2017年2月9日(木)に第70回地球研市民セミナー「高校生とともに考える「環境」」が地球研講演室にて開催されました。地球研は、2013年度から京都洛北高校が文部科学省から指定を受けて推進している「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)事業に協力しており、2016年には教育協力に関する基本協定を締結しました。今年度は、文系の高校2年生16名が、8班に分かれ、約半年に渡り「環境」をテーマとした研究に取り組み、その成果を地球研で発表してくれました。当日はときおり雪がちらつく寒い天気にも関わらず、39名の方々にお越しいただきました。
発表内容は「副都計画」や「フェアトレード」「名字の起源」など、昨今の環境・社会に関わる問題から日本の歴史まで多岐におよびました。様々な視点の研究について、インタビューや文献調査を通して得られた結果を、大学生顔負け(!?)の堂々たる発表で披露してくれました。質疑応答の時間には、会場から多くの質問があり、高校生たちの今後の研究成果のまとめに向けて、活発なやりとりが交わされました。
当日の模様は、↓動画にてご覧いただけます。
※京都新聞(2月10日朝刊21面)に掲載されました。
地球研市民セミナーは、地球研に関わる研究者が最新の研究についてその過程も含めてお伝えすることを目指し、地球研や京都市内の場にて不定期に開催するイベントです。専門用語や難しい概念を使用せず、地球研の最新の研究成果や環境の大切さを伝えるように努めていますので、お気軽にお越しください。次回につきましては、詳細が決まり次第、ホームページにてお知らせします。
■当日の様子

発表を行う生徒

質問をする参加者

会場となった地球研講演室