- 日 時
- 2018年12月18日(火)15:00 - 20:30
- 場 所
- 総合地球環境学研究所 講演室 (⇒アクセス)
- 主 催
- 総合地球環境学研究所コミュニケーション部門
- 開催趣旨
- 本フォーラムは、世界農業遺産(GIHAS)で現在行っている取り組みや具体的な課題を共有し、その活用・推進にプラスになる手法やアイデアを生み出す場とすることを目的としました。そのために世界農業遺産に現在関わっている実務者の方々をお招きします。単独の地域で対応するには難しい課題に対応し、新たな価値を創造するネットワークを構築したいと思っています。
- 連絡担当者
- コミュニケーション部門 嶋田
- 15:00 - 18:00:世界農業遺産実務者フォーラム
- 15:00 趣旨説明「変えていく遺産にするために」
- 15:20 世界農業遺産実務者フラッシュプレゼンテーション
- 16:40 休憩
- 16:50 質疑応答・ディスカッション
- 18:00 - 18:30: 休憩
- 18:30 - 20:30: 意見交換会
- 地球研と世界農業遺産のかかわり
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総合地球環境学研究所( 以下:地球研) は、FAO において世界農業遺産がプロジェクトとして企画された段階から、阿部健一教授、ダニエル・ナイルズ准教授が委員としてその制度設計に関わり、申請地の調査・審査を行ってきました。さらに2016 年からは国内GIAHS 認定地における将来設計の検討や、GIAHS を活用した教育プログラムの企画、セミナーの開催、申請予定地における地域農業・環境システムの掘り起こしを目的とした研究等を進めております。
一方で、認定地の方々には、地球研を訪れる外国人研究者のフィールドワークの場として調査や視察を受け入れていただいています。
このように地球研は、GIAHS をよりよい地域の農業と環境システムの未来のために「変えていく遺産」として捉え、FAO、国内外GIAHS/NIAHS 認定地、申請予定地と地域の研究機関、NPO、企業等との双方向の連携と交流を通じ、取り組んできました。その中でGIAHS の活用推進に関わる実務者の方々からはさまざまな現実的課題やその対策、夢や期待を聞くことが多くあります。それぞれが地域社会の現実を映し、実体験に基づいた貴重な声でした。この声をつなげ、共有して議論することで、何か新しいアイデアが生まれるのではないか、GIAHS の未来可能性を切り拓くことにつながるのではないかと考え、このたび地球研において第1回目となる本フォーラムを開催する次第です。みなさまのご参加、お待ちしております。