人間文化研究機構・広領域連携型基幹研究プロジェクト『アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開』(通称NIHUエコヘルス)では、急速な社会・環境変容が進むアジア地域において、「人の健康」を日常の暮らし、生態環境、生業との関わりの中で模索する「エコヘルス」の概念を、人文学の視点から再構築することを目的としています。
本ワークショップでは、プロジェクトの地球研・国文研・民博3ユニットの研究者が、歴史文献資料の分析とフィールド研究調査の両側面から、アジアにおける「食」、「栄養」、「健康」、「養生」の歴史と現状について、過去一年間の研究成果を報告し、アジア「エコヘルス」概念の構築に向かて、今後の研究の枠組みと計画を検討する予定です。
- 日 時
- 2017年1月30日(月)10:00 - 17:25
- 場 所
- 総合地球環境学研究所 インキュベーション室(⇒アクセス)
- 主 催
- 人間文化研究機構・広域連携プロジェクト『アジアにおける「エコヘルス」の新展開』
++プログラム++
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「エコヘルス」研究の進捗状況及び今後の計画
総合地球環境学研究所 ハイン・マレー
NIHUエコヘルス地球研歴史班の進捗状況
首都大学東京 福士由紀
「食と文明」班進捗状況の報告:文明批判としての食タブー
国立民族学博物館 野林厚志
国文研ユニットの活動報告(ポスター発表)
国文学研究資料館 陳捷
休憩
セッション1:アジア食・健康・養生の歴史
江戸時代の青蒿の利用
武漢工程大学 久保輝幸
茶と養生
茶学術研究会 岩間真知子
休憩、昼食
朝鮮後期の博物学書について
朝鮮大学校 任正爀
フィールドワーク『採薬』の目的と展開―『採薬記』に記録された産物の利用例―
台東区立中央図書館 平野恵
江戸時代の養生論についての研究
金沢大学 趙 菁
縄文時代のダイズとアズキの大型化
総合研究大学院大学 那須浩郎 (ポスター発表)
休憩
セッション2:日本のエコヘルス研究及びフィールド研究の展開 (ポスター発表)
日本におけるエコヘルス思想と研究の発展
総合地球環境学研究所 ハイン・マレー
焼畑農耕民の食と生態資源利用:タイにおけるモン族の都市農村間移動事例
佐賀大学 中井信介
ラオスサワナケート省タイタイ肝吸虫流行地域における住民の野外排便と日常行動の時空間パターン
総合地球環境学研究所 蒋宏偉
ラオス中部アランノイ住民の日常活動と健康リスク
総合地球環境学研究所 蒋宏偉
インドネシア・スンダ農村における食物摂取とその動機に関する調査
東京大学大学院医学系研究科 小坂理子
タイ山間部カレン農村における出稼ぎによる世帯間差異と食事・栄養摂取
東京大学大学院医学系研究科 岩上俊
総合討論
閉会挨拶
総合地球環境学研究所 ハイン・マレー