2019年2月3日に滋賀県危機管理センターにて開催された第12回淡海の川づくりフォーラムにおいて、小佐治環境保全部会と地球研栄養循環プロジェクトの 石田卓也研究員、淺野悟史共同研究員らが参画するプロジェクトが「進化した田んぼでいのちと食を守るで賞」を受賞しました。
同プロジェクトでは小佐治の農家の人たちと連携しながら環境保全型農業が生物多様性や栄養循環の向上にどう貢献するかを調査してきました。
今回は、その活動内容の概要と、農家と研究者がお互いの知識や経験を吸収し、連携することによって生み出される相乗効果について発表を行いました。
プロジェクトとの連携活動をとおして農家の人々は生物や栄養循環についての専門知識や調査の仕方を吸収し、どのような調査が必要なのかを自ら考えデータを取るなど、研究の主体が農家に移ってきています。
研究者も、農家の人々が持つ生き物に関する知識や農作業の経験などを吸収し、研究計画に反映しながら調査を進めてきました。このように双方が知識・知恵・情報を吸収しあいながら活動を行ってきたことが評価され、受賞につながりました。

受賞の様子(左から5人目石田研究員・右から2人目淺野共同研究員)

グラフィックファシリテータによる発表のまとめ