総合地球環境学研究所(地球研)では、地球環境問題を具体例に則してわかりやすく解説する「地球研市民セミナー」を年に数回開催しております。
下記のとおり、第79回「地球研市民セミナー」を開催いたします。参加を希望される方は、開催日、お名前、ご連絡先(e-mailアドレス・住所・電話番号・FAX番号のいずれか)をご記入の上、e-mail、電話またはFAXにてお申し込みください。
なお、今回の会場はハートピア京都大会議室、時間は18:30-20:00(18:00開場)となっておりますので、お間違えのないようお願いいたします。
- 日 時
- 2019年3月12日(火)18:30-20:00(18:00開場)
- 会 場
ハートピア京都 3階大会議室(⇒アクセス)
ご来場の際には、公共交通機関をご利用くださいますようお願いいたします。- 主 催
- 総合地球環境学研究所
- 後 援
- 京都府、京都市
- 講 師
- 水野 広祐 (総合地球環境学研究所・教授)
- 聞き手
- 山中 大学 (総合地球環境学研究所・研究員/神戸大学名誉教授)
- 聴 講
- 無料
- 定 員
- 200名(申込先着順)
- 概 要
インドネシアでは1985年ごろよりアブラヤシの植栽が大規模に行われ、それはこの地域に存在する熱帯泥炭地にも爆発的に拡大しました。
インドネシア国土の8%を占める泥炭地はそれまで泥炭湿地林として存在してきましたが、この大規模開発により乾燥化・劣化が進み、1990年代末より大規模な火災が発生するようになりました。私たちはこの荒廃した泥炭地の回復をインドネシア地域の人々と手を取り合いながら実施しています。
一方、この泥炭地の荒廃問題から、インドネシアの資源輸出国としての問題が見えてきます。今日、これらの大規模な植栽と輸出の急増は、森林減少、泥炭火災などの問題のみならず、インドネシア製造業の停滞にもつながっています。このようなインドネシアの資源国としての展開と表裏の関係になるのが加工貿易を柱としてきた日本の製造業の発展です。
講演では、インドネシアの泥炭環境問題、泥炭地において生産されるアブラヤシの輸出と日本への輸入、さらに資源国としてのインドネシアの特質と問題点、それと表裏の関係にある日本の加工貿易国としての特質と問題点、そしてその解決の方策について考えます。
- 申込方法
- e-mail、電話、FAXにて受付(開催日、お名前、ご連絡先をご記入ください)
- 申込・お問い合わせ
-
総合地球環境学研究所 広報室
E-mail:
TEL:075-707-2128 FAX:075-707-2106
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457-4
記録のため、ビデオ撮影を行います。