総合地球環境学研究所は4月23日(金)、京都府及び京都市と「地球温暖化対策及び地球環境研究の推進」に向けた包括連携協定を締結しました。
地球研の所在する京都は、京都議定書採択の地であり、環境に関わる取り組みに熱心で、地球研は京都府や京都市と「KYOTO地球環境の殿堂」、「京都環境フェスティバル」などを通じて頻繁に意見交換や協力活動を行っています。
これらの動きを踏まえ、京都府及び京都市による地球温暖化対策と地球研における地球環境研究の融合を図り、2050年までの脱炭素社会の構築及び持続可能で豊かな京都の実現に寄与することを目的として包括連携協定を締結し、相互の連携強化及び取り組みの一層の促進を図っていきます。
また、京都府及び京都市は、気候変動適応法に基づく「地域気候変動適応センター」を府市共同で発足すること決定し、同センターを地球研に設置する準備を進めていると発表しました。
山極所長は「京都という地域が気候変動に対し、どのような姿勢を示すか、どのような未来の見取り図を示すかに世界の期待が集まる。地球研として大きな貢献を示せるよう努力したい」と述べました。

協定書を手にする西脇京都府知事(左)、山極所長(中央)、門川京都市長(右)

挨拶する山極所長(中央)