総合地球環境学研究所では、下記のとおり招へい外国人研究員の受入れを行いました。
- 氏名:
- Chuluun Togtokh (チュールン トグトク)
- 受入期間:
- 2020年12月21日 – 2021年3月20日
- 所属・職:
- Director, Institute for Sustainable Development, National University of Mongolia
- 研究課題:
- 牧畜の、国家的、地球的な持続可能性
チュールン トグトク博士はモンゴル科学アカデミー (1977-1991)、 コロラド州立大学 (1991-2002) 、2002年からはモンゴル国立大学にて勤務されています。2018年からはFuture Earthのモンゴル事務局長をされており、国際科学会議アジア太平洋域地域委員会の委員でもありました (2012-2018)。 研究活動として、局所的な、国家的、地域的、地球的規模での社会生態系の持続可能性、適応、グリーン開発に取り組まれています。
モンゴルの牧畜社会生態系を幅広く研究し、人間開発指数に一人当たりの二酸化炭素排出量を含めることを提案し、Nature誌に研究を発表されました。また、Review of the Sustainable Development Goals: The Science Perspective (ICSU and ISSC (2015)) の著者の一人でもあります。
また、モンゴルにおける科学に基づく政策立案にも貢献されており、2014年にモンゴル議会で採択された「グリーン開発政策」の発起人、リーダーでもあり、自然環境グリーン開発大臣の科学顧問 (2013-2014)、 自然環境グリーン開発省のグリーン開発企画政策局長 (2012-2013)をされていました。