
大量生産、大量消費社会に後押しされ、今、農業は、環境負荷の高い工業的で多投入型な生産現場へと急速に変りつつあります。さらに、農作物が換金商品化したことで、地域に根差したくらしの存続や農家の自立も脅かされています。
総合地球環境学研究所実践プロジェクト「持続可能な食農システムを実現するライフワールドの構築―食農体系の転換に向けて」(略称:FEAST)では、持続可能な生産システムへの転換の方向性の一つとして、アグロエコロジーに着目しています。アグロエコロジーは伝統知と科学知を融合し、地域の自然のしくみに倣って、生産性や効率が高く、資源循環型で、病害虫への耐性も強い、生物多様性に富んだ農業生態系を構築しようとする学問です。
このセミナーでは、アグロエコロジーの第一人者であるミゲール・アルティエリ氏をお迎えし、アグロエコロジカルな生産の実践についてお話しいただき、日本におけるアグロエコロジーの制度化の可能性を考えます。
- 日 時
- 2018年2月14日(水)15:00 - 17:00
- 場 所
- 京都大学旧演習林事務室共同会議室 (⇒アクセス)
- 主 催
- 総合地球環境学研究所
- 共 催
- 京都大学大学院農学研究科農学原論分野
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発表者:
司 会:スティーブン・マックグリービー(FEASTプロジェクト・リーダー)
- 使用言語
- 英語
- 定 員
- 30名(要事前申込み)
- 申込・問合せ先
FEASTプロジェクト事務局
参加ご希望の方は、①名前、②所属、③連絡先、④懇親会参加の可否(※)を
2月9日(金)までにご連絡ください。※セミナー後に懇親会を実施致します。懇親会費(未定)を頂戴いたします。