2017年3月24日(金)に2017年度最後の地球研セミナー、第71回地球研市民セミナー「地球環境問題の解決のための科学とは?-ひとびとと共に学ぶ超学際研究の探究-」がハートピア京都にて開催され、65名の方々にお越しいただきました。前半は、3月末まで「地域環境知形成による新たなコモンズの創生と持続可能な管理」プロジェクトのリーダーを務めていた佐藤哲教授(現・愛媛大学社会共創学部教授)が講演し、5年間にわたる地域環境知プロジェクトの集大成として、世界各地での取り組みを紹介しました。後半は窪田順平副所長が聞き手となり、地球環境問題の根本的解決には地域の人々の知識や科学者との協力が欠かせないことや、科学の生み出した結果を享受するだけではなく科学を使いこなすことが重要であることが語られました。
質疑応答の時間には、フィールドワークや超学際研究の重要性などについて、会場から多くの質問があり、活発なやりとりが交わされました。
当日の模様は、↓動画にてご覧いただけます。
地球研市民セミナーは、地球研に関わる研究者が最新の研究について、その過程も含めてお伝えする一般の方向けイベントです。地球研や京都市内で年に数回開催しています。専門用語や難しい概念を使用せず、地球研の最新の研究成果や環境の大切さを伝えるように努めていますので、お気軽にお越しください。次回の開催につきましては、詳細が決まり次第、ホームページにてお知らせします。
■当日の様子

聴衆に語りかける佐藤教授

佐藤教授(左)と窪田副所長(右)による対談

会場となったハートピア京都