- 開催日時
- 2021年1月19日(火)15:30 - 17:30
- 場 所
- Zoom
※URL・ID・パスワードは連絡担当者にお問い合わせください。 - 講演者
- 西條 辰義(プログラム・ディレクター)
- コメンテーター
- 小林 慶一郎(東京財団政策研究所・研究主幹/慶応義塾大学・客員教授)
- 題 目
- フューチャー・デザイン:持続可能な自然と社会を将来世代に引き継ぐために
- 要 旨
- 2017年あたりから本格的に開始したフューチャー・デザイン(FD)研究のこれまでとこれからを報告する予定である。FDは、私たちの社会の根幹的な二つの柱である市場と民主制が将来を見る目を持たないことから始まっている。将来世代は今の市場でお金を使うことができないため、自分たちの意思を今に伝えることができない。また、将来世代は今の間接民主制で投票することができない。そこで将来の眼を持つ社会の仕組みのデザインをFDは課題としている。そのような仕組みのいくつかを紹介すると共に、様々な自治体、民間団体、企業などの事例をお見せする予定である。さらには、地球研における研究のあり方の新たな方向性を示すことができればと考えている。
⇒ 関連レビュー論文へのリンク - 言 語
- 日本語
- 2020年度後半の地球研セミナーシリーズの企画の趣旨
地球研は設立以来、独特の研究形態をとりながら何を目指し、何を達成してきたのか? さらに何を付加していけば国内外の関連する研究機関や社会と連携や棲み分けをしながら、独自の唯一無二の研究機関としての発展ができると考えられるのか?現在の地球研を俯瞰する立場と広い専門知識と見識をもつ地球研教員である所長とプログラムディレクターがそれぞれの視点から語り、所員が考える材料とすることを目的とする。
各講演は「 地球環境問題の理解と解決に必要な+α 」のようなタイトル(”α”には、講演者ごとに自身が考える “地球環境問題の解決に向けた根源的理解のために必要な要素、特に学術分野など”)、地球環境問題の解決に向けて「すでに明らかになったこと」 「まだ足りないこと」「今後取り組みたい(取り組むべき)こと」などを、講演者の専門性とこれまでの地球研の研究活動と成果を踏まえてお話しいただき、上記の問いへの答えを探る。
- 連絡担当者
- 連携ネットワーク部門 乙川 真理