地球研と京都精華大学は2018年11月にMOUを交わし、互いに連携し、研究・教育の一層の進展と地域社会及び国内外での活動の発展に繋がる新たな活動を展開していくことになりました。
その最初の取り組みとして、地球研と精華大との共同研究会”MANGA×ACADEMIC研究会”を開催いたします。互いをよく知ると同時に、共通の課題、展望を見出すことを目的とした研究会です。
- 日 時
- 2019年10月10日(木)13:00 - 14:30
- 会 場
総合地球環境学研究所 講演室(⇒アクセス)
- 話題提供者
- フレデリック・ジュリアン氏
(フランス国立社会科学高等研究院 マルセイユ校・准教授) - 言 語
- 英語
- 参 加
- 参加無料/申込不要
- 主 催
- 京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター
- 共 催
- 総合地球環境学研究所
- 協 力
- マンガ・アカデミック研究会、フランス国立科学研究センター(CNRS)、
フランス国立社会科学高等研究院(EHESS) - 要 旨
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本研究会では、日本とフランスをつなぐ、あまり知られていない人類学の歴史を紹介します。1930年代、フランスの人類学者アンドレ・ルロワ=グーランは、京都の「わざ」や技術の調査を行いました。今回はその成果を糸口に、日本とフランスの物質文化研究における新たな共通課題を模索します。近年、フランス語圏を対象とした人類学研究では、伝統的な職人技と先端技術、またその二つが混ざり合い形成されるサヴォアフェール(ノウハウ、わざ)の調査が進んでいます。社会環境(milieu)や身体動作、技術、機能美などのキーワードを取り上げることで、時代や空間を超えて様々な文化の「わざ」の現場に流れる共通の要素に焦点を当てます。
- お問い合わせ先
- 京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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