地球研地域連携セミナーは、世界や日本の各地域で共通する地球環境問題の根底を探り、解決のための方法を考えていくことを目的に、地元の大学や研究機関、行政機関などと連携して開催するセミナーです。第32回となる今回は、大津市にて下記のとおり開催いたします。
- 日 時
- 2020年2月8日(土)13:30-16:30(開場 12:30)
- 会 場
コラボしが21 中会議室2(3F)(⇒アクセス)
(滋賀県大津市打出浜2-1)- 主 催
- 総合地球環境学研究所
- 共 催
- 特定非営利活動法人 琵琶故知新
- 後 援
- 滋賀県、大津市、たねやグループ、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)、滋賀SDGs×イノベーションハブ、水宝山、近江ディアイ株式会社、三井物産環境基金、その他
- 概 要
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びわ湖は長い時間をかけて独自の生態系と文化をはぐくんできました。その豊かな自然は、私たちの生活にたくさんの恵みをもたらしています。一方で、経済発展に伴う人間活動の影響もあり、水質をはじめ湖の環境は大きく変わりました。
近年では、南湖における水草の大量繁茂により、湖岸の景観の悪化や悪臭の発生などの問題が起こっています。自治体が水草の除去を行う一方で、急激な水草の大量繁茂の原因は完全には解明されていません。
しかしながら、このような状況の中で、市民が主体となり漂着した水草の清掃活動や堆肥化(循環利用)を進めるための仕組みづくりが始まっています。
本セミナーでは、このような地域ではじまった「小さな循環」を地域全体の「大きな循環」に広げていくことを目指して、市民・企業・行政の活動事例を報告していただくとともに、ワークショップを行います。一人ひとりが主体的かつ持続的に取り組めるような、望ましい環境自治のあり方を共に考えましょう。
- 参 加
- 入場無料・要事前申込(※定員になりましたので申込を締切ました)
- 申込方法
- お名前(フリガナ)・電話番号をご記入の上、メール・FAXのいずれかにてお申し込みください。
- 申込・問い合わせ先
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総合地球環境学研究所 広報室
メール
Tel:075-707-2128 FAX:075-707-21062020年2月3日(月)までにお申し込みください。
プログラム
- 13:30
- 13:45
- 14:45
- 15:00
テーブルに分かれた話し合い
- 15:40
- 15:50
- 16:20
- 16:30
挨拶・趣旨説明
地域の活動紹介
【事例1】滋賀県の水草等対策事業
西井 洋平(にしい ようへい)滋賀県琵琶湖保全再生課 副主幹
【事例2】びわ湖における特定外来種除去の取り組みについて
山内 奏(やまうち かなで)NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)
【事例3】市民による漂着水草の清掃
山田 英二(やまだ えいじ)宿屋きよみ荘
【事例4】たねやグループにおける水草堆肥活用の取り組み
都志 憲治(つし けんじ)キャンディーファーム ラ コリーナ近江八幡造園 園長
【事例5】水草堆肥の農学的評価
玉井 鉄宗(たまい てっしゅう)龍谷大学農学部 講師
【事例6】びわぽいんと
藤澤 栄一(ふじさわ えいいち)特定非営利活動法人 琵琶故知新 事務局長
休憩①(15分)
休憩②(10分)
各テーブルからの報告と全体の話し合い
〈モデレーター〉 近藤 康久(こんどう やすひさ)総合地球環境学研究所 准教授
総括
𦚰田 健一(わきた けんいち)特定非営利活動法人 琵琶故知新 理事長
閉会
※記録・広報用に写真、動画の撮影を行います。あらかじめご了承ください。