12月19・20日に同志社大学京田辺キャンパスで開かれた人文科学とコンピュータシンポジウム「じんもんこん2015」(主催・一般社団法人情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会)において、地球研研究高度化支援センターの関野樹准教授が、ベストポスター賞を受賞しました。
受賞対象となったのは「暦に関するLinked Dataとその活用」と題するデモ発表で、西暦(グレゴリオ暦)や旧暦(和暦)など異なる暦法に基づく年号や年月日の情報を、インターネット上の情報資源を相互に結びつけるLinked Dataの記法を用いて関係づける方法を提案するものでした(データはこちら)。
この方法によって、あいまいな時間や和暦などを、従来よりも容易にコンピュータで扱うことができるようになることが期待されます。関野准教授は、この方法の開発を通じて、時間情報学という新しい研究分野の構築を目指しています。
受賞対象となった研究は、JSPS科研費 基盤研究(A)「セマンティック・クロノロジー:時間軸に沿った知識の可視化と利用に向けた基盤構築」(15H01723)、および、京都大学地域研究統合情報センター・共同研究プロジェクト(地域情報学プロジェクト)「地域研究データにおける時空間情報の実践的活用」で進められたものです。
受賞対象論文 (地球研機関リポジトリ(年報システム))
受賞対象ポスター(縮刷版) (HuTime Webサイト)


授賞式の様子 / 関野樹准教授
なお、このWebページは、受賞対象となった技術が適用されており、ここからRDFデータを抽出することができます。