研究の構成

本連携研究では研究課題の取りまとめにさいして、公募による課題研究を全体の枠組にリンクさせる方式を採用しました。
総括班3班のなかに、15本の研究調査が組まれており、それぞれの研究は個別に進めるのではなく、異なった研究分野の班員が調査値を共有するなどの工夫を凝らしております。
研究を推進する総括班は、総合地球環境学研究所国際日本文化研究センター国立国語研究所の下記のメンバーが担当しています。

  総括班1  木部暢子(国立国語研究所副所長・教授)
総括班1  大西拓一郎(国立国語研究所・教授)
総括班2  小松和彦(国際日本文化研究センター・所長)
総括班2  白幡洋三郎(国際日本文化研究センター・教授)
総括班3  阿部健一(総合地球環境学研究所・教授)
総括班3  窪田順平(総合地球環境学研究所・教授)

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研究課題
 
 
<言語分析による自然観・自然思想の研究>
   
 昔がたりにみる自然観・自然思想の解明(木部暢子・国語研)
 河川流域の自然・人間社会と方言の分布(大西拓一郎・国語研)
 鹿児島県甑島の限界集落における絶滅危惧方言のアクセント調査(窪薗晴夫・国語研)
 Rendaku across Dialects(Timothy J. Vance・国語研)
 上海語変遷における自然環境と文化環境の役割(郭南燕・日文研)
   
   
<自然観の基層と変容の研究>
   
 アジアにおける自然観・自然思想の系譜と現代性に関する研究
 -擬人化と模倣を中心に(小松和彦/白幡洋三郎・日文研)
 生き物供養から見る自然観の変遷(相田満・国文研)
 日本から東南アジアにかけての聖地の文明生態史的研究(阿部健一・地球研)
   
   
<環境史と環境ガバナンスの研究>
   
 中央アジアの農耕民・遊牧民をめぐる自然と文化の重層的関係の歴史的解明
(宇野隆夫・帝塚山学院大)
 中国における環境政策の変遷と環境ガバナンスの可能性(窪田順平・地球研)
 東アジアおける自然とむら・まち・都市の未来可能性を考える:建造環境を通じて、
自然環境・社会環境と手を携える(村松伸・地球研)
 水の循環と生物影響診断を基盤にした水ガバナンス手法の確立
  (中野孝教・地球研)
 湿地の境界領域における共有地の生態史(秋道智彌・地球研)
 陸と海をつなぐ地下水の役割(谷口真人・地球研)
 「遺伝的多様性」の変動因としての文化(佐藤洋一郎・京都産業大)
 
 

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