶼の限られた自然資源を持続的に利用しながら、気候変動や社会経済の変化に対応できる、レジリエントな自然共生社会の実現に貢献することを目的としています。具体的には、1)各種環境トレーサーを用いた水循環を介した島の陸と海のつながり、2)島の暮らしの中で育まれてきた生物と文化のつながりと多様性、3)自然資源の利用と管理に関わる制度・組織・意識の変遷やローカルとグローバルのつながりなどを探究します。またこれらの「つながり」間の「知の橋渡し」とTD研究をとおして、島嶼コミュニティの新たな価値を地域と一緒に創出し、自然資源の利用と管理(順応的ガバナンス)のより良いあり方を探究します。どうぞよろしくお願いします。