- 日 時
- 2020年12月3日(木) - 16日(水)
- 場 所
- オンライン(Slack, Google Meet)
- 主 催
- APSAFE, EuroSAFE
- 共 催
- 総合地球環境学研究所
- テーマ
- 持続可能なフードシステムを支える―良質な食べものと倫理的消費
- 連絡先
- APSAFE2020事務局

【4th APSAFE オンライン・カンファレンス】 参加登録受付中!

Fig 1: Circular map of the food system, with flows connecting the food chain with the environment, economy, society, health, and politics (Parsons et al. 2019).
私たちの食は今日、深刻な環境問題や社会問題に直面しています(資源の乱用、温室効果ガスの排出、汚染、土壌の劣化、多様性の喪失、富の格差の拡大、社会的孤立、急速な都市への人口集中…)。これらの問題への取り組みは、フードシステムが、生産者から、流通業者、加工業者、小売業者、消費者へとつながるシンプルな図式では到底描かれきれないほど、他の多くの分野(教育、政策、芸術…)と複雑な相互作用をもつことを理解するところからはじまります。万人が納得するような”正解”を持たない「厄介な問題」(wicked problems)に取り組むためには、問題の複雑さと価値の多様性を適切に理解し、可謬主義と予測可能性の限界を受け入れることが求められます。
今回のカンファレンスのテーマは、「持続可能なフードシステムを支える―良質な食べものと倫理的消費」です。フードシステムをより持続可能にすることを望むならば、食料生産の方法の再考と再構築は避けられません。農業、水産養殖、畜産、食品加工の新技術には多くの可能性があり、また、アグロエコロジー、レジリエンス、人間と動物の関係、脱成長、食料主権、ジェンダーなど、さまざまな観点からの研究成果が公開されています。ただし、それらのどれもが万能の解決策ではありません。私たちは、フードシステムの関わる厄介な問題にそれぞれの場所で取り組むために、超学際的(transdisciplinary)な相互学習の場を必要とします。APSAFE 2020がその機会の一つとなれば幸甚です。
私たちは、研究者、学生、政策立案者、コミュニティ活動家、実務家、およびこのテーマに関心のある人を心から歓迎します。知識と人々のネットワークを広げ、理解を深める時間としてカンファレンスを活用してください。APSAFE 2020は、SlackとYouTubeを利用する非リアルタイム形式で開催されます。2週間続くディスカッションには、いつでも参加できます(参加者は、毎日ログインする必要はありません)。12月3日、11日、16日には、リアルタイムのプレナリーセッションが開催されます。詳細はしばらくお待ちください。
参加登録は、こちらのGoogleフォームから行うことができます。
上記の登録フォームにアクセスできない場合は、APSAFE2020事務局()にメールでお問い合わせください。
皆さまのAPSAFE 2020へのご参加をお待ちしております!