2015年7月31日(金)に「2015年度地球研オープンハウス」を開催しました。地球研オープンハウスは、広く地域の方々と交流を深め、地球研の研究活動を知っていただくことを目的に2011年度より年に1回開催しています。
5回目となる今回は、魚を解剖し体のつくりを観察しながら、びわ湖の生き物が環境にあわせてどのように進化してきたかを学ぶ「地球研キッズセミナー」(京都市青少年科学センター共催)、研究内容をわかりやすく紹介する「プロジェクト研究室を訪問!」、研究室を訪問しヒントを得ながらプロジェクトに関する質問に答える「クイズラリー」、普段は入ることのできないマイナス30℃の冷凍室や研究現場となる実験室をめぐる「実験室ツアー」、安成所長と地球環境問題について語りあうサイエンスカフェ「salon de Yasunari」、自分の思う地球の色をぬりえで表現する「地球の色はどんな色?」、今年2月に実施した「洛北高校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)ポスターセッション」のポスターの展示、草や木でできている香りの原料のレクチャーを受けて行うワークショップ「匂ひ袋をつくろう!」(江戸時代より続く老舗の香木専門店「山田松香木店」協力)等を実施しました。
当日は昨年の753名を上回る805名もの方々にご来場いただきました。「もっと科学を勉強したい」、「楽しみながら学習できる良い機会になった」、「京都にこんな研究所があるのを初めて知った」等の声が多く寄せられ、子供たちの自然や環境に対する意識の目覚めや好奇心の向上につながり、また、地球研の研究内容を多くの方に知っていただく機会となりました。毎年楽しみにきてくださっている方も増え、地球研オープンハウスが地域の方々に根付いてきたことを実感しています。
お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
地球研広報係
++当日のようす++
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