所長裁量経費「横断型若手研究グループ」の支援を受け、第3回「地球環境問題とコモンズ」研究会を下記要領で開催いたします。
今回の研究会では、種子/植物遺伝資源(コモンズ)を事例に、条約と地域における取り組みを“繋げる”ことを念頭にしたプログラムとなっています。地球環境問題は、大気(温室効果ガスによる影響など)や海洋(海洋汚染)のように、多国間の問題もあれば、生物多様性の損失や土地の劣化などのようにサプライチェーンを通じて、一カ国の問題が多国間の問題へと“繋がる”問題もあります。特に、後者のような問題に国際法(生物多様性条約、砂漠化対処条約など)、国内法(環境影響評価法など)といった法政策による対策を講じていく場合、国の管轄権(人、物、活動に対して国が行使することができる権限の範囲)が課題になる場合があります。
そこで、この研究会では、このような管轄権の課題を乗り越えた事例の1つを紹介し、ローカルとグローバルの繋げ方にどのような課題があるのか、また、改善していく手段を検討していければと考えています。
※ 当日参加も大歓迎ですが、参加をご希望の方は事前にご一報いただければ幸いです。
- 日 時
- 2020年2月17日(月)14:00 - 16:10
- 場 所
- 総合地球環境学研究所 セミナー室 1・2 (⇒ アクセス)
- 主 催
- 「地球環境問題とコモンズ」研究会
- プログラム(案)
- 14:00 - 14:10
- 14:10 - 15:10
- 15:10 - 15:40
- 15:40 - 16:10
本研究会の趣旨説明 小林邦彦
地域内でコモンズ/種子を“繋げる“-その実践と課題-(仮)
農と生きもの研究所・所長 谷川 徹
グローバルと地域を“繋げる”条約制度の実践-
総合地球環境学研究所 小林邦彦
ディスカッション
- 連絡先
- 実践プログラム2 小林邦彦