地球研の成果と今後のさらなる進展について、国内の研究者コミュニティや一般の方に理解と協力を呼びかけていくため、東京でのセミナーを開催しています。第9回となる今回は、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE Westにて下記のとおり開催いたします。※詳細(チラシ)は こちら(PDF)をご覧ください。
YouTube Live 報告書「コンヴィヴィアルな社会へ」(PDF)
- 日 時
- 2018年1月27日(土) 10:00 - 17:00
- 場 所
- 東京大学駒場キャンパス
21KOMCEE West(⇒アクセス) - 主 催
- 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
総合地球環境学研究所 - 共 催
- 東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」
- テーマ
- 地球環境と民主主義-人新世(Anthropocene)における学び
- 概 要
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となり近所から地球の規模に至るまで、私たちが生きる環境について考え、みんなで話し合い、未来を選ぶ方法である民主主義。しかし、「みんな」とは誰のことなのでしょうか?これが定まらないとき、民主主義は葛藤します。まちの景観から気候変動の枠組条約に至るまで、これらはすべて「みんな」が環境を「正しく」選べるか、という問題に帰着します。しかも、物事を考えるルールが変われば、何が「正しい」かも変わってしまう。葛藤はいっそう深まります。
現代は、地球表層(気圏・水圏・地圏・生命圏)全体に人間活動の影響が及んでいる「人新世」という新たな地質学的時代に入ったと言われています。地球環境の未来を考えるとき、「みんな」は国を超え、世代を超え、種を超えます。本セミナーでは、哲学者の國分功一郎氏をお招きしての基調講演と、大学院生と若手研究者による研究成果をもとにしたワークショップを通して、「みんな」と「正しさ」が揺れ動く中で環境の未来について考える術を問いつつ、民主主義の葛藤を包摂した未来設計のあり方について考えます。
- 参加費
- 無料
第二部ワークショップのみ事前申込制 - ワークショップ申込方法
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参加ご希望の方はe-mail で、
① 氏名(ふりがな) ② 所属 ③ e-mail アドレス
④ 電話番号 ⑤ 関心分野・テーマ
を明記して、下記までお申込みください。申込みを受け付けた方には、e-mail にて返信いたします。
定員40 名(先着順)
申込先:総合地球環境学研究所 広報室
e-mail:
申込締切 2018 年 1月 15日(月)
- 問い合わせ先
総合地球環境学研究所 広報室
Tel:075-707-2128
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
※平日の9:.00-17:00にお問い合わせください。
※2017年は12月28日まで、2018年は1月4日から対応しています。
プログラム
- 10:00 ポスターセッション 会場:B1 カフェテリアKOMOREBI
- 13:00-13:20 開会挨拶
- 13:20-13:50 基調講演
- 13:50-14:20 話題提供
- 14:20-15:00 ポスターフラッシュ発表(各2分)
- 15:00-15:30 休憩
- 15:30-17:00 ワークショップ
- 17:00 閉会
事前に募集した地球と地域の持続性にかかわる様々なテーマによる、大学院生や研究者のポスターを展示。来場者との対話を行います。
◆第一の部 会場:B1 レクチャーホール
第一部はインターネット同時配信を行ないます。
「環境問題と民主主義」
國分功一郎 高崎経済大学 経済学部 准教授
「地域らしさの未来を考える-ともに作りともに使う未来デザインの〝型〟とは?」
熊澤輝一 総合地球環境学研究所 准教授
*総合司会 遠山 真理 総合地球環境学研究所 特任准教授
◆第二部(事前申込制) 会場:4F K401 教室・K402 教室
國分 功一郎 高崎経済大学 経済学部 准教授
阿部 健一 地球研 教授
梶谷 真司 東京大学 教授・共生のための国際哲学研究センター(UTCP)センター長
ほか、東京大学UTCP/IHS 研究員、総合地球環境学研究所研究者がファシリテーターを務めます。
★ 当日は記録・広報用に写真、動画の撮影を行います。あらかじめご了承ください。