2016年8月18日(木)、総合地球環境学研究所と亀岡市(桂川孝裕 亀岡市長)は、亀岡地域における豊富な環境資源等を活用し、環境を科学的及び学術的に協働して研究するとともに、地域の発展に資することを目的として交流協定を締結しました。調印式は、亀岡市役所で執り行われ、安成哲三所長と桂川孝裕亀岡市長が署名を交わしました。
地球研のプロジェクト「持続可能な食の消費と生産を実現するライフワールドの構築(略称:FEAST)」では、「持続可能な地球社会」の基盤を支える食と農の新たなあり方を提示することを目的とした5か年計画の研究・実証活動を、日本をはじめとしてタイ、ブータン、中国を対象に行っています。同プロジェクトは、生態系に配慮した生産者の取り組みを、市場を通じて支援するユニークなしくみと組み合わせ、日本の農村地域の活性化を図る研究を推進しており、その中で亀岡市は主要な研究フィールドのひとつと位置付けられています。
地球研と亀岡市は、今回の協定締結をきっかけとして、人的・知的交流を一層深めるとともに、豊かな地域社会・暮らしの実現にむけた研究及び事業の企画についても協働していきます。

交流協定を交わす地球研の安成所長(左)と亀岡市桂川市長(右)